著者:なだ いなだ(1929-2013) 精神科医。著述業。本名は堀内 秀[ほりうち・しげる]。
NDC:304 社会科学(評論集)
NDC:361.4 社会心理学
備考:対話形式。姉妹編の『民族という名の宗教』(1992年)は絶版。
【目次】
目次 [i-ii]
はじめに 001
ある高校生のいらだち
英雄待望の感情
第一章 失墜した権威 013
まとまりのなくなった原因
失ったものをとりもどす
個人の権威と組織の権威
第二章 権威と権力 033
個人の地位と権力
権威の落ちたあと
第三章 権威とは何か、権力とは何か 047
いうことをきく・きかせる
いうことをきかせる
第四章 いうことをきく心理 065
依存と権威
不安と恐怖
第五章 判断と権威 083
医者という職業
名医の信仰
なぜ、医者のように特別権威的な商売があるか
第六章 日常の中で 107
東京都という言葉の重み
現実と私たちをひきはなすもの
賞の権威
個人の判断の停止
小権威者たち
第七章 説得の方法 147
さまざまある説得法
暗示による説得と理による説得
暗示と自己暗示
理による説得
第八章 権威と反権威 181
理による説得の限界
専制に対する反抗と理想
少数の反抗
正統性の主張
第九章 まとまりなき社会 207
まとまりの否定
全体と部分
理想への距離
おわりに [235-242]