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『リスクに背を向ける日本人』(山岸俊男, Mary C. Brinton 講談社現代新書 2010)

著者:山岸 俊男(1948-2018) 社会心理学
著者:Mary C. Brinton 社会学。日本研究。
シリーズ:講談社現代新書;2073
メモ:対談を文字起こししたもの。対談の場には、岡部ひとみ(講談社)、増田ユリヤも同席と。


『リスクに背を向ける日本人』(山岸 俊男,メアリー C・ブリントン):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部



【目次】
目次 [003-005]
まえがき [006-008]


第一章 日本を覆う「リスク回避傾向」 009
  日本の若者をめぐる問題
  日本人がリスクを避ける傾向は世界一


第二章 はしごを外された若者たち 023
  生き方としての貧困
  高校と企業の関係
  チャンスの平等
  「場」に帰属しすぎない生き方
  若者のひきこもり
  再チャレンジ可能な社会


第三章 どこで自分を探すのか? 055
  ハーバードの日本人留学生
  リスクがとれるアメリカ社会
  システムと考え方
  新千年紀世代と失われた世代
  自分探し
  アメリカ人は “trial and error" (トライアル&エラー)


第四章 決められない日本人 079
  日本人に英語は必要か?
  自分で決めたくない日本人
  賢い生き方は無難な生き方
  「どちらでもない」
  「ぬるま湯」が好きか?


第五章 空気とまわりの目 111
  マグリブ商人と株仲間禁止令
  悪い評判
  目玉の効果
  空気の話
  協力する意思があるというシグナル
  いじめの問題
  解決するには言葉がたいせつ
  授業で質問しない学生


第六章 なぜ日本人は子どもを産まないのか? 157
  アメリカ人は家族をたいせつにする
  少子化の波
  子育てのコスト
  アフェクションに対する需要
  ひきこもりと少子化
  年金問題少子化


第七章 グローバル化の意味 183
  マルクスの逆襲
  幸せと悦び
  マーケットは人間を堕落させる?
  アメリカ人の意識
  日本とアメリカで同じやり方をすると?
  ひどい教授の話
  どこにセーフティネットをはるか?
  貧困の文化 


第八章 女性の能力を生かすには 227
  メアリーの結婚の話
  日本とアメリカの「法律」のズレ
  日本で無駄になっている女性の人的資本
  集団主義的か、個人主義的か
  法律の整備


第九章 ジャパン・アズ・ナンバースリー 253
  「行動する」のが一番ですよ
  日本「集団主義的秩序」と米 「楽観主義の均衡」