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『リサーチのはじめかた――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法』(Thomas S. Mullaney, Christopher G. Rea[著] 安原和見[訳] 筑摩書房 2023//2022)

原題:Where Research Begins: Choosing a Research Project That Matters to You (and the World), University of Chicago Press.
著者:Thomas S. Mullaney 中国史
著者:Christopher G. Rea 中国文学。
訳者:安原 和見[やすはら・かずみ](1960-) 英日翻訳。
件名:情報活動
NDLC:UA21
NDC:002.7 知識.学問.学術
備考:書名には書かれていないが、人文学系の研究法についての本。


筑摩書房 リサーチのはじめかた ─「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法 / トーマス・S・マラニー 著, クリストファー・レア 著, 安原 和見 著
リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法 | 筑摩書房


・プロジェクトのサイト。
- WRB



【目次】
目次
凡例


はじめに
  「自分中心的研究」宣言
  中心のある研究こそ最高
  この本の使いかた
  内側が第一、外側は第二
  やってみよう ―― ここで、いますぐ書く


第1部 自分中心の研究者になる


第1章 問いとは?
テーマは問いではない
やってみよう ―― 自分自身を検索する
やってみよう ―― 退屈を手がかりにする
やってみよう ―― やるなら思いきり小さく
反響板 ―― 研究ネットワークの構築に着手する
きみは問いを生み出した


第2章 きみの問題は?
問いに飛びついてはいけない
(問題をとらえ損なうことになる)
問いに対してストレステストを実施する
やってみよう ―― 問いに診断テストを実行する
やってみよう ―― 一次資料を使って問いを鍛える
やってみよう ―― 思い込みを可視化する
やってみよう ―― 問いと問いを結びつける問題を特定する
反響板 ―― 一次資料の手がかりを得る
ついに問題発生(よい意味で)


第3章 成功するプロジェクトを設計する
一次資料とその使いかた
(あるいはシリアルの箱を読む五〇の方法)
やってみよう ―― 一次資料をシリアルの箱と同じように扱う
やってみよう ―― 一次資料を思い描く
点と点を結ぶ ―― 資料から議論へ
資料は自分を弁護できない
やってみよう ―― 資料を用いて点と点を結ぶ
(ただし鉛筆で)
研究資源の評価
やってみよう ―― 意思決定マトリクス
反響板 ―― きみの意思決定マトリックスは完全か
二種類のBプラン
作業場を用意する
やってみよう ―― 無から資金を生み出す
(正式な研究計画書を作成する)
反響板 ―― 信頼できるメンターに研究計画書を読んでもらう
(ただしこれが予備的なものだと理解している人に)
きみはプロジェクトのスタート地点に立った


第2部 自分の枠を超える

第4章 きみの〈問題集団〉の見つけかた
問題を共有する研究者を見つける
やってみよう ―― 変数をひとつ入れ替える
やってみよう ―― 前とあとのゲーム
やってみよう ―― きみの集団を探す
(二次資料検索)
きみの〈集団〉に合わせて書き換える
やってみよう ―― 「仲間言葉」を見つけて書き換える
反響板 ―― 計画案の一般用語バージョンは意味が通るか?
きみの〈集団〉にようこそ


第5章 〈分野〉の歩きかた
〈分野〉内の〈問題〉を知る
分野を読んでかれらの問題を知る:「文献レビュー」を再考する
やってみよう ―― 「きみの問題はなに?」書店を開く
(つまり、〈分野〉を〈問題集団〉で分類する)
やってみよう ―― 他者の変数を入れ替える
やってみよう ―― きみの〈分野〉に合わせて書き直す
反響板 ―― きみの〈分野〉で〈反響板〉を探す
きみの〈分野〉にようこそ


第6章 はじめかた
心配はいらない。ただ書くだけだ。
やってみよう ―― 「第0稿」を作る
自分の言いたいことを理解する ―― 〈第1稿〉を書く
やってみよう ―― 「0」から「1」へ
完璧は退屈
反響板 ―― 自分自身と対話する
自分中心的研究の世界へようこそ


おわりに 研究者としての未来、次に待つものは?
やってみよう ―― 新しい問題を見つけて新しいプロジェクトを始める
やってみよう ―― 他者を手助けする


謝辞 
参考図書