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『GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史』(Diane Coyle[著] 高橋璃子[訳] みすず書房 2015//2014)

原題:GDP: A Brief but Affectionate History, Princeton University Press
著者:Diane Coyle(1961-) 
訳者:高橋 璃子[たかはし・りこ] 翻訳家。
NDC:331.86 国富.国民所得[国民経済計算].社会会計.GNP


GDP | みすず書房


 冒頭のエピソードが衝撃的だ。
 ギリシャ。新設の統計局に遣わされた人物が、経済統計をまともに公表しようとしたところ、職務怠慢のかどで逮捕されてしまう。GDP等各種指標は政治的利権と結び付いているため、こんなことが起きたらしい。


【目次】
目次 [003-006]
はじめに [007-012]


第1章 戦争と不況──18世紀-1930年代 013
国民経済計算の黎明期 014
現代の国民経済計算の誕生 017
GDPとは何か 030
GDPの定義と求め方 031
アフリカは本当に貧しいのか 038
シリコンバレーの悩ましい統計事情 041
幻の1976年危機 042
「生産の境界」をめぐる問題 044


第2章 黄金時代──1945-1975年 048
戦後の黄金時代 050
暮らしはどれだけよくなったのか 052
為替レートと購買力 055
国際比較データは何を教えてくれるのか 062


第3章 資本主義の危機── 1970年代 065
スタグフレーションの襲来 067
共産主義の脅威 072
地球環境への新たな関心 074
貧困問題と人間開発指数 077


第4章 新たなパラダイム── 1995-2005年 082
新たな経済成長理論 083
「ニューエコノミー」ブーム 086
サービスの価値をどう測るか 089
イノベーションと多様化 091


第5章 金融危機──現在 098
ギリシャ悲劇の3要素──傲慢、愚行、破滅 098
金融業は価値を生んでいるのか 103
生産と非生産の境界 110
インフォーマル経済をどう扱うか 112
GDPか、豊かさか 115


第6章 新たな時代のGDP ──未来 125
複雑化する経済 128
生産性のパズル 132
持続可能性 138
おわりに── 21世紀の国民経済計算とは 142


謝辞 [148-149]
原注 [v-xiii]
索引 [i-iv]