著者:川島 武宜[かわしま・たけよし] (1909- 1992) 民法、法社会学。弁護士。
NDC:320.4 法律
NDC:321 法学
【目次】
はしがき(一九六七年三月一日 川島武宜/追記 一九八六年十二月 著者) [i-iv]
目次 [v-vii]
第一章 問題 001
第二章 権利および法律についての意識 015
一 「権利」の意識 015
二 「法律」についての意識 037
(1) 「法律」の規定内容の不確実性 037
(2) 「法律」の規範性そのものの不確定性 043
三 憲法と権利意識 048
第三章 所有権についての意識 061
一 問題 061
二 近代法の「私所有権」の特質 062
三 わが国における所有権の法意識 071
第四章 契約についての法意識 087
一 問題 087
二 わが国における契約の法意識 089
第五章 民事訴訟の法意識 125
一 裁判 125
(1) 裁判ということばの意味 125
(2) 問題 127
(3) 民事訴訟に関する法意識 137
(4) 民事訴訟裁判への反映 143
二 調停 154
(1) 意味――仲裁とのちがい 154
(2) 「仲裁的調停」――仲裁と調停との未分化的型態 155
(3) 日本人の法意識と調停 162
(4) 調停制度の導入 166
(5) 「和の精神」の昂揚と調停制度の強化 170
(6) 戦後の変化 178
(イ) 戦後の変化
(ロ) 人々の法意識
(ハ) 法意識の変化と、調停制度の変化
第六章 むすび 197
別表 [1-5]
別表1 民事訴訟事件の処理に要する期間
別表2 (東南アジア諸国の弁護士数)
別表3 訴受理・取下・和解(裁判上)の数
別表4 勧解事件数
別表5 裁判所を経由する離婚