原題:Une forme ancienne de contrat chez les Thraces, 1921
原題:Gift, Gift, 1924
原題:Essai sur le don, 1923-24
著者:Marcel Mauss(1872-1950) 社会学。民族学。
訳者:森山 工[もりやま・たくみ](1961-) 文化人類学(マダガスカル研究)。
NDC:389 民族学.文化人類学
【目次】
凡例 [003-005]
目次 [007-009]
トラキア人における古代的な契約形態 011
I 013
II 017
ギフト、ギフト 035
贈与論――アルカイックな社会における交換の形態と理由 051
序論 贈与について、とりわけ、贈り物に対してお返しをする義務について 053
エピグラフ/プログラム/方法/給付。贈与とポトラッチ
第一章 贈り物を交換すること、および、贈り物に対してお返しをする義務(ポリネシア) 079
一 全体的給付、女の財‐対‐男の財(サモア) 079
二 与えられた物の霊(マオリ) 089
三 その他の主題。与える義務、受け取る義務 100
四 備考――人への贈り物と神々への贈り物 108
さらなる備考――施しについて
第二章 この体系の広がり。気前の良さ、名誉、貨幣 131
一 寛大さに関する諸規則。アンダマン諸島 131
二 贈り物の交換の原理と理由と強度(メラネシア) 136
ニューカレドニア/トロブリアンド諸島
このほかのメラネシア社会 188
三 アメリカ北西部 196
名誉と信用 196
注記 198
【物質文化】
【社会形態と季節性】
【社会組織】
三つの義務――与えること、受け取ること、お返しをすること 230
物の力 258
「名声のお金」 280
第一の結論 298
第三章 こうした諸原理の古代法および古代経済における残存 301
一 人の法と物の法(非常に古拙なローマ法) 303
注解
インド=ヨーロッパ語系の他の諸法 335
二 古典ヒンドゥー法 338
贈与の理論 341
三 ゲルマン法(担保と贈り物) 372
ケルト法 389
中国法 390
第四章 結論 393
一 倫理に関する結論 393
二 経済社会学ならびに政治経済学上の結論 413
三 一般社会学ならびに倫理上の結論 436
訳注 [455-466]
訳者解説――マルセル・モースという「場所」 [467-489]