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『自壊する帝国』(佐藤優 新潮文庫 2008//2006)

著者:佐藤 優[さとう・まさる] (1960-) 随筆。元・外交官。
解説:恩田 陸[おんだ・りく] (1964-) 小説。
NDC:238.075 ロシア(ロシア革命以降 1917-)


佐藤優 『自壊する帝国』 | 新潮社


【目次】
目次 [003-008]
自壊する帝国/主な登場人物 [009]
ソビエト連邦地図 [010]
自壊する帝国/関連年表 [011-013]


序章 「改革」と「自壊」 017


第一章 インテリジェンス・マスター 
  見習外交官
  英国陸軍語学学校
  亡命チェコ人の古本屋
  旅立ち


第二章 サーシャとの出会い 052
  モスクワ、雀が丘
  GRUの陰謀
  科学的無神論学科との出会い
  反体制派の演説
  モスクワ大学の二重構造
  アルコールへの驚くべき執念
  週十六回のセックス
  対話の意味
  召集令状


第三章 情報分析官、佐藤優の誕生 109
  ソ連を内側からぶっ壊す
  モスクワ高級レストランでの「正しい作法」
  宗主国のない帝国
  「異論派」運動の中心人物、サハロフ博士
  誰かがやらなくてはならない「汚れ仕事」
  ザルイギンの正体
  分析専門家としての第一歩
  外務省ソ連課長の秘密ファイル


第四章 リガへの旅 158
  ラトビア人民戦線
  アルバート通り
  ラトビア特急
  カラマーゾフの兄弟
  モロトフ・リッベントロップ秘密協定
  外国を巻き込んだ独立戦略
  ソ連の「隠れキリシタン


第五章 反逆者たち 217
  反体制活動家のアジトへ
  最初から狂っていた国
  フルシチョフの息子
  メドベージェフの“情報操作”
  人民戦線の暴走
  「自由の戦士」というビジネス
  政治の季節の到来
  欲望の塊


第六章 怪僧ポローシン 278
  「中国人百人分くらい狡い」男
  ポローシンの生い立ち
  フロマートカの生涯
  神道ロシア正教
  モスクワの“都市伝説”
  政治取引
  黒司祭の巻き返し
  転宗


第七章 終わりの始まり 331
  「手紙作戦」の成果
  先を見通していた共産党守旧派幹部たち
  アントニオ猪木のモスクワ格闘技外交
  良心派党官僚の苦悩


第八章 亡国の罠 362
  極限状況の生と性
  使者として
  梯子を外したゴルバチョフ
  逃亡者シュベード
  政治的売春婦
  ソ連共産党 VS. ロシア共産党


第九章 運命の朝 437
  三人への電話
  思いがけない小銭の威力
  ゴルバチョフは生きているのか?
  逃げ出したポローシン
  ふやけたクーデター
  生存確認
  ソ連解体を演出したブルブリス
  カミカゼ攻撃
  別れの宴
  共産党秘密資金の行方
  イリインの死
  決別
  デリート


あとがき(二〇〇六年五月 佐藤優) [522-526]
文庫版あとがき――帝国は復活する(二〇〇八年九月二十六日脱稿 佐藤優) [527-596]
解説(二〇〇八年十月 恩田陸) [597-603]