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『コーポレート・ガバナンス』(花崎正晴 岩波新書 2014)

著者:花崎 正晴[はなざき・まさはる]  金融論、コーポレート・ガバナンス。

コーポレート・ガバナンス (岩波新書)

コーポレート・ガバナンス (岩波新書)

【目次】
はしがき [i-vii]
目次 [ix-xi]


第1章 コーポレート・ガバナンスとは何か 001
1.1 所有と経営の分離 002
  老舗企業
  産業革命
  アダム・スミスの洞察
  アメリカ合衆国の発展と大恐慌バーリーとミーンズの指摘
  エージェンシー関係
1.2 エージェンシー問題 013
  情報の非対称性と契約の不完備性
  エージェンシー・コスト
  コーポレート・ガバナンスの広がり


第2章 アメリカ型ガバナンスの特徴と限界 019
2.1 株主による経営者のモニタリング 020
  エンロン事件
  アーサー・アンダーセン会計事務所
  企業スキャンダルと規制
2.2 経営者へのインセンティブ付与 027
  ストック・オプション
  インセンティブ・スキームの限界
  フリーキャッシュフロー問題
2.3 株式市場を利用するアプローチ 035
  委任状争奪戦
  M&A
  敵対的買収企業価値
  MBO
  事業部門の切り離し


第3章 日本型ガバナンスを再検討する 047
3.1 企業系列 049
  垂直的系列と水平的系列
  水平的系列の変化
  金融系列
3.2 日本独自のメインバンク・システム 054
  メインバンクとは何か
  メインバンクの機能
    (1) リスク・シェアリング機能
    (2) 情報機能
  モニタリング機能
  メインバンクを高く評価する研究
  メインバンクと金融規制
3.3 日本のメインバンクはガバナンス機能を果たしたか 065
  メインバンク論に対する代替仮説
  ガバナンスの三つのメカニズム
  株式所有の集中度、所有者の影響
  メインバンクと負債の役割
  市場競争による規律づけ
  市場競争の指標
  実証分析から得られた結果
  日本企業のガバナンスとは


第4章 日本の銀行のガバナンス 079
4.1 金融危機の何が問題か 080
  明るみに出た不良債権
  不良債権の累積
  経営破綻と公的資金による救済
  バブル崩壊金融危機を招いたのか
4.2 銀行のガバナンスと規制の役割 089
  預金者による規律づけ
  働かない規律づけ
  金融自由化の影響
  規制当局の役割
4.3 ガバナンスの空白 100
  銀行の株主は金融機関
  機能しない株主の規律づけ
  エントレンチメントの影響
  ガバナンスを機能させるには


第5章 東アジア企業のガバナンス構造 109
5.1 家族支配企業のガバナンス 110
  家族支配とは何か
  国際比較研究から
  家族支配とエージェンシー問題
  議決権と収益受取権
  東アジアと西欧の比較
5.2 アジア危機とコーポレート・ガバナンス 120
  投資家の保護とは
  投資家保護の効果
  情報開示と所有構造の効果
  所有集中度と企業収益率
  アジア危機以前と以後
  クローニー資本主義
5.3 財閥の功罪 134
  旧財閥系企業グループ
  東アジア企業の二つの仮説
5.4 中国の経済発展 140
  遅れた制度下での高度成長
  経済発展の背景


第6章 コーポレート・ガバナンスの将来展望 145
6.1 アメリカ型ガバナンスは浸透したか 146
  企業法制度の改革
  日本企業の変貌
  増加する社外取締役
  広まるストック・オプション
  委員会設置会社の実態
6.2 日本の企業行動はアメリカ型に移行するか 156
  ストック・オプション導入により収益性は改善したか
  ストック・オプションの導入は企業のリスク・テイキング行動を誘発したか
  事業の多角化とコーポレート・ガバナンス
  多角化の二面性
6.3 ステイクホルダー型ガバナンス 166
  ステイクホルダーソサエティ
  企業の社会的責任(CSR)
  社会的責任投資(SRI)
  コーポレート・ガバナンスとしてのCSRとSRI
  社会的なガバナンスへ


あとがき(二〇一四年九月 花崎正晴) [177-180]
参考文献 [1-4]