原題:Die Juden und das Wirtschaftsleben (1911)
著者:Werner Sombart (1863-1941)
訳者:金森 誠也[かなもり・しげなり](1927-2018)
訳者:安藤 勉[あんどう・つとむ](1947-)
底本:『ユダヤ人と経済生活』荒地出版社、1994年(ISBN 4752100843)
NDC:332.06 近代経済史:資本主義,独占資本主義
『ユダヤ人と経済生活』(ヴェルナー・ゾンバルト,金森 誠也):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部
【目次】
目次 [003-006]
凡例 [008]
はじめに [009-024]
第一部 近代国民経済形成へのユダヤ人の関与 025
第一章 調査方法―関与の方式と範囲 026
第二章 十六世紀以来の経済中心地の移動 040
第三章 国際商品取引の活性化 062
第四章 近代植民地経済の創設 073
第五章 近代国家の建設 105
I 御用商人としてのユダヤ人 108
II 財政家としてのユダヤ人 112
第二部 ユダヤ人の資本主義への適性 127
第八章 問題 128
第九章 「資本主義的経済人の機能」 133
第十章 資本主義へのユダヤ人の客観的適性 150
I 空間的な拡散 151
II 異質性 159
III 半端な市民性 162
IV 富 170
第十一章 ユダヤ教の経済生活に対する意味 191
I ユダヤ民族にとっての宗教の重要性 192
II ユダヤ教の源泉 201
III ユダヤ教の基本理念 216
IV 維持の思想 230
V 生活の合理化 250
VI イスラエル人と外国人 284
VII ユダヤ教とピューリタニズム 300
第十二章 ユダヤ人の特性 313
I 問題 313
II 解決への試み 337
III 資本主義に奉仕するユダヤ人の性質 361
解説(一九九四年九月 金森誠也) [372-390]
生涯の素描/『近代資本主義』と『ブルジョワ』/『ユダヤ人と経済生活』第一部の要点/第二部の要点/第三部の要点/ゾンバルトのユダヤ人論への批判/
学術文庫版訳者あとがき(二〇一五年 春 金森誠也) [391-397]
【関連記事】
『恋愛と贅沢と資本主義』(Werner Sombart[著] 金森誠也[訳] 講談社学術文庫 2000//1987//1912)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20120717/1342450800
『資本主義の思想史――市場をめぐる近代ヨーロッパ300年の知の系譜』(Jerry Z. Muller[著] 池田幸弘[訳] 東洋経済新報社 2018//2002)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20191017/1571238000
……. J. Z. Mullerによる、本書への(というか本書にかぎらずSombartのユダヤ人論に対する)辛辣なコメントが読める。おもに第9章。