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『感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性』(高橋昌一郎 講談社現代新書 2012)

著者:高橋 昌一郎[たかはし・しょういちろう](1959-) 論理学、哲学。
NDC:116 論理学.弁証法弁証法的論理学].方法論


『感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性』(高橋 昌一郎):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部


【目次】
目次 [003-006]


序章 シンポジウム「感性の限界」開幕──結婚披露宴会場より 
  結婚の選択
  人生の決断
  愛と別離
  シンポジウム再開


第一章 行為の限界 
1 愛とは何か 
  知覚の因果説
  感情と脳
  条件反射
  リトル・アルバート実験
  恐怖心とアドレナリン
  愛と化学物質
2 カーネマンの行動経済学
  心理学と広告
  国連実験
  マクドナルド訴訟
  アンカリング効果
3 二重過程理論と不合理性 
  ブーメラン効果
  刷り込み
  ヒューリスティック処理システム
  二重過程モデル
4 人間行為の限界と可能性
  認知的不協和
  フレーミング効果
  合理性障害


第二章 意志の限界 
1 自由とは何か 
  意志と意思
  欲求と環境決定論
2 ドーキンスの生存機械論 
  ミルグラムの実験
  服従実験の結果
  服従と遺伝的傾向
  利己的遺伝子と二重過程理論
3 進化と不自由性
  複製子と自己増殖
  設計と複製
  ロボットの叛逆
  進化する自由意志
4 人間意志の限界と可能性 
  古典力学決定論
  不完全性と不確定性と非決定論
  決定論と非決定論の絶妙なバランス


第三章 存在の限界 
1 死とは何か 
  宇宙のスケールと進化
  ミーム
  死とミーム
  死と遺伝子
2 カミュ形而上学的反抗 
  究極の選択
  加害者と被害者
  自殺と真理
  不条理の意味
  形而上学的反抗
3 意識と不条理性 
  異邦人と不条理
  カミュサルトルの論争
  テロリズムの意味
  科学の脅威
4 人間存在の限界と可能性 
  意識と無意識
  「私」の責任能力
  軍拡競争
  スターウォーズ計画
  宇宙・肉体・悪魔
  すべては幻想?


おわりに
参考文献