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『広がる!進化心理学』(小田亮, 大坪庸介[編] 朝倉書店 2023)

編者:小田 亮[おだ・りょう]名古屋工業大学大学院工学研究科
編者:大坪 庸介[おおつぼ・ようすけ] 東京大学大学院人文社会系研究科
著者:鮫島 和行[さめじま・かずゆき] 玉川大学脳科学研究所
著者:大平 英樹[おおひら・ひでき] 名古屋大学大学院情報学研究科
著者:竹澤 正哲[たけざわ・まさのり] 北海道大学大学院文学研究院
著者:坂口 菊恵[さかぐち・きくえ] 大学改革支援・学位授与機構
著者:齋藤 慈子[さいとう・あつこ] 上智大学総合人間科学部
著者:中西 大輔[なかにし・だいすけ] 広島修道大学健康科学部
著者:玉井 颯一[たまい・りゅういち] University of Tübingen
著者:村山 航[むらやま・こう] University of Tübingen
著者:三船 恒裕[みふね・のぶひろ] 高知工科大学経済・マネジメント学群
著者:小林 春美[こばやし・はるみ] 東京電機大学理工学部
著者:豊川 航[とよかわ・わたる] University of Konstanz 
著者:内藤 淳[ないとう・あつし] 法政大学文学部
著者:石井 辰典[いしい・たつのり] 日本女子大学人間社会学
著者:平石 界[ひらいし・かい] 慶應義塾大学文学部
著者:安藤 寿康[あんどう・じゅこう] 慶應義塾大学文学部
著者:喜入 暁[きいれ・さとる] 大阪経済法科大学法学部
装丁:designfolio
件名:進化心理学
NDLC:SB21 科学技術 >> 心理学 >> 心理学 
NDC:140 心理学


広がる! 進化心理学 |朝倉書店


【目次】
執筆者一覧 [/]
まえがき(2023年5月 編集者一同 大坪庸介・小田亮) [i-ii]
目次 [iii-vi]


Chapter 1 進化心理学とは何(ではないの)か?[小田 亮] 001
1.1 進化心理学は心の進化についての学問ではない
1.2 進化には目的はない
1.3 適応論は「なぜなぜ物語」ではない
1.4 進化心理学は遺伝決定論ではない
1.5 文化と進化は(必ずしも)対立するものではない


Chapter 2 進化心理学と神経・生理[鮫島和行] 012
2.1 神経科学と進化
2.2 マーの3レベルとティンバーゲンの四つの行動要因
2.3 報酬の予測とドーパミン神経系
2.4 他者の行為認知と社会性
2.5 他者の報酬認知と共感性
2.6 直感的社会性と熟慮的社会性
2.7 計算論と進化心理学の接点


Chapter 3 進化心理学と感情[大平英樹] 023
3.1 感情の用語と定義
3.2 基本情動理論と構築主義
  a. 基本情動理論
  b. 構築主義
  c. 基本情動理論の改訂:新基本情動理論
3.3 感情の予測符号化
  a. 予測符号化の理論
  b. 内受容感覚の予測符号化
3.4 感情の主観的経験とその機能
3.5 感情を進化心理学的に考察する意義


Chapter 4 進化心理学と認知[竹澤正哲] 038
4.1 進化心理学と心のモジュール性
4.2 進化と合理性
  a. 人間と合理性
  b. 限定合理性と生態学的合理性
  c. 機能とメカニズムの区別
  d. メカニズムからみる合理性
  e. 合理性の再興
4.3 モジュール性から階層性へ


Chapter 5 進化心理学と性[坂口菊恵] 051
5.1 環境影響偏重へのアンチテーゼとしての性差研究
5.2 進化心理学はどのような現象をうまく説明したか
5.3 性淘汰理論から親の投資理論へ
5.4 ホルモン研究の沼
5.5 進化心理学神経科学に包摂されるか
5.6 異性愛を前提とした理論の普遍性・妥当性に対する疑念
5.7 文化規範がジェンダーと性行動との結びつきを決める
5.8 性淘汰理論の死?
5.9 自由意志は存在するか?


