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『現代経営情報論』(遠山暁,村田潔,古賀広志 有斐閣アルマ 2021//2003)

著者:遠山 暁[とおやま・あきら](1946-)  1,3,5,6,12章担当 
著者:村田 潔[むらた・きよし](1957-)  4,7,8,11章担当 
著者:古賀 広志[こが・ひろし](1967-)  2,9,10章担当 
シリーズ:有斐閣アルマ >> Specialized
NDC:336.17 研究開発.企業情報管理.企業調査.産業スパイ


現代経営情報論 | 有斐閣



【目次】
はしがき(遠山曉 村田潔 古賀広志 ) [i-iv]
著者紹介 [v]
著者紹介 [vi]
目次 [vii-xvii]


第1章 経営情報論の基礎 001
CASE 1 みずほフィナンシャルグループ (FG) のシステム統合――困難なレガシー・システムからの脱出(2)
1 情報社会から「未来社会」へ  003
  「偉大なる転換」と未来社会(3)
  情報が主役,物質・エネルギーが脇役へ(6)
  現代から未来社会への転換:基盤の変容(8)

2 現在の転換――デジタル・トランスフォーメーション 011
  デジタル・トランスフォーメーションの技術基盤(II)

CASE 2 コマツによる世界最先端の DX 事例 (13)
  デジタル・トランスフォーメーション(DX)の基本的特性(14)
  DX と「2025年の崖」(15)
  革命的レベルの変革の可能性(18)

3 経営資源としての「情報」特性 020
  第4の経営資源(20)
  データ,情報,知識(20)
    (1) データ
    (2) 情報
    (3) 知識
  データ,情報,知識の関係(23)

4 組織体と情報システム 024
  情報的相互作用のメカニズム(24)

5 経営情報論の意義 026
  業務・管理・戦略活動と情報活動との関係(26)
  人間の思考・判断プロセスの重視(27)
  ICT への役割期待と可能性(28)
  経営情報論へのアプローチ法(29)
  経営情報システムの構成(31)

練習問題035
文献案内036


第2章 経営情報論の基礎理論 039
CASE 3 Netflix ――顧客の利用情報の活用による事業革新(40)
1 経営情報論と経営戦略 041
  戦略の意義(41)
  戦略の階層性(41)
  競争優位の追求(41)
  SWOT分析(42)
  外部環境と内部資源(42)
  ポジショニング・ビュー (43)
  資源ベース・ビュー(44)
  資源属性の解明(46)
  ケイパビリティ論の展開(40)
  コア・リジディティ (48)
  ダイナミック・ケイパビリティ(48)
  進化経済学と企業家精神(49)
  ICTと競争優位(50)
  結果としての持続性(51)

2 経営情報論と経営組織 052
  ICT と組織の関係(52)
  開発・設計と運用・管理の境界線(52)
  プロセスとしての組織(54)
  プロセス革新とICT(54)

3 多様なシステム思考 056
  相互補完的な3つのシステム思考(56)
  ハード・システム思考(57)
  ソフト・システム思考(57)
  組織サイバネティックス(59)
  批判的システム思考 (63)
  システム思考の相補性(63)

練習問題 064
文献案内 064


第3章 経営情報システム観の変遷 067

CASE4 「第4の大転換」のフロントランナー,GEのその後(68)

1 情報化実践スローガンの変遷 069
  進化する ICTと情報化実践ブーム(69)
  受動的な環境適応支援の情報システム(I):情報処理と業務・管理を区別する情報化実践(70)
  受動的な環境適応支援の情報システム(2):情報処理と業務・管理を区別しない情報化実践(73)
  能動的な環境適応支援の情報システム(76)

2 DX による能動的な環境適応 078
  DXの論理基盤:「エコシステム」の発想(8)

CASE 5 リコーのRPAによる「デジタル・トランスフォーメーション」(079)
  「エコシステム」と経営戦略(81)
  DX による経営情報システムの特性(84)

練習問題 089
文獻案内 089


第4章 情報通信技術の進展と組織 091

CASE 6 DX への途—— COVID-19 の流行が明らかにしたこと(92)

1 コンピューティング能力の進展 093
  コンピュータの基本特性(93)
  向上し続けるICT の能力(94)

