contents memorandum はてな

目次とメモを置いとく場

『労働と思想』(市野川容孝,渋谷望[編著] 堀之内出版 2015)

編著:市野川容孝(1964-) 医療社会学生命倫理学。
編著:渋谷望(1966-) 社会学
著者:本橋哲也(1955-) 英文学、カルチュラルスタディーズ。
著者:植村邦彦(1952-) 社会思想史。
著者:斎藤幸平(1987-) 専門はヘーゲルマルクスフンボルト大学哲学科博士課程(当時)。
著者:佐々木隆治(1974-) 経済理論、社会思想。
著者:溝口大助(?-) 人類学。
著者:明石秀人(1970-) 社会経済学。
著者:松本卓也(1983-) 関心領域はフランスの精神医学とラカン精神分析
著者:永野潤(1965-) 哲学・倫理学
著者:大貫隆史(1974-) 二〇世紀イギリスの文化と社会。
著者:河野真太郎(1974-) 二〇世紀イギリスの文化と社会。
著者:宮﨑裕助(1974-) 哲学・ヨーロッパ現代思想
著者:前川真行(1967-) 思想史。
著者:山本圭(1981-) 現代政治理論、民主主義論。
著者:隅田聡一郎 社会思想史・社会経済学。
著者:西亮太(1980-) 英語圏文学、批評理論。
著者:鈴木宗徳(1966-)  社会学理論
著者:伊豫谷登士翁(1947-) 世界経済論(グローバリゼーション研究)、移民研究。
著者:清水知子 比較文学、文化理論、メディア文化論。
著者:大河内泰樹(1973-) 哲学、ドイツ観念論、批判理論。
装幀:濱崎実幸(1964-) ブックデザイン。
備考:労働問題総合誌POSSE』(堀之内出版)の連載を書籍化したもの。 上記の執筆陣の所属・専攻についての情報は、本書の略歴欄に記載されているもの。
NDC:366 労働経済.労働問題


労働と思想 | 堀之内出版ウェブストア


【目次】
目次 [003-005]
はじめに〈市野川容孝〉 [006-007]


シェイクスピア  演劇と労働の力学──「以降」の思想のために〈本橋哲也〉 011
  序 労働と平等への志向
  労働と階級――『夏の夜の夢』(1595年ごろ)
  労働と資本――『ヴェニスの商人』(1596年ごろ)
  労働と記号――『ジュリアス・シーザー』(1599年ごろ)
  労働とジェンダー ――『オセロ』(1604年ごろ)
  労働と軍事――『コリオレイナス』(1608年ごろ)
  労働と植民地主義――『テンペスト』(1611年ごろ)
  「フクシマ以降」の思想のために


ロック  労働が所有権を基礎づける?〈植村邦彦〉 045
  ロックの時代と主題
  労働と所有権
  所有権と社会契約
  社会的労働が基礎づけるとの


ルソー  『社会契約論』を読む〈市野川容孝〉 061
  「社会的な契約」という新しい言葉
  不平等と排除にもとづく政治の否定
  自然を超えた平等の達成
  平等な所有のための再分配
  ルソーとマルクス
  アソシエーションの再生に向けて


ヘーゲル  人倫的生活における市民社会の「絶対的否定性」〈斎藤幸平〉 075
  ラディカルすぎた資本主義批判
  「フィヒテ自然法批判」としての『人倫の体系』
  労働者の団結と、自由と平等をめぐる闘争
  註


マルクス  「潜勢的貧民」としての「自由な労働者」〈佐々木隆治〉 099
  はじめに
  労働とは何か
  労働の自由と社会的形態
  賃労働と物象化
  賃労働による資本の産出
  物象による自発的従属の権利
  物象にもとづく特異な承認関係
  マルクスにおける労働の自由
  労働の自由をこえて
  註


