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『日本10大新宗教』(島田裕巳 幻冬舎新書 2007)

著者:島田 裕巳[しまだ・ひろみ](1953-) 宗教学者。作家。
NDC:169.1 その他の宗教.新興宗教


日本の10大新宗教 | 株式会社 幻冬舎


【目次】
目次 [003-010]


はじめに 011
話題になった新宗教/常識と対立する新宗教/活かされる創価学会のノウ八ウ/公明党の政権参加とその余波/宗教政党への批判/新宗教新興宗教新宗教としての出発/無宗教という自覚の上に/その古さと新しさ/分派と対立/本書の内容と目的


1 天理教 029
宗教都市・天理/巨大な礼拝場/新宗教はいつ生まれたか/天理教の誕生/既成宗教の影響/天理教迫害の原因/奇っ怪な老婆と愚民/教祖の死の意味づけ/搾取の宗教として/戦後における布教の失敗


2 大本 050
邪宗門』の作り上げた大本イメージ/とんでもない小説/王仁三郎という怪人/王仁三郎の吸引力/金神の信仰から/大本の発展と最初の弾圧/アジアへ/第二次大本事件とその後


3 生長の家 068
激減した信者数/大本へ/大本からの脱退/生長の家の誕生/現世利益実現の宗教へ/かつてない誇大広告/天皇への帰一/時代の変化と運動の衰退


4 天照皇大神宮教と璽宇 086
踊る宗教出現/「どうだ、岸」/天皇に代わる現人神/知識人にも人気の生き神さま/双葉山の大立ち回り/腰巻きにまで菊の紋章/大本の流れ/八ワイでも歌説法


5 立正佼成会霊友会 103
ピンク色の大聖堂/日蓮系、法華系新宗教の台頭/庶民の信仰から/立正佼成会への信仰の系譜/霊友会とその分派/新たな都市民のための先祖供養/法座/読売菩薩/インナートリップの霊友会


6 創価学会 121
折伏による拡大/同じ日蓮系だけれど/牧口の関心/排他性の社会的背景/戸田というカリスマ/政界へ進出した理由/提造された戸田の遺訓/勝ち負けという原理/信仰の継承/神格化とポスト池田


7 世界救世教神慈秀明会と真光系教団 144
天国の美術館/分派と分裂のくり返し/お光さま/世界救世教の誕生/神慈秀明会の歴史と活動/元軍人の開祖/若者が関心をもった新宗教


8 PL教団 159
甲子園と新宗教/名門PL学園/日本一の花火/徳光教という母体/ひとのみち事件/PL教団としての再生/社会との調和


9 真如苑 172
何かと話題の教団/新宗教のNo.3/まるで病院のよう/日常的な宗教/修験としての出発/子どもの死を乗り越えて/真言宗からの独立/仏師への道/世直しなき新宗教


10 GLAジー・エル・エー総合本部) 190
現在進行形への関心/ファンの多い教祖/経営者としての側面/GLAを生んだ宗教的な環境/霊と奇跡/GLAの発足/「ビバ・ミカエル」/脱新宗教


おわりに 203
言及できなかった新宗教新宗教の系統/創価学会の特殊性/新宗教とカルト問題/新宗教の成熟/オウム事件以降/新宗教のこれから


主な参考文献 [214-215]