2 遍在するICT 097
  標準化の進展(97)
  標準をめぐる競争(98)
  ユビキタス環境 (100)
  イネーブラーとしての ICT(100)

3 データベース 102
  ビジネス活動とデータベース(102)
  データベース管理システム(192)
  関係データ・モデル(104)
  データ・ウェアハウス(105)
  ビッグ・データ(107)
  データベースと知識(108)

4 ネットワーク・コンピューティング 110
  組織活動とネットワーク技術(110)
  インターネット(111)
  ネットワーク・インフラストラクチャの整備(113)
  オープン・ネットワーク(114)
  クライアント・サーバー・システム(116)
  P2Pコンピューティング(118)
  クラウド・コンピューティング(119)

5 先端的ICT 120
  AI/機械学習(120) ロボット(122)
  ブロックチェーン(125)
  VR/AR/MR (126)

練習問題 127
文献案内 127


第5章 経営情報システムの設計・開発 129
CASE 7 BMW, アジャイル開発で,自動車メーカーからテック企業へ(130)

1 経営情報システムの開発方法論 131
  システム開発方法論(131)
  情報システム開発方法論の成立 (132)
  伝統的な情報システム開発方法論:ウォーターフォール型開発法(132)
  ウォーターフォール型開発法の局面(133)
    (1) システム計画
    (2) システム分析
    (3) システム設計
    (4) システム導入・運用
    (5) システム保守・管理
  ウォーターフォール型開発法の適合環境と問題点(135)
    (1) システム開発の長期化
    (2) ユーザー自身の認知・分析能力の欠如
    (3) ユーザー自身の理解不足
    (4) システムの柔軟性欠如の問題

2 情報システム開発方法論の革新 137
  構造化設計アプローチ(137)
  データ中心アプローチ(139)
  演繹的アプローチと帰納的アプローチ(141)
  オブジェクト指向アプローチ(142)
  オブジェクト指向の統一モデリングUML) (144)

3 現代の情報システム開発方法論 147
  「設計・開発と運用・管理」,「技術変革と組織改革」との一体化の発想(147)
  アジャイル開発法(148)
    (1) ユーザー機能駆動開発(Feature Driven Development)
    (2) エクストリーム・プログラミング(extreme programming)
    (3) リーン・ソフトウェア開発(lean software development)
  アジャイル開発を支える思考方法:デザイン思考(151)
  アジャイル開発の開発環境(153)
  DevOpsとBizDevOps への動き (158)
    (1) DevOps
    (2) BizDevOps

4 情報化戦略と組織・事業戦略との融合 189
  伝統的な合理的・分析的アプローチ(161)
  創発的・革新的アプローチ(163)

練習問題 165
文献案内 165


第6章 経営情報システムの管理 167
CASE 8 セブンベイの情報化実践におけるガバナンスの欠如(168)

1 情報化推進の組織体制 169
  CIO/CDOと情報システム運営委員会(169)
  情報システム部門の役割(171)
    (1) 情報化戦略の企画とプロジェクト計画策定
    (2) システムの設計・開発
    (3) システムの運用・保守管理
    (4) 現場ユーザーに対するヘルプ・デスク
  最近の情報システム部門の特性(173)

2 情報化投資と評価 175
  情報システム化の投資効果(175)
  収益性による総括的評価の問題(176)
    (1) タイムラグの存在
    (2) ICT以外との相乗的効果
    (3) 間接的・波及的効果の存在
    (4) 収益性と情報化投資は無相関
  情報システム化のコスト問題(178)
  付加価値評価の重要性(179)

3 情報セキュリティ 181
  情報システムの脆弱性(181)
  情報セキュリティ・マネジメント(182)
    (1) 機密性の確保
    (2) 完全性の確保
    (3) 可用性の確保
  セキュリティ対策の機能(184)
    (1) 防止・抑制機能
    (2) 検知・回復機能
  インシデントへの対応(186)
  情報セキュリティ・ポリシーとコンティンジェンシー・プランニング(188)

4 システム監査と情報セキュリティ監査 189
  監査の定義・目的(189)
  監査の担当者と対象(192)
  監査業務の一般的手順(193)

