著者:武隈 愼一[たけくま・しんいち](1950-) 経済学。
シリーズ:新経済学ライブラリ;4
件名:ミクロ経済学
NDLC:DA1
NDC:331 : 経済学.経済思想
※2016年には『新版 ミクロ経済学』が刊行。
一般的な学生にとっては、「増補版」と「新版」のどちらが新しいのか区別するのが難しいうえに、誰にとっても口頭で言及するときもかなりややこしいと思う。そこで「第2版」にすれば、二個目の難点は避けやすいはず。
新版 ミクロ経済学 - 株式会社サイエンス社 株式会社新世社 株式会社数理工学社
【目次】
編者のことば(竹内 啓) [/]
増補版へのまえがき(平成11年9月 武隈愼一) [i]
まえがき(平成元年8月 武隈愼一) [ii-iv]
目次 [v-viii]
1 基礎概念と分析手法 001
1-1 経済分析の基本用語 003
財
経済主体
生産と消費
価格
市場
マクロとミクロ
1-2 経済循環 006
民間・政府・海外
実物経済
貨幣経済
1-3 市場経済 008
需要と供給
需要曲線と供給曲線
需要関数と供給関数
市場の均衡
経済モデル
競争市場
部分均衡と一般均衡
1-4 数学的用語 013
関数とグラフ
連続性と微分可能性
微分
最大と最小
偏微分
2 消費者行動 021
2-1 選好と効用関数 022
一財の場合
二財の場合
無差別曲線
限界効用
限界代替率
限界効用と限界代替率の関係
効用の基数性と序数性
一般的な順序付け
2-2 効用最大化と需要 032
予算制約
効用最大化
需要関数
2-3 需要の変化と財の分類 039
所得の変化
エンゲル曲線
需要の所弾力性
必需品・ぜいたく品
価格の変化
需要曲線
粗代替財・粗補完財
代替効果・所得効果
代替財・補完財
ギッフェン財
需要の価格弾力性
財の分類
2-4 交換の理論 049
財の交換
労働供給
2-5 双対性アプローチ 054
間接効用関数
補償需要関数
支出関数
2-6 スルツキー方程式 063
スルツキー方程式
代替行列
2-7 練習問題 068
3 企業行動 071
3-1 費用と供給 072
費用関数
限界費用と平均費用
利潤最大化
供給曲線
3-2 生産技術と費用 077
一生産要素の場合
二生産要素の場合
限界生産性
等産出量曲線
限界代替率
費用最小化
費用関数
3-3 生産要素の需要 086
一生産要素の場合
二生産要素の場合
3-4 短期費用と長期費用 091
短期と長期
短期費用関数
長期費用関数
短期供給曲線
長期供給曲線
3-5 費用関数の性質 099
要素需要の変化
3-6 生産集合 103
二財の場合
生産集合の形
三財の場合
3-7 生産集合と利潤 110
限界変形率
利潤最大化
供給関数
利潤関数
供給の変化
3-8 練習問題 118
4 競争経済の均衡 121
4-1 市場均衡 122
市場需要
市場供給
市場均衡
4-2 市場調整 126
ワルラス的調整
マーシャル的調整
クモの巣の理論
4-3 交換経済における競争均衡 132
交換経済
交換経済モデル
競争均衡
総超過需要関数
4-4 生産経済における競争均衡 140
生産経済
生産経済のモデル
競争均衡
総超過需要関数
4-5 練習問題 146
5 経済厚生 149
5-1 資源配分の効率性 151
パレート最適
消費の効率性
生産と消費の効率性
5-2 厚生経済学の基本定理 158
経済モデル
競争均衡の効率性
5-3 経済厚生の基準 163
パレートの基準
カルドアの基準
カルドア基準の矛盾[シトフスキーのパラドックス]
バーグソン・サミュエルソンの社会厚生関数
投票のパラドックス
アローの不可能性定理
5-4 アローの定理 169
選択対象の順序
社会厚生関数
満場一致
非独裁性
独立性
不可能性定理
5-5 練習問題 177
6 不完全競争 179
6-1 独占市場 180
限界収入
独占企業の利潤最大化条件
独占度[ラーナーの独占度]
6-2 クールノー均衡 184
反応関数
クールノー均衡[クールノー・ナッシュの均衡]
