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『現代の経済思想』(橋本努[編] 勁草書房 2014)

編者:橋本 努
著者:米村 幸太郎
著者:黒石 晋
著者:本郷 亮
著者:若森 みどり
著者:藤田 菜々子
著者:井上 彰
著者:山根 純佳
著者:沖 公祐
著者:鍋島 直樹
著者:桑田 学
著者:根本 志保子
著者:山本 理奈
著者:鳥澤 円
著者:持元 江津子
著者:瀧川 裕貴
著者:吉野 裕介
著者:太子堂 正称
著者:松井 名津
著者:三上 真寛
著者:吉田 昌幸
著者:佐藤 方宣
NDC:331.04 経済思想
NDC:331.2 経済学説史.経済思想史


https://www.keisoshobo.co.jp/book/b573289.html


【簡易目次】
1 生きるために
1-1 快楽──快楽が多ければよい人生か〔米村幸太郎〕 003
1-2 欲望──なにに/なぜ人間はこれほど駆り立てられるのか〔黒石晋〕 031
1-3 幸福──幸福度研究は経済学に革命をもたらすか〔本郷亮〕 061
1-4 贈与──私たちはなぜ贈り合うのか〔若森みどり〕 087
1-5 労働──理想の仕事とはなにか〔橋本努〕 115
2 善い社会のために
2-1 価値──価値は価格に反映されているのか〔藤田菜々子〕 143
2-2 平等──なぜ平等は基底的な価値といえるのか〔井上彰〕 173
2-3 ケア──両立支援は誰のためか〔山根純佳〕 203
2-4 所有──所有は豊かさをもたらすか〔沖公祐〕 231
2-5 資本主義──なぜ安定と危機の交替を繰り返すのか〔鍋島直樹〕 259
3 経済の倫理
3-1 自然──経済にとって自然とはなにか〔桑田学〕 289
3-2 消費──消費者は環境に責任があるのか〔根本志保子〕 315
3-3 交換──赤ちゃん市場の問題とはなにか〔山本理奈〕 341
3-4 文化と経済──市場は芸術の開花を阻害するか〔鳥澤円〕 367
3-5 芸術の売買──美術市場に道徳はあるのか〔持元江津子〕 397
4 経済の生態
4-1 市場──市場が社会秩序であるとはどういうことか〔瀧川裕貴〕 425
4-2 慣習──生活にどう役立つのか〔吉野裕介〕 451
4-3 嗜癖──アディクションは非合理な行為なのか〔太子堂正称〕 473
4-4 心理──損得勘定に感情は入っていないのか〔松井名津〕 497
4-5 企業組織──なぜ企業は存在するのか〔三上真寛〕 525
4-6 企業家精神──企業家になるとはどういうことか〔吉田昌幸〕 555
4-7 経済神学──経済学者の社会的機能とはなにか〔佐藤方宣〕 581



【目次】
まえがき〔二〇一四年九月 橋本努〕 [i-iv]
目次 [v-xvii]


1 生きるために
1-1 快楽──快楽が多ければよい人生か〔米村幸太郎〕 003
   (キーワード:福利、個人的価値、幸福度)
はじめに 003
  1 快楽と福利――快楽が多ければよい人生か 
  2 快楽説の退潮と再生 
一 素朴な快楽説とその標準的批判 007
  1 快楽説の反直観的帰結 
  2 快楽の多様性の問題 
二 快楽説の再生 013
  1 快楽概念の見直しと多様性問題への応答 
  2 反直観的事例への応答 
  3 態度的快楽説の暫定的優位 
三 快楽説の再生が持つ意義 023
  1 幸福の「測定」と哲学的福利論の必要性 
  2 幸福の測定と福利論――態度的快楽説からの提案 
結論 027
注 027
参考文献 028


