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目次とメモを置いとく場

『フィールド言語学者、巣ごもる。』(吉岡乾 創元社 2021)

著者:吉岡 乾[よしおか・のぼる](1979-) ブルシャスキー語、ドマーキ語、記述言語学、南アジア研究(特にパキスタン北部)。
ブックデザイン:鈴木 千佳子[すずき・ちかこ](1983-) グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。
装画・挿絵:朝野 ペコ[あさの・ぺこ] イラストレーター。
NDC:801 言語学


書籍詳細 - フィールド言語学者、巣ごもる。 - 創元社


【目次】
まえがき [002-007]
目次 [008-011]
ざっくり言語学マップ [012-013]


  I

言語学が何をして何をしないか|言語学とは何か[二〇二〇年六月二九日] 016
  言語学がすること
  言語学がしないこと
  言語学で夢を見られるか
注釈 022


文法のない野蛮な言語を求めて|言語は何か[二〇二〇年六月二九日] 023
  ブルシャスキー語と出会った
  そして「文法のない言語」に出会った
注釈 028


語学挫折法|語学[二〇二〇年八月一八日~一九日] 029
  ちゃんとした発音を身に付ける
  毎日欠かさず続ける
  本気になれる動機を作る
  語学継続法
注釈 039


喋る猫のファンタジー|音声学・生物学[二〇二〇年一〇月一四日~一七日] 041
  猫の言語の研究の古今東西
  人語を話す猫を科学する
注釈 050


差別用語言葉狩り|差別語・罵倒語・卑語・誹謗・中傷[二〇二〇年八月二七日~三一日] 052
  言語表現の曖昧さ
  協調性と文脈による支えが理解を絞り込む
  「差別用語」という幻想
注釈 061


僕は言葉|社会言語学・隠語・アイデンティティ[二〇二一年二月一四日~二一日] 062
  私の僕と俺
  言葉とキャラ
  敬語と距離感
  言葉とアイデンティティ
  言葉は映りの悪い鏡
注釈 074


  II

日常をフィールド言語学する|フィールド言語学・個人語[二〇二〇年一〇月一一日~二三日] 078
  しがない関西弁のメモ書き
  動画配信サイトをフィールドワークする
  漫画をフィールドワークする
  生の言葉を相手取ってこそ
注釈 090


【緊急】リモート調査チャレンジ|文字・フィールド調査[二〇二〇年一〇月二二日] 092
  「    」研究者
  リモート調査の試み
注釈 097


翻訳できないことば|意味論・翻訳・文化的背景[二〇二〇年一一月一〇日~一二日] 098
  翻訳と意味
  言葉は構造をなしている
  言葉による概念の切り分け
  言葉にへばり付いたイメージ
  各人の頭の中の百科全書
注釈 110


言語が単一起源ではない理由|歴史言語学・文字・生物学[二〇二〇年一〇月一九日] 113
  生物の樹形図と言語
  生命体の化石、言語の化石
注釈 119


淘汰されたプロの喩え話|成句・比喩・諺[二〇二〇年一一月一六日~日] 121
  様々な言い換え表現
  見立て・擬え〔なぞらえ〕
  歴々のミームたち
注釈 130


無文字言語の表記法を編み出すには|文字・音韻論・文化的背景[二〇二一年一〇月一三日~一四日] 132
  文字のメリットと、個別に書かれ始める無文字言語
  文字化することの難しさ
  社会的問題と綴り字の癖と
  骨折り損は避けたいので
注釈 146


例のあのお方|敬語・借用語・音韻論[二〇二〇年一〇月二九日~一一月一〇日] 149
  ハリー・ポッターと例のあのお方
  区別する音の違いと借用語への姿勢
  ハリー・ポッターと個々のキャラ名
  外来語に開拓される発音の幅
注釈 165


  III

どうして文法を嫌うのか|言語と文法[二〇二一年一月二六日~二八日] 170
  ルールは類推を可能にし、表現力を爆増させる
  新表現を書き散らす
  深掘りで文法は面白くなりだす
注釈 179


軽率に主語を言えとか言う人へ|主語と主題と主格[二〇二〇年八月二四日~二六日] 181
  主語とは何か
  助詞の「が」が付いたものは?
  主語でも主格でもない、主語
注釈 195


意味と空気|意味論・語用論[二〇二〇年一一月一二日~一三日] 197
  意味とは何かを考える
  意味以外の意味
注釈 207


語とは何か|音韻論・形態論・統語論・意味論[二〇二一年一月七日~一五日] 208
  通言語的な「語」の定義
  「猫が鳴く」の語数は?
  音韻的な側面から
  分離のしやすさ・しにくさを考慮する
  結局、「語」とは何か
注釈 221


ことばの考古学|比較言語学[二〇二一年二月二四日~三月三日] 225
  どうやって言語を手掛かりとするか(一)
  どうやって言語の手掛かりを発掘するか
  どうやって言語を手掛かりとするか(二)
注釈 235


日本語はこんなにも特殊だった|類型論[二〇二一年二月二六日~三月三日] 238
  日本語は平凡である
  日本語は平凡とも稀有とも言いがたい
  日本語は稀有である
注釈 253


なくなりそうな日本のことば|方言と言語・危機言語[二〇二一年一月二九日~二月五日] 255
  琉球諸語は日本語とは別の言語なのか
  話題に上がることの少ないもう一つの言語
  日本の大きい言語から小さい言語まで
  冒頭から僕は「日本で話されている言語」と言っていた
注釈 266


あとがき(二〇二一年四月吉日 著者) [268-272]
言語解説 [274-281]
参考文献 [282-283]
著者紹介 [284]