著者:萩野 俊哉[はぎの・しゅんや](1960-) 英語学。高校教師。
英文校閲:Robert Juppe
装丁者:内藤 創造
NDC:835
【目次】
まえがき(1997年11月 萩野俊哉) [iii-vi]
目次 [vii-x]
第1章 動詞と文型 003
第1節 自動詞と他動詞 003
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 注意すべき文型 007
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 〈S+V+O+前置詞句〉の文型で英文を書く際には,どのような前置詞を用いるかに注意すること。
2. 〈S+V+O+O〉の文型と〈S+V+O+前置詞句〉の文型との「書き換え」が常に成立するとは限らないということを認識すること。
第3節 There構文 010
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(1) 旧情報と新情報について 013
第2章 時制 015
第1節 基本時制(現在・過去・未来) 015
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 進行形 018
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 日本語の「干渉」に注意し,「〜している」=be -ingという発想は危険であるということを生徒に理解させる。
2. 進行形の基本的な「特性」や「機能」について習熟させる。
第3節 完了系 022
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 日本語に引きずられてしまう。
2. 時間の概念がわかりづらい。
第4節 時制の一致 028
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(2) tense sequenceについて 030
第3章 名詞 033
第1節 可算名詞と不可算名詞 033
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 1つの名詞が加算名詞になったり不加算名詞になったりする。
2. 日本語では加算扱いされるが英語では 不可算扱いされる名詞がある。また,その逆の場合もある。
第2節 名詞の「まとまり」 037
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 必ずしも“the B of A = A's B”ではない。
2. 必ずしも“〜の = of 〜”ない。
第3節 呼応 039
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(3) 「総称」のとらえ方について 043
第4章 代名詞 045
第1節 人称代名詞 045
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 指示代名詞 047
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第3節 不定代名詞 050
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 他の代名詞itやthatとの混用を避ける。
2. oneで対応できる名詞は加算名詞のみであり,不加算名詞の代用はできない。
3. 複数の名刺を受ける場合にはonesを用いる。
生徒質問箱(4) anotherかthe otherか 055
第5章 冠詞 057
第1節 不定冠詞 057
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 初めて話題に上る可算名詞には不定冠詞のa/anがつく。
2. 一度登場した名詞や,当事者間で何を指すのかが明白な場合には 定冠詞のtheがつく。
第2節 定冠詞 061
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第3節 無冠詞 063
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(5) 冠詞の位置について 068
第6章 形容詞 070
第1節 限定用法と叙述用法 070
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 名詞の本質に関係の深い形容詞ほどその名詞の近くに置かれる。
2. 実例に多く触れさせることにより,形容詞の語順に関する語感を養わせたい。
第2節 数量形容詞 074
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第3節 主語に注意を要する形容詞 077
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(6) someとanyの使い分けについて 079
第7章 副詞 081
第1節 副詞の形と意味 081
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 副詞の位置 083
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 副詞(句)の位置は比較的自由であり,上の3つの位置のいずれも取ることのできる副詞(句)は多い。しかし,副詞(句)の具体的な種類によっては,文中での用いられる位置が決まっている場合もあり,また,複数の副詞(句)が1つの文中に用いられる時は,その最も自然な順序性が原則として存在する。
2. 副詞(句)を文中のどの位置に据えるかによって意味が異なる場合がある
第3節 注意すべき副詞の用法 088
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(7) 副詞の適切な位置について 092
第8章 比較 094
第1節 原級 094
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 比較級 097
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第3節 最上級 102
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(8) 「絶対比較級」について 105
第9章 助動詞と助動詞のかわりをする動詞句 107
第1節 助動詞 107
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. may,might
2. must
3. need
4. can,could
第2節 助動詞のかわりをする動詞句 113
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(9) shouldの注意すべき用法 116
第10章 準動詞 119
第1節 不定詞 119
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 分詞 122
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第3節 動名詞 126
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(10) 「過去の意味を持つ」形容詞的用法の不定詞 129
第11章 受動態 132
第1節 能動態で書くか? 受動態で書くか? 132
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 注意すべき受動態 138
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(11) 受動態で書くと不自然な例について 142
第12章 仮定法とifの用法 145
第1節 直説法と仮定法 145
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 注意すべき仮定法の表現 149
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
生徒質問箱(12) ifの位置について 154
第13章 関係詞 155
第1節 関係代名詞 155
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 「限定的用法」と「非限定的用法用」とを混同しないこと。
2. 必要な前置詞を落とさずに,〈先行詞+関係代名詞〉のまとまりをつくること。
第2節 関係副詞 160
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
3. 関係代名詞と関係副詞とを混同しないこと。
4. 先行詞は必ずしも 関係詞の直前である必要はない。
生徒質問箱(13) 「関係代名詞の二重限定」について 163
第14章 接続詞 165
第1節 等位接続詞 165
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 従位接続詞 168
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第3節 相関接続詞 171
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. A,Bともに動詞の場合:
2. A,Bともに句の場合:
3. 否定文の場合:
参考 175
1. “And” type:
2. “Or” type:
3. “But” type:
生徒質問箱(14) even ifとeven thoughは同じ? 違う? 176
第15章 前置詞 179
第1節 時を表す前置詞 179
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 場所を表す前置詞 183
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 不用意に日本語に引きずられないこと。
2. 前置詞の「使い方」における相違点を正しく把握する。
第3節 その他の注意すべき前置詞 188
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
1. 前置詞の直後に接続詞thatが続くことはない。
2. 前置詞の直後に疑問詞を続けることは可能である。ただし,前置詞はしばしば 省略され,特に,tell,ask等の動詞の場合 前置詞は省略されるのがむしろ普通である。逆に,worry,question等の動詞の場合, 前置詞を省略することはできない。
生徒質問箱(15) 前置詞と副詞辞(adverb particles) 193
第16章 否定文と疑問文 195
第1節 否定文 195
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
第2節 疑問文 200
1 生徒のつまづき
2 指導のポイント
〈know型間接疑問文〉
〈think型間接疑問文〉
生徒質問箱(16) Do you have a pen? に対する正しい受け答えとは? 204
[付録]句読法(Punctuation) [206-208]
参考書目 [209-212]
[1]辞書・辞典・事典
[2]参考文献・引用文献
あとがき(萩野俊哉) [213-214]
索引 [215-219]