5 情報化実践のガバナンス 194
  ガバナンスの必然性(194)
  ガバナンスの機能と実現の原則(196)
  ガバナンス成功の原則(198)

練習問題 200
文献案内 201


第7章 情報通信技術を活用したビジネス・イノベーション 203
CASE 9 IBMマイクロソフト,アップル(204)

1 現代のビジネス環境 205
  経済の成熟化と顧客志向経営(205)
  ビジネスプラットフォームとしてのインターネット(206)
  グローバル化(207)
  データ経済の群類 (308)

2 イノベーションをめぐる議論 209
  シュンペーターの5つのイノベーション」(209)
  オープンイノベーション(219)
  ユーザー・イノベーション(211)
  イノベーターのジレンマと両利きのケイパビリティ(212)

3 プロセス・イノベーション 215
  プロセス・イノベーションの戦略的重要性(215)
  顧客志向経営とプロセス(217)
  タイム・ベース競争(217)
  プロセスと持続的競争優位(218)
  先行性とアジリティ(219)
  客との関係性(220)

4 現在のICT 環境におけるビジネスイノベーション 221
  組織内ビジネス・プロセスの変革(221)
  組織間ビジネス・イノベーション・モデル(222)
  組織-顧客間での関係性管理(224)
  新しいビジネス・プロセス像(225)
  困難を乗り越えて終わりのない活動としてのプロセスイノベーション(226)

練習問題 228
文献案内 229


第8章 ネットビジネス 231
CASE 10 イートーイズの失敗(232)

1 ネットビジネスの萌芽 233
  eビジネス環境(233)
  ドットコム企業の出現(234)
  ネット・セキュリティの向上(235)
  シリコン・バレー・モデル(237)
  ニュー・エコノミー編(240)

2 ネットビジネスの展開 244
  拡大する EC 市場(244)
  モバイル・ビジネスの進展(244)
  ブリック&クリック (240)
  オンラインからオフラインへ
  オフラインからオンラインへ(247)
  信頼と評判(249)

3 サーチ・エコノミー 251
  検索エンジン(251)
  検索連動型広告(252)
  検索エンジン最適化(255)

4 ネット・ビジネスの新展開 256
  さまざまなネット・ビジネス・モデル(256)
  モデル(256) ウェブ 2.0(257)
  ソーシャル・メディア (259)
  自動化された監視と制御(260)
  シェアリング・エコノミー(262)

練習問題 265
文献案内 265


第9章 情報通信技術と組織コミュニケーション 267
CASE 11 マン渓谷の惨劇(268)

1 組織コミュニケーションの機能 269
  コミュニケーション・システムとしての組織(269)
  コミュニケーション・モデル(270)
  コンテキストと多義性(271) 
  コミュニケーション・チャネル(272)
  メディア (273)
  コードとシンボル(274)
  メディアとしてのICT の特性(274)
  組織コミュニケーションの逆効果(276)
  非公式(個人的)コミュニケーション (278)

2 組織コミュニケーションとICT
  コミュニケーションと場(279)
  メディア・リッチネス論の終焉(281)
  ジャンル(282)
CASE 12 創発的変化と機械主義的変化:Z社(仮名)の組織変革(283)
  情報化の二面性(284)

3 CMCの実践としてのテレワーク 285
  テレワーク小史(285)
  テレワークへの期待(286)
  多様な雇用形態とテレワーク(287)
  テレワークのパラドクス(288)
  セカンド・シフト(289)
  仕事と日常生活(290)

練習問題 291
文献案内 292


第10章 ビジネス・インテリジェンスとナレッジ・マネジメント 293

CASE 13 購買履歴データから家族より先に娘の妊娠が明らかに!(294)

1 ビジネスインテリジェンスとアナリティックス 295
  データ活用に対する期待(295)
  ビジネス・インテリジェンス(295)
  ビジネス・アナリティクス (297)

2 ビッグデータとデータ・サイエンティスト 298
  ビッグ・データ(298)
  非構造データ(298)
  メタデータ(299)
  ビッグ・データからの価値創造(300)
  価値創造者としてのデータ・サイエンティスト (301)

3 データ・エンジニアリングの基礎概念 302
  非構造化データとデータ・モデル(302)
  干し草の中から針を探す(303)
  大量のデータの並列処理(304)

