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『本を読む本』(Mortimer J. Adler, Charles Van Doren[著] 外山滋比古, 槇未知子[訳] 講談社学術文庫 1997//1972//1940)

原題:How to Read a Book: The Art of Getting a Liberal Education, revised edition.
著者:Mortimer Jerome Adler(1902-2001) (哲学)
著者:Charles Lincoln Van Doren(1926-2019) (編集)
訳者:外山 滋比古[とやま・しげひこ](1923-2020) (英文学、評論)
訳者:槇 未知子[まき・みちこ] (翻訳)
NDC:019 読書.読書法
備考:抄訳(第三部が割愛されている)。


『本を読む本』(モーティマー・J・アドラー,チャールズ・V・ドーレン,外山 滋比古,槇 未知子):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部


【目次】
日本の読者の皆さんへ(一九七八年四月 哲学研究所にて モーティマー・J・アドラー) [003-004]
目次 [005-009]


第一部 読書の意味

1 読書技術と積極性 014
  積極的読書
  読書の目的――知識のための読書と理解のための読書
  「読む」ことは「学ぶ」ことである――「教わること」と「発見すること」との違い
  教師のいる場合、いない場合

2 読書のレベル 026

3 初級読書――読書の第一レベル 032
  読みかた学習の諸段階
  段階とレベル
  高等教育と読書

4 点検読書――読書の第二レベル 039
  点検読書1――組織的な拾い読み、または下読み
  点検読書2――表面読み
  読書の速度
  目の動き
  「理解すること」

5 意欲的な読者になるには 052
  積極的読書への四つの質問
  本を自分のものにするには
  書きこみの方法
  読書習慣を身につける
  多くの規則から一つの習慣へ


第二部 分析読書――読書の第三レベル

6 本を分類する 068
  分類の重要性
  書名から何がわかるか
  理論的な本と実践的な本
  理論的な本の種類

7 本を透視する 087
  構想とプロット――本の統一
  アウトラインをつかむ
  読む技術と書く技術
  著者の意図を見つける
  分析読書の第一段階

8 著者と折り合いをつける 109
  著者の使う言葉に注意する
  キー・ワードを見つける
  専門用語と特殊な語彙
  単語の意味をつかむ

9 著者の伝えたいことは何か 126
  文および命題
  キー・センテンスを見つける
  命題を見つける
  論証を見つける
  著者の解決を検討する

10 本を正しく批評する 144
  学ぶことの効用
  修辞の役割
  判断留保の重要性
  けんか腰はよくない
  反論を解消する

11 著者に賛成するか、反論するか 160
  思いこみと判断
  著者の主張は、果たして妥当か
  論証は、果たして完全と言えるか
  分析読書の第三段階

12 読書の補助手段 177
  「経験」の役割
  他の本から手助けを得る
  注釈書や抜粋
  参考図書の使いかた
  辞書の使いかた
  百科事典の使いかた


第三部 文学の読みかた

13 小説、戯曲、詩の読みかた 198
  文学を読むとき、してはならないこと
  文学を読むための一般法則
  小説の読みかた
  戯曲の読みかた
  抒情詩の読みかた


第四部 読書の最終目標

14 シントピカル読書――読書の第四レベル 220
  シントピカル読書における点検の役割
  シントピカル読書の五つの段階
  客観性はなぜ必要か
  シントピカル読書の実例――進歩の観念について
  シントピコンとその利用法
  シントピカル読書の原理について
  シントピカル読書のまとめ

15 読書と精神の成長 247
  良書が与えてくれるもの
  本のピラミッド
  生きることと精神の成長


日本人の読書――訳者あとがきにかえて(外山滋比古) [256-265]