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『新・自然科学としての言語学――生成文法とは何か』(福井直樹 ちくま学芸文庫 2012//2001)

著者:福井 直樹[ふくい・なおき](1955-) 言語学(理論言語学)。
著者:黒田 成幸[くろだ・しげゆき](1934-2009) 数学。言語学
シリーズ:ちくま学芸文庫;フ34-1. [Math & Science]
NDC:801.5 言語学 >> 生成文法
備考:専門家向け。


筑摩書房 新・自然科学としての言語学 ─生成文法とは何か / 福井 直樹 著



【目次】
まえがき [003-007]
目次 [009]


第1章 自然科学としての言語学――生成文法理論とそれを取り巻く知的状況について 013
  1 はじめに
  2 自然科学としての言語学
  3 生成文法を取り巻く知的状況について
  4 生成文法研究者の課題
  5 おわりに――新しい学際的研究の可能性


第2章 生成文法の目標と方法 039
  1 はじめに
  2 生成文法の基本的問題設定
  3 計算システムとしての言語知識
  4 原理・パラメータモデル
  5 パラメータに課される制限
  6 おわりに


第3章 極小モデルの展開――言語の説明理論をめざして 055
  1 理論的背景
  2 極小モデルの基本的発想と考え方
  3 極小モデルにおけるUGの構成
    (a) 辞書
    (b) 計算部門
  4 経済性原理
  5 言語の科学は可能か
  参考文献


第4章 言語の普遍性と多様性 139
  1 はじめに
  2 生成文法の課題――言語機能の普遍性と言語能力の多様性
  3 よりバランスのとれた理論の構築を目指して
  4 おわりに
  註
  参考文献


第5章 日本の理論言語学――教育と研究 157
  1 はじめに
  2 科学としての言語学――日本の現状
  3 段階を踏んだ教育の必要性
  4 科学的探究の本質を伝えることの重要性
  5 研究とその評価
  6 おわりに
  註 


第6章 現代言語学の学際性 221
  1 はじめに
  2 歴史言語学と構造言語学
  3 生成文法の誕生と進展
  4 現代言語学の課題
  5 おわりに


第7章 言語の基本演算を巡る覚え書 241
  1 はじめに
  2 理論的背景
  3 Merge/Embed システム
  4 Merge/Embed システムと言語の発生・成長・障害
  5 Merge/Embed システムと比較統辞論
  6 おわりに
  註
  参考文献


付録 黒田成幸「数学と生成文法」 275
  1 ヒトとコトバ,数学の天才と数覚
  2 フェルマー
  3 記述の妥当性:文法と数学
  4 「説明的妥当性の彼方に」
  5 数学と「説明的妥当性の彼方」
  6 文法の過程観・構造観と「説明的妥当性の彼方」
  7 言語の実在論
  8 最小主義と生成文法研究の現状
  9 一般次元へ拡張された限定詞の数学
  10 句構造言語と ζ関数
  11 結び
    参考文献
    編集後記[福井直樹]
    略歴
    付記


あとがき(2012年10月 福井直樹) [331-339]
索引 [341-360]