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『お前の1960年代を死ぬ前にしゃべっとけ!――肺がんで死にかけている元東大全共闘団塊頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!』 (加納明弘,加納建太 ポット出版 2010)

英題:Tell me your 1960s before you die
著者:加納 明弘[かのう・あきひろ](1946-) 文筆関連業。
著者:加納 建太[かのう・けんた](1974-) 米国公認会計士
編集:高橋 大輔[たかはし・だいすけ] 編集者。
デザイン:山田 信也[やまだ・しんや
NDC:210.76 日本史(太平洋戦争後 1945-)
NDC:289.1 個人伝記(日本人)
NDC:304 社会科学(論文集.評論集.講演集)
備考:対話形式。


お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ! | ポット出版


【目次】
目次 [003-007]
本書について/プロフィール/1960年代後半、親父と世界の年表 [008-009]


第一章 011
とにかく死ぬ前にしゃべっとけ 012
親父、裁判に10年以上費やす 015
親父、佐世保エンプラ事件で逮捕・起訴される 018
親父、『南回帰線』と苦闘する 025
当時の大人もわかっていた、ベトナム戦争アメリカに勝ち目がない 029
アジア人、ベトナム、冷戦、パワーバランス 034
ベトナム戦争イラク、アフガン戦争の共通点 039
親父の両親、脱走米兵を匿う 042
親父、米軍病院に突入す 044
息子、三派全学連理解に困惑す 048
親父、内ゲバ最初期にテロられる 055
想定外だった内ゲバという暴力 059


第二章 065
抜け出したかった故郷の町 066
大学入学直後、日韓条約反対運動に参加する 070
ある野心とその敗退 073
1親等か2親等かの選択 078
フィクサー登場 081
帰化問題の解決 084
青年はアイデンティティを問う 086
息子、結局は俺は俺だとアメリカで発見 089
出社初日、ジーンズ出勤した男の運命 095
息子の受けたエチオピアン・ショック 100


第三章 103
息子、世界規模での軍事費削減を力説 104
ナチドイツ打倒の主力はソ連軍 108
親父、冷戦期の核戦略史を語る 111
日本だけが核攻撃を受けた単純な理由 115
日本の防衛予算はムダ多すぎ 117
アメリカは大成功した軍事国家 120
凡庸が支配した国、ソ連 123
ソ連システムの自壊 126
親父の大風呂敷、1789年、1917年、1989年 128
理性と欲望の戦い、そして欲望の勝利 131
親父がアングロサクソンを高く評価する理由 136
良心的兵役拒否を認めたアングロサクソンの強さ 138
大英帝国、海軍による世界支配 140
日露戦争の本質は英国のアウトソーシング 143
1960年代後半は、1917年と1989年の交差点 145
ノンセクトでLIII闘争委員会を組織 150
バリケードの中でマージャンを 154
親父、大学を中退、ヒッピー村へ 156
極「左」トロツキスト極左暴力学生 158
現場か管理者か、それが問題だ 162


第四章 165
青年がコミュニズムに向かった時代があった 166
コミュニズムの残照、1960年代 171
全共闘の仮想敵は統治のシステム 174
異議を受け付けない権力は腐敗する 178
1968年3月、赤坂警察署の夜は更けゆく 182
若き警察官と若き親父の問答 184
階層差を映し出す、全共闘、機動隊、民青 188
強大な敵を前に権力を争う、それが政治 192
スーパーキャピタリズムは新しい中世か? 196
誰がセーフティネットを張るのか 199


第五章 203
親父、全共闘の国際的背景を語る 204
ドント・トラスト・オーバー・サーティ 208
ガキの運動としての全共闘 213
バリケードのなかで読んだハイデガーと般若心経 217
カトリックのカテキズムの厳密さ 223
あまりにもチープだった統一教会の合宿 228
振り込め詐欺は世代間の所得移転か? 233
家庭崩壊かつ遵法精神のない被害者 237
脳死のフリをしていると脳死する 240
事あれかし主義 243
親父に似てきて俺はやばい 247


あとがき(2010年7月 加納建太(息子)) [250-253]




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