著者:石黒 圭[いしぐろ・けい] (1969-) 文章論。
NDC:816 日本語 >> 文章.文体.作文
【目次】
目次 [003-010]
序章 なぜ「読む」技術を鍛えるのか 011
言語運用能力の重要性
四技能と「読む」能力
「読む」技術が必要なわけ
本書の構成
第一部 読みの理論 019
第一章 「読む」ということ 020
読みのプロセスの四段階
ボトムアップ処理
トップダウン処理
統合的理解モデル
速読・平読・精読
第二章 「読む」技術の多様性 036
スキャニング
スキミング
記憶
熟読
味読
読解ストラテジー
第二部 速読――速く効率的に読む技術 055
第三章 話題ストラテジー 056
スキーマとは何か
スキーマの働かない文章
複数のスキーマが働く文章
スキーマが一貫しない文章
スキーマの準備
徐々に見えてくるスキーマ
◎ 「話題ストラテジー」のポイント 076
第四章 取捨選択ストラテジー 077
重要情報の取捨選択
漢字を利用した情報の取捨選択
段落を利用した情報の取捨選択
文頭を利用した情報の取捨選択
文末を利用した情報の取捨選択
◎ 「取捨選択ストラテジー」のポイント 094
第三部 味読――文章世界に自然に入り込む技術 095
第五章 視覚化ストラテジー 096
視覚に訴える文章
視点の存在
視座と注視点
視野と視線の
視点とカメラワークの
一人称視点と三人称視点
◎ 「視覚化ストラテジー」のポイント 119
第六章 予測ストラテジー 120
予測とは何か
関係の予測と内容の予測
謎解きと予測
展開と予測
予測とレトリック
◎ 「予測ストラテジー」のポイント 147
第七章 文脈ストラテジー 148
文脈の力
現場文脈・記憶文脈・言語文脈
形態と意味の非対称性
結束性の把握
一貫性の把握
◎ 「文脈ストラテジー」のポイント 169
第四部 精読――深く多面的に読む技術 171
第八章 行間ストラテジー 172
行間と推論
橋渡し推論
精緻化推論
理由を考える
例を挙げる
筆者の表現意図を読む
感情移入
批判的談話分析
◎ 「行間ストラテジー」のポイント 205
第九章 解釈ストラテジー 206
解釈の柔軟性
寓喩と寓話
暗黙の前提を疑う
創造的に読む
別の言葉に置き換える
解釈を止める
◎ 「解釈ストラテジー」のポイント 229
第十章 記憶ストラテジー 230
記憶ストラテジーとは
反復読みる
音読
換言と要約
文章との対話
◎ 「記憶ストラテジー」のポイント 257
主要参考文献 [258-259]
おわりに(二〇一〇年二月 SDGにて 石黒 圭) [260-262]