著者:奥田 昌子[おくだ・まさこ] 内科医。分子生物学、免疫学、組織学。
欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防 (ブルーバックス)
- 作者:奥田 昌子
- 発売日: 2016/12/14
- メディア: 新書
【目次】
はじめに [003-006]
目次 [007-011]
第1部 体質を知れば常識が変わる 013
第1章 欧米人と日本人は体質が違う 014
体質とは何か
体質には遺伝と環境がからみあう
病気にも「お国柄」がある
米国は人種によって医療が異なる!
日本人のための医療とは?
第2章 日本人、こんな健康法は意味がない 034
1 日本人は頑張って筋トレしても“やせ体質”にはならない 036
2 日本人はオリーブ油を使い過ぎると生活習慣病に 038
3 牛乳って必要? 日本人の骨粗鬆症発症率は米国白人の半分 040
4 日本人が赤ワインを飲んでも害のほうが多い? 043
5 日本人がヨーグルトを毎日食べると食物アレルギーを発症することも 045
6 日本人が夏バテをおそれてしっかり食べれば太るだけ 046
7 日本人の便秘予防、食物繊維を摂取するだけでは不十分 048
8 日本人はお茶やコーヒーで情緒不安定になる? 050
第2部 生活習慣病の新常識 053
第3章 糖尿病 054
日本人のインスリンが効かなくなってきた
問題はカロリーではなく脂肪の摂取比率
内臓脂肪の何がいけないのか?
炭水化物を減らすのは大問題!
糖尿病予防のコツ
第3章のポイント 077
第4章 高血圧 080
高血圧は遺伝で決まる?
食塩が犯人になったきっかけ
じつは塩分だけでは説明できない
食塩感受性は変動する
脳出血のリスクは、飲酒で2・5倍、喫煙で2倍に
本質は食のミネラルバランスの乱れ
塩分を減らせばいい、とは限らない
第4章のポイント 103
第5章 脂質異常症と動脈硬化 106
動脈硬化は誰にでも起きる
そのコレステロール、健康維持に欠かせません
日本人に心臓病が少ないわけ
日本人の血管を守る魚と大豆の力
卵やイクラは心配ない
動脈硬化と骨粗鬆症の危険な関係
第5章のポイント 133
第3部 がん予防のための新常識 135
第6章 がんはどこまで予防できるか 136
日本でがんが増えている?
がんは遺伝か、生活習慣か
がんの70%は予防できる
日本人のためのがん予防法
第6章のポイント 156
第7章 胃がん 158
胃がんの原因はピロリ菌?
日本人はピロリ菌の種類も、遺伝子も違う
胃がんの引き金を引くもの
発がん性物質の合成をおさえる野菜の力
第7章のポイント 177
第8章 大腸がん 180
日本人は大腸がんになりやすい?
日本人の腸内環境
肉の摂取量だけでは決まらない
日本人の弱点は?
第8章のポイント 200
第9章 乳がん 202
日本人の乳がんはどう違う?
食生活に関する重要な手がかり
食の欧米化の本質は
東アジアの女性を守る「ある食べ物」
乳がんを招く生活習慣
第9章のポイント 223
おわりに [225-227]
参考文献 [228-234]
さくいん [235-238]