著者:高田 里惠子[たかだ・りえこ](1958-) ドイツ近代文学。
NDC:002 知識、学問、学術。
【目次】
目次 [003-006]
はじめに [007-010]
第1章 教養、あるいは「男の子いかに生くべきか」 011
教養死すとも
教養論をめぐる困難
ドイツ語作戦
解放・上級学校・青春
はじめからあった教養主義批判
違うのは、ただ方法だけ
そして批判すらされなくなった
エリートと呼ばれる少数の男の子たち
それなりの才能
受験勝者の低い自己評価
たかが受験勉強で!
脱・優等生宣言
読書の効用
旧制高校的教養主義から学べ
現代日本のエリートの問題性
自己ではなく、他者
ナベツネ登場
ミスター教養人、竹山道雄
奇妙な予告自殺
原口統三をめぐる評価
Yの悲劇
慢性孤独病のマゾヒスム患者
教養論としての『赤頭巾ちゃんに気をつけて』
庄司薫について
おじさんのNote
丸山眞男的なるもの
みんなを幸福にするにはどうしたらいいのか
江藤淳の批判
エリート校の真実
四方田犬彦の批判
生きがいの独占
教養論に気をつけて
第2章 戦争、そして教養がよみがえる 071
学力低下を最初に嘆いた人物
教師は喜んでいるか
読者と一緒に悩んでいる
自己批判とインテリ
ドストエフスキーとベートーヴェン
トルストイって何だっけ
マ××スも知らない学生
誰が「事変後の学生」だったか
戦中派三様
どこまで下がる
『学生叢書』の読者
『神聖喜劇』のなかの「事変後の学生」
「帝大出」二等兵
サラリーマンは気楽な稼業か
尊敬されない高学歴者
反教養主義的帝国大学
実用教育の効用
とにかく就職しなくては
人柄主義
東大、いま昔
味方同士
サラリーマンへの教養のススメ
もう就職のことなんか考えないでいい
明るい希望
ふたたび自己批判を
わだつみ学徒兵の評価
男の子いかに死すべきか
第3章 出版社、この教養の敵 125
教養のアント
いわゆる東大中沢事件
書かないこと
読まれないこと
教授や博士になったより遥かに愉快です
広田先生は中沢新一に×を付けるか
教養主義の二重構造
大学の外へ放りだされて
商品になる
人文書
ミーハー
語学教師礼賛
大学講義の価値下落
もしも「偉大なる暗闇」が帝大教授になったなら
大きな文学者
虚栄の時代
表紙に人の名前がぱーっとある
ライバルは浅田彰
トランス・イタリア・エクスプレス
選別
三浦雅士につづけ
お礼は言わない
花咲く業績のかげに
第4章 女、教養と階級が交わる場所 175
禁句について
上野千鶴子なんか怖くない
打算のない女
専業主婦と教養主義
男探しの大衆化、そして終焉
洛中の女子はみな
平等と友愛
女は化ける
罰せられたい
ブルジョア女と教養主義男
代々続いた文化的貧困
英吉利風洋館のなかでの屈辱
心貧しく何かを求めつづける
毀誉褒貶
パラサイト・シングルと教養主義
「事変後の女学生」の結婚難
おじさん驚愕
ケッ!
さすが真珠夫人
やっぱりお嬢さんね
どうでもいい問題
コアラと日本女性
昼ドラ路線
母さま!僕は一番で入学しました!
息子とともに
教養、あるいは女の子いかに生くべきか
すこし長いあとがき [229-236]
引用文献・参照文献 [237-253]