均衡の安定性
6-3 シュタッケルベルク均衡 188
等利潤曲線
追随者
先導者
共謀
6-4 製品差別化と独占的競争 192
6-5 屈折需要曲線 195
6-6 差別価格 198
6-7 交換経済のコア 199
交換経済
競争均衡
コア
競争均衡とコアの関係
6-8 極限定理 202
n倍経済
n倍経済の競争均衡
n倍経済のコア
コアの縮小
極限定理
6-9 練習問題 210
7 公共経済 213
7-1 消費者余剰と生産者余剰 214
消費者余剰
生産者余剰
経済厚生の指標
7-2 経済厚生の指数 220
数量指数
顕示選好の理論
物価指数
補償所得の変化
7-3 市場における課税の効果 227
従価税と従量税
補助金
7-4 公共財 232
効率性
最適供給
7-5 リンダール均衡 237
公共財の需要
リンダールのメカニズム
7-6 外部性 242
外部経済と外部不経済
企業間の外部不経済
取引費用
課税と補助金
私的費用と社会的費用
コースの定理
7-7 練習問題 249
8 不確実性 253
8-1 期待効用 255
見込み
期待効用
8-2 危険に対する態度 257
リスク
リスク・プレミアム
保険
賭
8-3 保険と資産選択 262
保険
資産選択
8-4 不確定性下の市場均衡 267
状態選好の理論
条件反射
完全市場
8-6 情報と期待 274
中古車市場
アドバース・セレクション
合理的期待
8-7 シグナリング 278
労働市場の不確実性
シグナルとしての教育
シグナリング均衡
均衡の最適性
8-8 企業の資金調達 282
証券市場
企業の価値
投資家の裁定取引
モディリアーニ・ミラーの定理
証券市場の一般均衡
8-9 練習問題 288
9 投入算出分析 291
9-1 産業連関表 292
中間投入
最終需要
産出合計
付加価値・原材料輸入
投入合計
生産と所得
9-2 レオンチェフ体系 295
投入係数
実物体系
価格体系
総生産・総支出・総所得
計測単位
9-3 行列乗数 299
ホーキンズ・サイモンの条件
レオンチェフ逆行列
行列乗数
波及効果
9-4 一般化されたレオンチェフ体系 305
生産技術
生産技術の集合
生産可能性集合
技術選択
非代替定理
9-5 練習問題 311
10 国際貿易 313
10-1 貿易の利益 314
余剰分析
貿易と産業保護
10-2 交易の理論 318
交易の理論
関税の効果
2国モデル
10-3 生産物価格と要素価格 323
2部門経済
1次同次の生産関数の性質
利潤最大化の条件
要素集約度
要素賦存量
要素価格の均等化
ストルパー・サミュエルソンの定理
10-4 貿易のパターン 332
比較生産費説
リプチンスキーの定理
ヘクシャー・オーリンの定理
レオンチェフのパラドックス
10-5 練習問題 339
11 ゲームの理論 341
11-1 標準形ゲーム 342
双行列ゲーム
ナッシュ均衡
マクシ・ミン戦略
11-2 2人ゼロ和ゲーム 348
ゼロ和ゲーム
行列ゲーム
11-3 展開形ゲーム 352
ゲームの木
プレイヤー分割
情報分割
選択分割
利得関数
先導者と追随者
純粋戦略
混合戦略と行動戦略
11-4 部分ゲーム完全均衡 359
チェーンストア・ゲーム
チェーンストア・パラドックス
11-5 繰り返しゲーム 362
囚人のジレンマ
スーパーゲーム
フォーク定理
11-6 練習問題 367
文献 [369-375]
練習問題解答 [376-380]
索引 [381-388]
ミクロ経済学に登場する経済学者① クールノー 002
ミクロ経済学に登場する経済学者② ワルラス 019
ミクロ経済学に登場する経済学者③ スミス 020
ミクロ経済学に登場する経済学者④ ピグー 070
ミクロ経済学に登場する経済学者⑤ マーシャル 150
ミクロ経済学に登場する経済学者⑥ エッジワース 212
ミクロ経済学に登場する経済学者⑦ スルツキー 252
ミクロ経済学に登場する経済学者⑧ パレート 254