原題:Reason, Truth, and History
著者:Hiraly Putnam(1926-2016)
訳者:野本 和幸(1939-) [のもと かずゆき]
訳者:中川 大(1961-) [なかがわ はじめ]
訳者:三上 勝生(1957-) [みかみ まさお]
訳者:金子 洋之(1956-) [かねこ ひろし]
レーベル:叢書・ウニベルシタス;455
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【目次】
献辞 [iv]
序言 [v-x]
凡例 [xi]
目次 [xii-xv]
第一章 水槽の中の脳 001
指示の魔術説 003
水槽の中の脳の場合 007
テューリングのテスト 012
水槽の中の脳(再論) 017
この議論の諸前提 020
表現とその指示対象との必然的な結びつきを否定する理由 024
原註・訳註 031
第二章 指示に関する一問題 034
内包・外延・「思念的世界」 038
解釈についての標準的見解 043
標準的見解がうまくいかないわけ 048
「本来的」と「非本来的」 053
「生存」と進化 057
意図──純粋なそれと不純なそれ 061
パズルの起源 065
原註・訳註 072
付録 074
第三章 二つの哲学的な見方 078
内在主義と相対主義 085
「類似」説 088
バークリーの離れ業 091
知識と真理についてのカントの説明 093
経験主義的な代案 099
ウィトゲンシュタインの「規則に従うこと」 102
「形相」の把握と経験的連合 106
過去の感覚の質についてつねに誤っているということがありうるか 110
真理の対応説に戻って 111
原註 114
第四章 心と身体 116
並行説・相互作用説・同一説 116
同一説とア・プリオリ 125
分離脳 130
「質的特徴」はどの程度明確であるのか 147
質qualiaに関する実在論 149
原註 154
第五章 二つの合理性概念 156
論理実証主義 159
アナーキズムは自己論駁的である 168
なぜ相対主義は整合的でないか 177
これをどう理解すべきか 185
原註・訳註 189
第六章 事実と価値 193
少なくともいくつかの価値は客観的でなければならない 204
他の領域での合理性 207
超ベンサム主義者 211
善についての主観主義 213
権威主義と多元主義 222
原註・訳註 225
第七章 理性と歴史 228
原註 261
第八章 近代の合理性概念に科学が与えたインパクト 262
「方法」崇拝 279
原註・訳註 294
第九章 価値、事実、認識 297
二因子説 300
ムーアと「自然主義的誤謬」 303
「合理的なナチ党員」再論 312
原註・訳註 319
訳者解説(野本和幸) [321-336]
一 パトナムとの出会い 321
二 一九七〇年代半ばまでのパトナム 322
三 パトナムの転向と本書 325
訳者あとがき(一九九四年三月 遥かに早春の丹沢を眺望しつつ 訳者を代表して 野本和幸) [337-338]
索引 [1-6]
【メモランダム】
・翻訳の分担
第一章 中川大
第二章 中川大
第三章 金子洋之
第四章 三上勝生
第五章 金子洋之
第六章 中川大
第七章 三上勝生
第八章 三上勝生
第九章 野本和幸