原題:Semicolon: How a Misunderstood Punctuation Mark Can Improve Your Writing, Enrich Your Reading and Even Change Your Life (Fourth Estate Ltd)
著者:Cecelia Watson 科学史。科学哲学。
訳者:萩澤 大輝[はぎさわ・だいき](1992-) 認知言語学。語形成。
訳者:倉林 秀男[くらばやし・ひでお](1976-) 英語学。文体論。
装丁:松田 行正[まつだ・ゆきまさ](1948-) グラフィックデザイン、アートディレション。装丁。著述業。
装丁:倉橋 弘[くらはし・ひろし] ※同姓同名の社会福祉学者と昆虫学者がいる。
件名:英語--句読法
NDLC:KS34
NDC:831.7 英語--音声.音韻.文字 >> 音声.音韻.文字>> 句読点
セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点 | 左右社 SAYUSHA
【目次】
献辞 [001]
題辞 [003]
目次 [004-005]
はじめに 言葉のルールをめぐる愛憎 007
1章 音楽を奏でるように――セミコロンの誕生 016
2章 科学的規則を目指して――英文法戦争 023
3章 ファッションアイテムからトラブルメーカーへ 043
4章 ゆるい条文と自制心――句読点ひとつでボストン中が大混乱 052
5章 解釈に伴う偏見と慈悲 064
6章 ルールを岩に刻み込む――現代の試み 082
7章 セミコロンの達人たち 086
大いなる止まり 093
ヘロイン中毒者とフェミニスト 105
捕鯨やら話芸やら 114
みなまで言うか、委ねるか 128
ラインとダッシュ:セミコロンなんてもう古い? 141
8章 切なる訴え、単なる気取り――セミコロンを使うのはひけらかし? 147
おわりに ルール違反? 159
訳者解説(2023年7月末日 萩澤大輝) [168-173]
巻末注 [174-185]
索引(事項/人名/書名・作品名) [186-188]
【図一覧】
図1 『エトナ山について』終盤からの抜粋(Pietro Bembo(1496) De Aetna) 018
図2 各種フォントのセミコロン 019
図1 シェイクスピアもミルトンも、まったくだらしない!(Robert Lowth(1758) A Short Introduction to English Grammar〔『簡約英文法入門』〕) 026
図2 シェイクスピアに文法と表現技法を軽くレクチャーするラウス 026
図3 アイゼイア・J・モリスの著作の序文の攻撃性(Isaiah J. Morris(1858),Morris's Grammar: A Philosophical and Practical Grammar of the English Language, Dialogically and Progressively Arranged; In Which Every Word Is Parsed According to Its Use) 034
図4 クラークの文構造図:複数の節からなる他動詞文(The Lord uplifts his awful hand And chains you to the shore.)の構文分析 036
図5 同:複雑に文が組み合わさった穴埋め問題 037
図6 ブリオンズに見られる葛藤 039
図1 クワッケンボスにとるセミコロンの規則 047
図 句読点の関わる事件を報じる記事の見出し 063
写真 Raiph Crane 095
図 セミクジラの肋骨(William H. Flower(1866) Recent Memoirs on the Cetacea, p.115. ) 127
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本書で描かれた混乱とは違って、奇麗に整理されたパンクチュエーションを学べる本。
『句読点、記号・符号活用辞典。』(辞典編集部編 小学館 2007)