1-2 欲望──なにに/なぜ人間はこれほど駆り立てられるのか〔黒石晋〕 031
   (キーワード:なにか未知なるもの、価値、事後選択)
はじめに 031
一 欲望を論ずるにあたって 032
  1 「欲望」の一般的ニュアンス――光と闇 
  2 「われ思う」から「われ欲す」へ――欲望するヒト 
  3 七味(重厚)か一味(軽快)か――文学用語と学術用語 
二 欲望と欲求――類義語でかつ対義語 034
  1 欲望の用語系 
  2 欲求の用語系 
  3 欲望と欲求の対照 
  4 欲望の事後選択と欲求の事前選択 
  5 欲望の対象 
三 欲望の視点からみて価値そして貨幣とはなにか 042
  1 欲望と価値、欲求と貨幣 
  2 貨幣の機能、貨幣と商品 
  3 商品化の事例――オリンピックの商品化 
  4 価値の天動説から欲望の地動説へ 
四 欲望概念の豊潤な肉づけ―― 一味から七味へ 049
  1 事例1 ジラール――模倣の欲望 
  2 事例2 糸井重里――「ほしいものが、ほしいわ。」 
結論 054
注 055
参考文献 058

   ■コラム 視野狭窄の効用〔橋本努〕 060


1-3 幸福──幸福度研究は経済学に革命をもたらすか〔本郷亮〕 061
   (キーワード:主観的幸福、幸福度、功利主義
はじめに 061
一 幸福度研究の概観 062
  1 幸福の測定 
  2 幸福の概念 
  3 豊かさと幸福 
二 幸福の決定因 068
  1 「ビッグ・セヴン」――幸福の七大要因 
  2 家族関係 
  3 仕事 
  4 社会関係 
  5 健康 
  6 個人の自由 
  7 個人の価値観 
  8 遺伝とテレビ 
三 実際的応用 076
  1 幸福指標の制度化 
  2 不幸な人たち「幸福」格差と新しいスティグマ 
  3 政治哲学上の論争 
  4 外部性 
結論 080
注 081
参考文献 083

   ■コラム 信頼ホルモン「オキシトシン」〔橋本努〕 085


1-4 贈与──私たちはなぜ贈り合うのか〔若森みどり〕 087
   (キーワード:負債、社会関係、循環)
はじめに 087
一 贈与をめぐる問い 088
  1 『賢者の贈りもの』 
  2 モース再来 
二 社会的創造性の原理としての贈与 092
  1 『贈与論』の主題――全体的給付体系と社会関係の創造的契機 
  2 『贈与論』最終章の結論から現代へ 
  3 贈与交換と社会関係 
三 負債とはなにか――負債の道徳と階層性 100
四 循環としての贈与――祝祭と円卓 106
結論 108
注 110
参考文献 111

   ■コラム 災害復興〔若森みどり〕 113


1-5 労働──理想の仕事とはなにか〔橋本努 115
   (キーワード:拘り、本来性、ルサンチマン
はじめに 115
一 資本主義の変容と労働の理想 117
  1 マルクスの問い 
  2 労働の「質」への問い 
二 他者をもてなす/魂の滋養 120
  1 社会的なるものの機能 
  2 方法的生活の機能 
  3 「拘り」の発達 
三 ルサンチマンの克服と本来性 127
  1 四つの類型から絞り込む 
  2 ルサンチマンを免れた仕事 
結論 135
注 136
参考文献 137

   ■コラム 地理学的批判理論〔橋本努〕 139


2 善い社会のために
2-1 価値──価値は価格に反映されているのか〔藤田菜々子〕 143
   (キーワード:倫理、バランス、制度)
はじめに 143
一 「合理的経済人」批判 146
  1 合理性の倫理的側面 
  2 四つの倫理的能力 
二 三つの価値――自由・正義・ケア 149
  1 自由 
  2 正義 
  3 ケア 
  4 三つの価値の関係性 
三 「アリストテレス的経済学」の展望 156
  1 意味ある合理性 
  2 アリストテレス的中庸 
  3 意味ある効率性 
四 価値と制度 161
  1 価値領域間を媒介する制度 
  2 経済学に倫理的価値を取り戻すための制度理解 
結論 165
注 167
参考文献 169

