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『ハンナ・アーレント「人間の条件」入門講義』(仲正昌樹 作品社 2014)

著者:仲正 昌樹[なかまさ・まさき] (1963-) 政治思想史、社会思想史、社会哲学。
NDC:311.1 政治哲学


作品社| ハンナ・アーレント「人間の条件」入門講義


【目次】
目次 [001-004]
凡例 [006]


[講義]第一回  007
ハンナ・アーレント
タイトル『人間の条件』〈The Human Condition〉と「人間」〈The Human〉について
ドイツ語版のメインタイトル〈Vita Activa〉
地球からの脱出
「条件condition」という概念
生命操作と「地球」の引力からの離脱
「言論speech」と科学
「活動力activity」――「労働」「仕事」「活動」という三つの条件
労働〈Arbeit〉(独)‐〈labor〉(英)と仕事〈Herstellen〉(独)‐〈work〉(英)
活動〈activity〉(英)‐〈Taetigkeit〉(独)と「多様性plurality」
「出生natality」と「可死性mortality」、そして「始まりbeginning」
アーレントアリストテレス――「目的論teleology」をめぐって
人間の「条件」と「本質」
〈活動的生活〉vita activa
観照的生活」と「活動的生活」
「永遠」と「不死」
■質疑応答 065


[講義]第二回  071
「社会的social」と「政治的political」
活動〔プラクシス〕と言論〔レクシス〕
家と社会と「国民国家nation-state」
「公/私」の区別の核心
自由と至福、必然〈necessity〉と暴力、そして「市民社会
「共通善common good」
「社会的」とは?
「公的〔パブリック〕」I ――「現われappearance」
「公的〔パブリック〕」II ――共通世界
私有財産private property」の変容と社会的領域の勃興
「公的なもの」と「善」の違い、そして、マキャベリ
■質疑応答 142


[講義]第三回  145
所有と労働、自然状態
〈労働する動物〉animal laborans
「生産的労働 productive labor/非生産的労働 unproductive labor」の区別
「生産性」とは何か?
「物 thing」とはそもそも何であるのか?
物化と間主観性
永劫回帰、「ビオス bios」と「ゾーエー zoe」
貨幣と「物の客観的世界の創造」(Erzeugung einer gegenstaenlichen Welt)
財産
世界専有活動力〔ワールド・アプロプリエーティング・アクティビティ〕
苦痛と快感の私秘性の問題
労働を通しての生命の無限増殖と、それと連動する富の無限の増大という二重の運動
「道具 tools」、分業と専門化(specialization)
消費――自然のサイクルに吸収されること
■質疑応答 209


[講義]第四回  215
耐久性、主観と客観
自然から、世界の「樹立」へ
「仕事」‐「使用」と「労働」‐「消費」
「労働する動物」と「工作人」の立ち位置の違い
イデアとエイドス
「機械 machines」と「道具 tools」、オートメーションとテクノロジー
功利主義 utilitarianism」
工作人の手段と「最高目的 supreme end」とは?
古代ギリシアの哲学者は、「全てを手段化しようとするため、全てが無意味化してしまう」難問にどう答えるのか?
アゴラとバザール
価値とは?
世界にとって、かけがえのないものとは?
■質疑応答 292


[講義]第五回  298
〈distinctness〉と〈otherness〉
「ユニーク」な「複数性」?
「始まり」―〈the beginning〉と〈initiative〉
「活動」と「言論」の違いとは?――「暴露discloser」
人格的アイデンティティと、「関係の網の目 web of relationships」、「演じられる物語enacted stories」
〈interest〉と人と人の間
「網の目 web」
「物語 story」と「歴史 history
アーレントの歴史哲学/役者と合唱隊〔コロス〕
「歴史」を作るのは誰だ?
「幸福 eudaimonia」に、「よく生きる」とは?
黒板
「出現の空間 space of appearance」における「権力 power」とは?
アーレントの政治観
〈energeia(エネルゲイア)〉と〈enyelecheia(エンテレケイア)〉
「人間の作品 ergon tou anthro(^)pou」
社会主義・労働運動・評議会
イデアの政治
「過程 process」
「許し forgiveness」と「復讐 vengeance」
■質疑応答 381


[講義]第六回  385
「世界疎外」と近代、三つの出来事
疎外と宗教改革、「自我」中心の哲学
自己疎外と世界疎外、初期マルクス『木材盗伐法問題』
「世界に対する気遣い」と世界疎外
アルキメデスの点Archimedean point」
デカルトガリレオの新しい知
「共通感覚common sense」I ――リアルって?」
「共通感覚common sense」II ――内省 VS. 世界
第一の転倒――「思考thinking」と「行為doing」
第二の転倒――魂と肉体の関係
「工作人」的な態度と「過程の科学」としての自然科学
「世界疎外」の原因
幸福の原理[快楽の総計−〔マイナス〕苦痛の総計]と「最高善」としての生命
そして、「世界」を獲得できなかった――「〈労働する動物〉の勝利」
孤独――「世界」を経験し、最も充実して〈active〉になること
■質疑応答 465


[後書きに代えて]アーレント・ブームは、はたして“アーレント的”か?(二〇一四年四月二十八日 金沢大学角間キャンパスにて) [469-474]

もっと『人間の条件』を究めたい人のための読書案内 [475-477]
著者紹介 [478]



【メモ】
はてなダイアリー特殊文字表記についての、自分用メモ
 ドイツ語の特殊文字ウムラウト)やフランス語の特殊文字(アクサン・シルコンフレクスほか)を、下のように代替。
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