著者:高橋 昌一郎[たかはし・しょういちろう](1959-) 論理学、哲学。
NDC:116 論理学.弁証法[弁証法的論理学].方法論
『感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性』(高橋 昌一郎):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部
【目次】
目次 [003-006]
序章 シンポジウム「感性の限界」開幕──結婚披露宴会場より
結婚の選択
人生の決断
愛と別離
シンポジウム再開
第一章 行為の限界
1 愛とは何か
知覚の因果説
感情と脳
条件反射
リトル・アルバート実験
恐怖心とアドレナリン
愛と化学物質
2 カーネマンの行動経済学
心理学と広告
国連実験
マクドナルド訴訟
アンカリング効果
3 二重過程理論と不合理性
ブーメラン効果
刷り込み
ヒューリスティック処理システム
二重過程モデル
4 人間行為の限界と可能性
認知的不協和
フレーミング効果
合理性障害
第二章 意志の限界
1 自由とは何か
意志と意思
欲求と環境決定論
2 ドーキンスの生存機械論
ミルグラムの実験
服従実験の結果
服従と遺伝的傾向
利己的遺伝子と二重過程理論
3 進化と不自由性
複製子と自己増殖
設計と複製
ロボットの叛逆
進化する自由意志
4 人間意志の限界と可能性
古典力学と決定論
不完全性と不確定性と非決定論
決定論と非決定論の絶妙なバランス
第三章 存在の限界
1 死とは何か
宇宙のスケールと進化
ミーム
死とミーム
死と遺伝子
2 カミュの形而上学的反抗
究極の選択
加害者と被害者
自殺と真理
不条理の意味
形而上学的反抗
3 意識と不条理性
異邦人と不条理
カミュとサルトルの論争
テロリズムの意味
科学の脅威
4 人間存在の限界と可能性
意識と無意識
「私」の責任能力
軍拡競争
スターウォーズ計画
宇宙・肉体・悪魔
すべては幻想?
おわりに
参考文献