4 データアナリシスの基礎概念 305
  統計学と可視化(305)
  アルゴリズム機械学習(306)
    (1) 教師あり学習
    (2) 教師なし学習
    (3) 強化学習
  特徴量と過学習(308)
  ディープ・ラーニング (308)

5 組織におけるナレッジの獲得・蓄積と管理 309
  ナレッジ・ワーカー(309)
  実践の知識(309)

CASE 14 米国ゼロックスの武勇伝(310)
  知的資本(31)
  暗黙知形式知(313)
  身体性・粘着性・状況依存性(313)
  実践共同体(314)
  知識の移転戦略(316)
    (1) コード化戦略と個人化戦略
    (2) SECIモデル
    (3) 知識の移転モデル
  ナレッジ・マネジメント・ツール(319)
    (1) グループウェア
    (2) 知識リポジトリ
    (3) eラーニング
  組織的要因の重要性(321)

練習問題 322
文献案内 322


第11章 情報通信技術と社会 325

CASE 15 ケンブリッジ・アナリティカ(326)

1 社会的責任主体としての企業 327
  企業という社会的存在(327)
  企業の情報行動と倫理(328)
  社会的責任主体の要件(329)
  社会的責任主体としてのケイパビリティの獲得(330)

2 情報通信技術の社会的インパクト 331
  社会変容要因としての情報通信技術(331)
  不可視性と不可逆性(332)
  情報社会の脆弱性(334)
  法,技術,倫理(335)

3 ビジネスにおける情報倫理の諸課題 337
  情報通信技術の発展と情報倫理問題(337)
  個人データの利用とプライバシー(339)
  ブラック・ボックス社会(344)
  監視資本主義(346)
  ICTエンジニアのプロフェッショナリズム(348)
  人工知能技術の普及と失業(350)

練習問題 352
文献案内 353


第12章 これからの経営情報論と情報化実践 355

CASE 16 デンソーのIoT による「ダントツ工場」の実現に向けて(356)

1 伝統的な経営情報システム論の限界 357
  技術決定論的な情報化実践の終焉?(357)
  経営情報論の「アイデンティティの危機」(360)
    (1) 一般基礎理論(理論的コア)の欠如
    (2) 理論の厳密性と実践の目的関連性のジレンマの存在
    (3) 研究および実践の断片的,アドホックな特性の限界
    (4) 自己完結的な独立的変数としての認識する限界

2 今後の経営情報論研究への期待 363
  技術決定論的発想の克服(363)
    (1) 技術決定論の基本的特性
    (2) 実証分析に見るICTの貢献度合い

3 技術決定論の限界克服の基礎理論 366
    (1) 技術の社会的構成
    (2) 構造化理論
    (3) アクター・ネットワーク論
  社会構成主義的アプローチの可能性(369)
  社会構成主義と技術決定論的アプローチの関係(372)
  社会物質性アプローチの登場(373)
    (1) 人間と技術の「強い関係性」に留意する発想
    (2) 人間と技術の「弱い関係性」に留意する発想
  社会物質性アプローチの検討(375)

4 今後の情報システム構築方法論 376
  技術変革と組織変革の一体化(376)
  社会構成主義,社会物質性アプローチとシステム開発方法論(378)

5 経営情報論としての理論化の方向 380
  応用(実践)科学としての理論化(381)
  情報システムは社会技術システムとして認識(382)
  厳密性と目的関連性の両立(382)
  情報システム(デザイン・サイエンス)研究モデルの可能性(383)
  デザイン・サイエンスとしての理論化に向けて(387)

練習問題 300
文献案内 390


参考文献一覧 [393-413]
索引 [414-439]



【Column一覧】
(1) DX時代における製品、サービス, システムの開発――システム・オブ・システムズの設計アプローチ
(2) 情報通信技術の高性能化,低廉化,普及に関する経験則 
(3) ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA : Robotic Process Automation)
(4) アジャイル・ソフトウェア開発宣言
(5) サーバーの仮想化技術
(6) Heartbleed
(7) ロング・テール
(8) EDIと4つの規約
(9) OECDプライバシー8原則
(10) アイデンティティ論争の発端
(11) 経営情報論進展のための参照理論・専門領域