Chapter 6 進化心理学と発達[齋藤慈子] 063
6.1 発達とは
6.2 進化心理学的視点を取り入れた発達の理解
  a. 遺伝の影響の認識:行動遺伝学
  b. ヒトの普遍的特徴
  c. 親子の対立
  d. 狩猟採集社会を参考にする
  e. 進化心理学的視点を取り入れることの注意点
6.3 進化を取り入れた発達研究分野:進化発達心理学
6.4 文化と発達
6.5 これからの発達心理学


Chapter 7 進化心理学とパーソナリティ[中西大輔] 073
7.1 パーソナリティとは何か
7.2 パーソナリティは存在するのか
7.3 選択的中立理論による説明
7.4 反応性遺伝率
7.5 平衡淘汰


Column 1 心理統計[玉井颯一・村山 航] 085
  心理学における統計の利用/帰無仮説検定の注意点/統計を用いるということ


Chapter 8 進化心理学と社会[三船恒裕] 090
8.1 利他行動の進化
8.2 最小条件集団における集団間バイアスと社会的アイデンティティ理論
8.3 社会的アイデンティティ理論と複数レベル淘汰理論
8.4 閉ざされた一般互恵性理論と間接互恵性理論
8.5 外集団攻撃の謎


Chapter 9 進化心理学と言語[小林春美] 101
9.1 生成文法理論の考え方
9.2 群れ社会への適応とコミュニケーションの道具としての言語
9.3 語用論の能力
9.4 意図明示的推論コミュニケーション
9.5 協力的コミュニケーションの進化
9.6 進化心理学のアプローチがもたらしたこと


Chapter 10 進化心理学と文化[豊川 航] 114
10.1 文化に適応する心理
10.2 人間以外の動物における文化
10.3 適応的な社会的学習戦略
10.4 忠実な文化の伝達と累積的文化進化
10.5 文化的ニッチ構築と遺伝子-文化共進化
10.6 社会制度と人口動態の共進化


Chapter 11 進化心理学と道徳[内藤 淳] 126
11.1 利他性と道徳性の区別
11.2 ルースの「道徳感覚」論
11.3 道徳心理学での展開
  a. ハイトの道徳基盤理論
  b. その意義①:直観主義
  c. その意義②:道徳の基盤要素の多様性
  d. 反論
11.4 メタ倫理学での展開
  a. メタ倫理学における道徳的実在論
  b. 進化的暴露論証による道徳的実在論批判
  c. 反論
  d. 改革的虚構主義にみる道徳の機能
11.5 規範倫理学での展開


Chapter 12 進化心理学と宗教[石井辰典] 138
12.1 宗教と進化の「対立」
12.2 宗教認知科学
12.3 適応的道具としての宗教
12.4 「対立」を超えて


Column 2 心理学の再現性危機と進化心理学[平石 界] 148


Chapter 13 進化心理学と教育[安藤寿康] 152
13.1 教育は生物学的現象である
13.2 教育をどう定義するか
13.3 知識に依存する動物:知識の意味とニッチ構築
13.4 教育の至近要因
13.5 文化の駆動因としての遺伝的多様性
13.6 新しい教育学を目指して


Chapter 14 進化心理学と犯罪[喜入 暁] 165
14.1 犯罪性の一般的傾向
14.2 競争と対人攻撃,暴力,殺人
  a. リスクテイキングおよび犯罪の年齢―犯罪曲線への進化心理学的アプローチ
  b. 年齢-犯罪曲線の本質と日本の特異性
14.3 窃盗,財産犯
  a. 頻度依存淘汰と代替戦略
  b. 年齢-犯罪曲線との対応
14.4 裏切り,だまし
  a. 生活史理論に基づく戦略の個人差
  b. 早い生活史戦略を反映するダークパーソナリティ
   c. ダーク・トライアドと反社会的な行動傾向
14.5 性差
14.6 進化心理学に基づく犯罪(心理学)研究の可能性 


索引(欧文索引/和文索引/主要人名) [178-183]