   ■コラム 繁栄の法則〔橋本努〕 171


2-2 平等──なぜ平等は基底的な価値といえるのか〔井上彰〕 173
   (キーワード:範囲性質、非個人的価値、反不平等主義、宇宙的価値)
はじめに 173
一 平等の道徳的基礎 175
  1 ロールズによる範囲性質の想定 
  2 カーターによる範囲性質の正当化 
二 平等の価値論的基礎 179
  1 個人的価値としての平等――ブルームの平等論 
  2 非個人的価値としての平等――テムキンの平等論 
  3 ブルーム・テムキン論争 
  4 ブルーム・テムキン論争の評価と批判的総合 
三 極端な平等論から宇宙的価値としての平等へ 189
  1 ペアションの極端な平等論 
  2 ペアションの極端な平等論批判 
  3 宇宙的価値としての平等 
結論 196
注 197
参考文献 199

   ■コラム リバタリアンパターナリズム〔本郷亮〕 202


2-3 ケア──両立支援は誰のためか〔山根純佳〕 203
   (キーワード:平等と差異、ケアの社会的評価、ワーク・ライフ・バランス)
はじめに 203
一 ケア提供普遍モデル――平等と差異のジレンマへの解答 204
  1 フェミニズムにおける「ケア」 
  2 ケア提供普遍モデル 
二 「正義」の境界の再編 209
  1 家族への正義の拡大 
  2 オーキンの正義論の検討 
三 「ケア」を組み込んだ「正義」の再編 213
  1 正義論における「依存」と「ケア」の排除 
  2 「ケア」を前提とした正義 
四 ワーク・ライフ・バランスをめぐる「投資」と「選択」の論理 219
  1 投資の論理 
  2 世代間の投資 
結論 224
注 225
参考文献 227


2-4 所有──所有は豊かさをもたらすか〔沖公祐〕 231
   (キーワード:占有、請求権、コモン・ストック)
はじめに 231
一 所有論の原像 233
  1 所有をめぐるロックとスミス 
  2 プロパティの譲渡可能性 
二 「もつ」の多義性 238
  1 所有と再生産 
  2 所有・占有・請求権 
三 共と私 245
  1 コモン・ストックとその商品化 
  2 資本と人口 
結論 252
注 254
参考文献 256

   ■コラム ベーシック・インカム橋本努〕 258


2-5 資本主義──なぜ安定と危機の交替を繰り返すのか〔鍋島直樹 259
   (キーワード:社会的蓄積構造、戦後コーポレート・システム、新自由主義
はじめに 259
一 社会的蓄積構造理論とはなにか 261
  1 社会的蓄積構造理論の登場 
  2 理念的枠組み 
  3 長期波動とSSA 
二 アメリカの戦後SSAの隆盛と瓦解 266
  1 アメリカの戦後SSAの隆盛 
  2 アメリカの戦後SSAの瓦解 
三 新自由主義SSAの出現 271
  1 新自由主義は新しいSSAか 
  2  SSAの再定義 
四 資本主義はどこへ向かうのか 276
  1 新自由主義SSAの矛盾と危機 
  2 「新自由主義SSA」から「規制されたSSA」へ 
結論 280
注 281
参考文献 283

   ■コラム グローバリゼーションのトリレンマ〔橋本努〕 285


3 経済の倫理
3-1 自然──経済にとって自然とはなにか〔桑田学〕 289
   (キーワード:自然の贈与、労働、依存)
はじめに 289
一 反‐自然主義 291
  1 二つの自然概念 
  2 〈自然〉に抗して 
二 自然の実在を擁護する 297
  1 自然の表層と深層 
  2 変形型労働と環境調整型労働 
三 「自然と計画」再考 305
結論 309
注 310
参考文献 311

