原題:
LE DÉVELOPPEMENT HUMAIN: Lutter contre la pauvreté (I)
LA POLITIQUE DE L’AUTONOMIE: Lutter contre la pauvreté (II)
著者:Esther Duflo (1972-)
訳者:峯 陽一[みね・よういち](1961-) アフリカ地域研究。国際関係論。
訳者:Koza Aline[コザ・アリーン](1961-) 技術翻訳家。
【目次】
謝辞 [002]
目次 [003-007]
第I部 人間開発 009
第I部の序 010
第1章 教育――通わせるか、学ばせるか 010
教育を普及させる――伝統的アプローチ 010
学校教育に補助金を出す
親に支払う
伝統的アプローチの限界
学校教育への参加を促す 026
教育の価値を知らせる
生徒たちの健康状態
費用と便益
知識の伝播 033
「同じものを増やす」という失敗
追加的な資源を利用して教育法とモチベーションを変える
教員にモチベーションを与える――金銭的インセンティブが果たす役割
制度を改革する 048
親にすべての権力を?
学校の民営化?
学校を改革する 055
第2章 健康――行動と制度 058
ウダイプルにおける保健医療 059
保健医療の供給と需要――切り離せない諸要因 064
階層的アプローチ
利用者の動員
良質なサービスに対する需要が弱いのはなぜか
予防行動の価格感受性が強いのはなぜか 074
予防医学に関する情報の伝達――戦略、成功、失敗 080
保健医療政策にかかわる含意 087
第I部の結論 089
第II部 自立政策 093
第II部の序 094
第3章 マイクロファイナンスを問い直す 100
貧困と、融資へのアクセス 102
信用市場の経済分析
高い金利で需要は縮小するのか
高い金利は信用の質を悪化させるか
マイクロファイナンスの成功の秘訣 116
女性にお金を貸す
毎週の返済
連帯責任による貸付
グループでお金を借りる
マイクロファイナンスと取引費用
クレジットを超えて 132
強制的な規律
保険の効力
マイクロファイナンスにはどのような未来があるか
第4章 ガバナンスと汚職 142
どうやって汚職と闘うか 143
汚職を計測する
汚職を理解する
汚職と闘う
地方のガバナンスを改善する 158
地方分権の利点と弱点
民衆参加の効率性
ルールと政策決定
クオータ制によって女性蔑視を緩和することができるか
能力か、イデオロギーか
ガバナンスと、貧困に対する闘い 176
第II部の結論 179
訳者解説(二〇一六年一一月二五日 訳者を代表して 峯 陽一) [183-197]
原注 [1-11]