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『シャノンの情報理論――価値ある情報を高速に、正確に送る』(高岡詠子 講談社ブルーバックス 2012)

著者:高岡 詠子[たかおか・えいこ] 情報工学(データベースとWebアプリケーション、コンピュータと社会)。
もくじ・章扉デザイン:中山 康子
NDC:007.1 情報理論


『シャノンの情報理論入門』(高岡 詠子):ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部



【目次】
まえがき [003-004]
目次 [006-009]


第1章 情報科学の歴史 011
コンピューターが人だった頃
計算する機械としてのコンピューターの歴史
20世紀前半の情報科学者たち


第2章 情報とはなにか 025
情報とはなにか
情報の定義
情報の最小単位
シャノンの情報理論のエッセンス:高速で正確な通信を担う役者たち
情報源符号化
通信路符号化
受信機と受信者


第3章 情報の価値? 049
「価値ある情報」をどう表現する?
期待値
情報エントロピー
ここの情報が持つ大きさ:情報量
情報が出現する確率
情報エントロピーと通信路容量
アルファベットの記号が出現する確率


第4章 通信量を減らす?:情報源符号化定理 077
符号化と情報量
復号可能―― 一意復号と瞬時復号
平均符号長
情報源符号化定理と色々な符号化法
シャノン・ファノ符号化法
ハフマン符号化法
情報源符号化定理についてのまとめ


第5章 伝言ゲームでは困る──誤りを減らす 109
5-1 通信路はどれくらいの処理スピードを持つのか 110
通信路と相互情報量
相互情報量データマイニング
通信路はどれくらいの処理スピードを持つのか――通信路容量
相互情報量が通信路の評価基準となるわけ
相互情報量の計算の方法
通信路容量

5-2 誤りを減らすためにはどう送ればよいか 132
通信路符号化定理
通信路を符号化すること
通信路符号化定理の真髄

5-3 連続した情報を扱う――標本化定理 144
波を周波数でとらえるか? 時間で捉えるか?
標本化定理
なぜ2倍以上必要か?
連続量への応用
シャノンの情報理論のエッセンス


第6章 情報科学の歴史の中の情報理論 161
情報科学の中の情報理論
コンピューター史からのアプローチ
チューリングとシャノン
チューリング・マシンと計算可能性
チューリング・マシンからフォン・ノイマン型コンピューターへ
「最初のコンピューター」は?
コンピューターの万能性
シャノンの情報理論の応用


あとがき(2012年10月) [176-178]
参考文献 [179]
さくいん [180-185]




【誤植】
・目次ページ。漢字の変換ミス。
誤「チューリング・マシンと計算可能生」
正「チューリング・マシンと計算可能性」




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