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『風土の構造』(鈴木秀夫 講談社学術文庫 1988//1975)

著者:鈴木 秀夫[すずき・ひでお](1932-2011) 地理学(気候学)。アフリカ地誌研究。風土論・文明論。
装丁:志賀 紀子[しが・のりこ](?-2007) ブックデザイナー。
NDC:451.8 気象学 >> 気候学


『風土の構造』(鈴木 秀夫,志賀 紀子):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部



【目次】
はじめに(一九七五年一月一〇日 鈴木秀夫) [003-005]
目次 [006-012]


序論 015


I 世界の風系 021

  一−一 赤道西風帯 022
    一−一−一 モンスーンの新しい理解
    一−一−二 アフリカの干ばつの原因
    一−一−三 インドモンスーンの特色
    一−一−四 湿舌
    一−一−五 アマゾンの雨

  一‐二 亜熱帯高圧細胞 041
    一‐二‐一 貿易風
    一‐二‐二 貿易風逆転と大陸西岸の乾燥
    一‐二‐三 サンフランシスコの霧
    一‐二‐四 東岸の暴風
    一‐二‐五 エルニーニョ

  一‐三 中緯度偏西風帯 
    一‐三‐一 地中海性気候の成因
    一‐三‐二 世界の大砂漠地帯の成因
    一‐三‐四 インディアンサマー
    一‐三‐五 西欧の憂鬱
    一‐三‐六 ジェットストリームの蛇行

  一‐四 極高圧部 075
    一‐四‐一 南極の氷とヒマラヤの関係

  一‐五 世界の気候区分 078
    一‐五‐一 ケッペン式気候区分の批判
    一‐五‐二 アリソフの気候区分
    一‐五‐三 アリソフ区分の不備
    一‐五‐四 ニューヨークの大雪とブラジルのコーヒーの霜害
    一‐五‐五 アリソフ後の試み


II 世界の気候と人間 099
  ニ‐一 物に及ぼす気候の影響 101
    ニ‐一‐一 物体の腐蝕と地域差
    ニ‐一‐ニ イナゴの移動と前線帯

  二‐二 人間への影響 113
    ニ‐二‐一 人間の身体について
    ニ‐二‐二 気候と文明
    ニ‐二‐三 ハンチングトンとイタイイタイ病
    ニ‐二‐四 中緯度中心思考
    ニ‐二‐五 砂漠とイスラム
    ニ‐二‐六 宗教と食べ物


III 日本の気候区分 149
  三‐一 動く気候の図的表現 150
    三‐一‐一 資料の問題
    三‐一‐二 日降水量の分布例
    三‐一‐三 とくに冬型降水について
    三‐一‐四 利尻山の蔭
    三‐一‐五 札幌と千歳の差
    三‐一‐六 日高西麓の降水域
    三‐一‐七 東北の天気界
    三‐一‐八 上越の天気界
    三‐一‐九 山雪と里雪
    三‐一‐一〇 富士山とスキー
    三‐一‐一一 関ヶ原吹き出しと東京都の大気汚染
    三‐一‐一二 南国の雪
    三‐一‐一三 朝鮮半島の蔭
    三‐一‐一四 降水量分布と大気現象

  三‐二 気候区の大きさ 171
    三‐二‐一 天気界・天候界・気候界
    三‐二‐二 日本の気候の中区分
    三‐二‐三 日本の気候の大区分
    三‐二‐四 日本の気候の小区分
    三‐二‐五 細区分について


IV 日本の気候と他の分布現象 186
  四‐一 動植物の分布と気候 187
    四‐一‐一 ユズリハの分布
    四‐一‐二 土壌の分布
    四‐一‐三 テントウムシの分布
    四‐一‐四 イエネズミの分布

  四‐二 人間生活と気候 197
    四‐二‐一 シモヤケの方言分布
    四‐二‐二 離婚率の分布
    四‐二‐三 隠居・本家分家
    四‐二‐四 たたみの数と部屋割
    四‐二‐五 気候と離婚の関係

  四‐三 局地的ないくつかの問題 214
    四‐三‐一 旧暦の特異日
    四‐三‐二 大気汚染の局地性
    四‐三‐三 まつぼり風などの局地風について


おわりに――風土の学としての気候学 231


引用文献 [237-241]
講談社学術文庫版へのあとがき(一九八七年一一月 鈴木秀夫) [243-245]