著者:中山 元[なかやま・げん] (1949-) 西洋哲学。翻訳。
件名:Foucault, Michel, 1926-1984
NDLC:HD135 哲学・宗教 >> 近代 >> フランス >> その他
NDC:135.57 西洋哲学 >> フランス・オランダ哲学 >> 20世紀 >> Foucault, Michel, 1926-1984
※小見出しのルビは亀甲括弧〔 〕に示した。
【目次】
目次 [003-006]
序 現在の診断――フーコーの方法 007
ミシェル・フーコー年譜
第1章 人間学の〈罠〉 015
自己という謎
心理学の科学性
ヌエのような学問――心理学
人間の自由と実存――『夢と実存』序文
社会における疎外――『精神疾患と人格』
「真の心理学」のプロジェクトの破綻
第2章 狂気の逆説――『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』 037
『狂気の歴史』への道
狂気の概念
監禁の時代
監獄――善の共和国
非理性という罪
狂気の動物性
監禁から解放へ
〈解放〉の神話
狂気の逆説
『狂気の歴史』の結論
心理学との訣別
まなざしの考古学――『臨床医学の誕生』
〈種の医学〉
規範としての医学
死のまなざし
個人を対象とする科学の誕生
臨床医学の位置
第3章 知の考古学の方法――『言葉と物』『知の考古学』 065
考古学と歴史的な条件
第二次世界大戦後のフランスと歴史主義
構造と歴史
『言葉と物』の目指すもの
認識の知の枠組み
中世のエピステーメー
博物学
生物学の誕生
一般文法
言語学の誕生
富の理論
経済学の誕生
人間の誕生
人間科学の誕生
人間の終焉
『言葉と物』の方法論
歴史の目的性の批判
ディスクール、エノンセ、アルシーヴ、知
新たな方向性
第4章 真理への意志――『監視と処罰』 123
フーコーと一九六八年五月
ニーチェの系譜学
真理への意志
真理と権力
権力の概念
フーコーの権力論の変貌
従順な身体
主体の形成の技術――試験
パノプティコン
魂から身体へ
第5章 生を与える権力――『知の意志』 149
権力モデルの転換
性の問題化
告白する動物
性の科学
性のテクノロジー
性の装置
生と優生学
欲望の理論の可能性
第6章 近代国家と司牧者権力 171
「理性の逆説」
生-権力の逆説
〈人権〉の原理
純粋さを目指す戦争
統治性のプロジェクト
ポリス/ポリツァイ
国家理性〔レゾンデタ〕
司牧者権力
統治性のプロジェクトの結論
第7章 実存の美学――『快楽の活用』『自己への配慮』 197
統治性プロジェクトの袋小路
『快楽の活用』――古代ギリシアの道徳
性の欲望と自己の統治
若者のアンチトミー
『自己への配慮』
道徳的な自己の吟味
キリスト教の自己の解釈学
統治性のプロジェクトの新しい結論
終わりに 真理のゲーム 225
生-権力への抵抗の拠点
真理のゲーム
パレーシア
自由の哲学
注 [233-236]
あとがき [237-238]