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『コンクリート崩壊――危機にどう備えるか』(溝渕利明 PHP新書 2013)

著者:溝渕 利明[みぞぶち・としあき](1959-) 土木工学(コンクリート材料学、構造物診断技術)。
件名:コンクリート--劣化
件名:コンクリート構造--維持管理
NDC:511.78 技術.工学 >> 建設工学.土木工学 >> 土木力学.建設材料 >> コンクリート.コンクリート工学 >> 設計.計算.維持管理
NDLC:NA56


コンクリート崩壊 | 溝渕利明著 | 書籍 | PHP研究所


【目次】
目次 [003-008]


序章 現代社会に響くコンクリートの悲鳴 009
昨日起こらなかったことは、今日も起こらないのか
韓国で倒壊事故を引き起こした安全神話
本格的な対策が必須


第一章 現代社会を支える鉄とコンクリート 029
コンクリートはいつからあるのか
古代コンクリート
ローマンコンクリート
セメントの誕生
鉄とコンクリートの出会い


第二章 コンクリートとは何なのか? 055
コンクリートの性質 
コンクリートは何からできているのか
コンクリートの欠点 
コンクリートはどんな病気にかかるのか?
鉄筋コンクリート内部の鉄筋が傷んでいく病気(1) 塩害
鉄筋コンクリート内部の鉄筋が傷んでいく病気(2) 中性化
コンクリート自身が傷んでいく病気(1) アルカリシリカ反応
コンクリート自身が傷んでいく病気(2) 化学的浸食 
コンクリート自身が傷んでいく病気(3) 凍害 


第三章 コンクリート構造物は本当に安全なのか 115
最近目に付く工場の爆発事故や火力発電所の火災 
コンクリート構造物は本当に安全なのか 
「荒廃するアメリカ」 
サービスはタダという意識をなくすこと


第四章 コンクリートの寿命 131
木構造物の歩み
橋、ダム、トンネル
コンクリートの寿命
高齢化を迎えるコンクリート構造物 
新型コンクリートは長期耐久が可能 


第五章 コンクリート構造物の人生設計 159
コンクリート構造物には生命保険がない?
わが市の橋の発注をどうする? 
コンクリート構造物の維持管理
後世に伝えることの大事さ――技術の伝承


第六章 「コンクリートから人へ」がもたらした弊害 184
浅薄なダム不要論 
ダム事業はどのようにして行われるのか 
解散に追い込まれた道路保全技術センター 
人に何かを伝えることの大事さと難しさ 


第七章 コンクリートの崩壊を防ぐには 197
JR東海の大規模改修 
首都高速道路の大規模修繕 
橋梁よりも深刻な下水道施設の危機 
ダムの更新は式年遷宮に学べ 
更新後のコンクリート構造物のあり方
コンクリート構造物の点検


第八章 コンクリートドクターが危機を救う 225
コンクリートドクターを国家資格に!
コンクリート分野の「梅ちゃん先生」を増やせ!


おわりに [237-238]
引用文献・参考文献 [239-242]