   ■コラム なにもしない〔根本志保子〕 314


3-2 消費──消費者は環境に責任があるのか〔根本志保子〕 315
   (キーワード:政治的責任、規範、美徳)
はじめに 315
一 倫理的消費とは 316
  1 倫理的消費の定義 
  2 倫理的消費の類型 
二 倫理的消費をどのように解釈するか 319
  1 意義と役割――倫理的消費はなにを実現しているのか 
  2 動機と目的――なぜ倫理的消費を行うか 
  3 社会的条件――どのような社会が倫理的消費を促進するか 
三 消費者はなぜ環境に責任があるといえるのか 327
  1 帰結主義と義務論からの理解 
    (1) 帰結主義的な規範 
    (2) 義務論からの規範 
    (3) 消費者が他人・環境・将来世代に対してもたらす「害」 
    (4) 普遍的な倫理規範の限界 
  2 徳の倫理からの理解 
    (1) 消費実践への適合 
    (2) 「自律的統制の必要」と「消費者の立場」としての美徳 
    (3) 消費者の「政治的責任」 
結論 335
注 337
参考文献 338

   ■コラム 脱成長〔デクロワサンス〕 〔根本志保子〕 340


3-3 交換──赤ちゃん市場の問題とはなにか〔山本理奈〕 341
   (キーワード: 商品化、聖なるもの、貨幣)
はじめに 341
一 交換について考えるために 342
  1 V・A・ゼライザーについて 
  2 紹介論考の位置づけ 
二 危険な交換──「聖なるもの」と貨幣の交換 346
  1 「危険な交換」とはなにか 
  2 「危険な交換」の分析を阻む誤った考え 
三 赤ちゃん市場──「聖なるもの」の商品化 350
  1 赤ちゃん市場をめぐる批判 
  2 赤ちゃん市場の歴史的形成 
四 モラルから公共性の問題へ 354
  1 市場の多元性 
  2 問題の場を移す 
結論 361
注 361
参考文献 364

   ■コラム 例外としての新自由主義橋本努〕 365


3-4 文化と経済──市場は芸術の開花を阻害するか〔鳥澤円〕 367
   (キーワード: 文化政策、大衆文化、古典的自由主義
はじめに 367
一 市場メカニズムと芸術文化 369
  1 芸術市場における「市場の失敗」 
  2 質と選好形成への懸念 
  3 多様性と創造性のための構造 
二 コーエンの議論 374
  1 「文化悲観主義」の克服 
  2 名声の経済学 
  3 文化の「創造的破壊」 
  4 グローバル市場を通じた地域文化の発信 
  5 政府の役割――アメリカの場合 
結論 392
注 392
参考文献 393

   ■コラム ショック・ドクトリン〔若森みどり〕 395


3-5 芸術の売買──美術市場に道徳はあるのか〔持元江津子〕 397
   (キーワード: 美術市場モラル、一次/二次市場、アートディーラー)
はじめに 397
一 現代美術市場について 398
  1 一次市場と二次市場 
  2 一次市場とアートディーラー 
  3 財としての現代美術作品 
二 美術市場モラル 405
  1 美術作品の価格と「美術市場モラル」 
  2 「美術市場モラル」を支えるもの 
  3 コレクターの購入動機と作品の商品化する 
  4 前衛美術サーキットと伝統美術サーキット――異なる道徳の意味 
三 アート・オークションをめぐって 414
  1 チャリティ・アート・オークションと「美術市場モラル」 
  2 ダミアン・ハーストの反逆とリーマン・ショック 
結論 419
注 420
参考文献 420

   ■コラム コモンウェルス橋本努〕 422


4 経済の生態
4-1 市場──市場が社会秩序であるとはどういうことか〔瀧川裕貴〕 425
   (キーワード: 経済社会学、埋め込み、収穫逓増)
はじめに 425
一 経済社会学における市場論 427
二 生産市場の現象論 430
  1 市場の現象論 
  2 社会秩序の原問題 
三 ホワイトのW(y)モデルの概要 433
  1 W(y)モデルの概要 
  2 W(y)の形成メカニズム 
四 ホワイトのW(y)モデルの数理的導出 439
  1 コスト関数 
  2 満足関数 
  3 等価な代替可能性 
  4 W(y)の導出 
  5 導出過程と式の解釈 
五 市場の分類論 444
結論 447
参考文献 449


