編者:渡辺 恒夫[わたなべ・つねお](1946-)
編者:村田 純一[むらた・じゅんいち](1948)
編者:高橋 澪子[たかはし・みおこ](1934-)
件名:心理学
NDLC:SB35
NDC:140.1 心理学
備考:先行する『心とは何か――心理学と諸科学との対話』(北大路書房 2001)も同じ研究会から。
【目次】
序論
0-1 心理学の哲学とは何か(渡辺恒夫)
0-2 概観:歴史的観点から(村田純一)
第1部 歴史編:心理学の成立
1-1 近代心理学の思想史背景と意義(高砂美樹)
1-2 人間科学の方法論争(丸山高司)
1-3 行動主義と哲学
1-3-1 行動主義の理論的意義(佐藤方哉)
1-3-2 哲学的行動主義(金杉武司)
1-4 ゲシュタルト理論の射程
1-4-1 現象学とゲシュタルト学派(直江清隆)
1-4-2 ゲシュタルト心理学:現象学と人間科学としての心理学(鯨岡 峻)
間奏曲:科学論の展開(横山輝雄)
第2部:各論編:心理学の展開
2-1 認知革命と「心の哲学」
2-1-1 心・脳・コンピュータ(中川維子)
2-1-2 心の消去主義:心は存在しない?(信原幸弘)
2-1-3 反認知主義:ギブソン心理学の哲学的位置づけ(河野哲也)
2-2 臨床心理学の隠れた哲学
2-2-1 歴史的背景:自然科学の隠れた双子として(實川幹朗)
2-2-2 心の存在論と臨床心理学の未来:フロイト・ユング,そして...(實川幹朗)
2-2-3 精神分析は科学か?(松本展明)
2-2-4 東洋と西洋:主体変様的認識と客体観察的認識(黒田正典)
2-3 発達心理学の隠れた哲学
2-3-1 ワロン,ヴィゴツキー,ピアジェ(浜田寿美男)
2-3-2「心の理論」の隠れた哲学(麻生 武)
2-4 社会心理学の新展開:社会的構成主義と言説的アプローチ(小松栄一)
あとがき(渡辺恒夫)
【メモランダム】
小説の『魔の木』というのがある。