4-2 慣習──生活にどう役立つのか〔吉野裕介〕 451
   (キーワード:明確化アプローチ、適応的慣習、慣習への順応)
はじめに 451
一 「慣習」の性質 454
  1 慣習とはなにか 
  2 権利と義務 
  3 慣習への「順応」 
二 「慣習」の射程 460
  1 「適応的」慣習 
  2 「明確化」によるアプローチ 
  3 ハイエクのルール論に対する批判 
三 慣習論をめぐって 467
結論 468
注 469
参考文献 470

   ■コラム 裏切りの効用〔橋本努〕 472


4-3 嗜癖──アディクションは非合理な行為なのか〔太子堂正称〕 473
   (キーワード: 嗜癖と合理性、非自律的選好、信念依存性、プリコミットメント)
はじめに 473
一 現代経済学における嗜癖の位置づけ 475
  1 個人の合理的選択の結果としての嗜癖 
  2 行動経済学における嗜癖論 
二 「ユリシリーズとセイレーン」――エルスターの嗜癖論 478
  1 エルスターの合理性概念 
  2 嗜癖の二重性 
  3 嗜癖への戦略としてのプリコミットメント 
三 介入政策と集団的意思決定 487
結論 492
注 492
参考文献 494

   ■コラム 選択〔橋本努〕 496


4-4 心理──損得勘定に感情は入っていないのか〔松井名津〕 497
   (キーワード: 感情、理性、意思決定)
はじめに 497
一 経済学における人間像をめぐって 500
二 目標達成までのプロセスとしての心理的効用と経済学理論 503
三 集団的意思決定と選好の首尾一貫性 509
  1 相互交渉の文脈性とバイアス 
  2 個人選好の逆転と評価の文脈 
  3 選択と心理 
結論 519
注 520
参考文献 521

   ■コラム プロスペクト理論〔本郷亮〕 524


4-5 企業組織──なぜ企業は存在するのか〔三上真寛〕 525
   (キーワード: 取引費用、ケイパビリティ、規模)
はじめに 525
一 企業の多様性を捉えるための理論的枠組み 529
二 組織コーディネーションの三つの側面 533
三 不確実性と組織コーディネーション 540
四 企業の成長 544
結論 549
注 552
参考文献 552

   ■コラム コミットメント契約〔橋本努〕 554


4-6 企業家精神──企業家になるとはどういうことか〔吉田昌幸〕 555
   (キーワード: 企業家学習、市場理論、知識の成長理論)
はじめに 555
一 企業家精神習得過程としての学習 577
二 企業家学習論の必要性――カーズナー理論の問題点 560
三 企業家学習論の方法論――知識の成長理論アプローチ 562
四 人間行為の創造的様相としての企業家活動 566
五 企業家の理論体系 570
六 反証主義者としての企業家 573
七 自由に進化する学習メカニズムとしての市場過程 575
結論 578
注 578
参考文献 578

   ■コラム ソーシャル・ビジネス〔橋本努〕 580


4-7 経済神学──経済学者の社会的機能とはなにか〔佐藤方宣〕 581
   (キーワード:宗教としての経済学、市場のパラドクス、効率性の福音)
はじめに 581
一 ネルソンによる「経済神学」論の試み 582
  1 ロバート・ネルソンとは 
  2 「経済神学」というアイデアとその来歴 
二 「経済神学」としての現代アメリカ経済学 586
  1 ネルソン『宗教としての経済学』の概要 
  2 ナイトのプロテスタント懐疑主義シカゴ学派 
三 「経済神学」論の可能性 594
  1 「経済神学」論の独自性 
  2 「経済神学」論の可能性 
結論 597
注 598
参考文献 599


事項索引 [xv-xxiii]
人名索引 [vii-xiv]
編著者略歴 [i-vi]