モース  社会主義・労働・供犠〈溝口大助〉 129
  モースからデュルケムへ――「社会主義」思想研究
  デュルケムの「社会主義論」再考――モースの継承
  『社会分業論』から「全体的人間」へ
  若き日のモース
  「複雑微妙な本質」とボルシェビズム
  社会主義という「新しい道徳〔モラル・ヌーヴェル〕」
  一八九九年、モースの「新しい様式〔ヌーヴェル・ファソン〕」
  一八九九年、モースの『供養論』
  註


グラムシ  ポスト・フォーディズム時代のヘゲモニー〈明石英人〉 155
  ヘゲモニーとは何か?
  グラムシの生涯と歴史的背景
  市民社会における陣地戦と広義の国家
  ヘゲモニー装置としてのフォーディズム
  有機的知識人の役割
  組合主義からの移行
  ポスト・フォーディズム時代のヘゲモニー
  おわりに
 註


ラカン  労働と「うつ」──四つのディスクールと資本主義〈松本卓也〉 177
  はじめに
  ディスクールとは何か?
  剰余価値と剰余享楽
  剰余享楽の袋小路
  学生運動による革命(六八年五月論)
  四つのディスクール
    (一) 大学のディスクール
    (二) 主人のディスクール
    (三) ヒステリー症者のディスクール
    (四) 分析家のディスクール
  資本主義のディスクール
  「うつ」と資本主義のディスクール
  註


サルトル  ストライキは無理くない!〈永野潤〉 201
  蟹工船のリアリティ
  一九五二年のデモとスト
  労働者と政治
  労働者と非合法性
  労働者と暴力
  労働者と大衆
  労働者と自由
  その後のサルトル
  註・参考文献


ウィリアムズ  ストライキ、共同体、そして文化〈大貫隆史/河野真太郎〉 229
  「カルチュラル・スタディーズの源流」?
  「一九二六年の社会的意義」
  「リアリズムの擁護」
  註


デリダ  職業(プロフェッション)としての言語行為〈宮﨑裕助〉 249
  「喪の作家」としての労働
  労働のヴァーチャル化とグローバル化
  「あたかも〜のように」
  「労働の終焉」
  「世界の起源」
  「資本の言語」から「プロフェッションの言語」へ
  註


カステル  労働という重力──「社会問題の変容」を巡って〈前川真行〉 273
  はじめに
  統合の困難
  社会保障制度のふたつの顔
  社会的所有と近代的社会保障制度
  スティグマからの解放
  社会と労働についての問い
  RMIからRSA
  保障なき労働の回帰
  Never let me go.
  社会的なものという重力
  註


ネグリ゠ハート  マルチチュードマルクスの「物象化」論〈斎藤幸平〉 299
  戦略なき社会変革――マルチチュードへの批判
  暴動ではない継続的な「政治的」運動の組織論を
  資本の論理に包摂されたコモンの最領有化を
  オキュパイ運動とマルチチュード
  政治的生産と「福祉国家
  註


ラクラウ  アーティキュレーション(節合)の政治理論〈山本圭〉 321
  はじめに
  言説理論とヘゲモニー
  肯定性の連帯論――リベラル・ナショナリズムマルチチュードのポリティクス
  アーティキュレーションの政治理論
  労働と労働者階級をめぐって
  おわりに――ポピュリズムとデモクラシー
  註


ヒルシュ  近代国家──資本主義社会の「政治的形態」〈隅田聡一郎〉 339
  はじめに
  社会的形態とはなにか
  価値形態と政治的形態
  政治的形態の内実――物象の人格化、所有、法律、国家
  資本主義社会の「政治的形態」
  ラディカルな改良主義
  註


ホックシールド  快適な職場と不機嫌な家庭──感情労働論以降のホックシールド渋谷望〉 363
  新しいワーカホリックのパターン
  家庭が「仕事」になるとき
  仕事が「家庭」になるとき
  富裕層の「社外主義」
  「仕事する」子供
  新しい負担としての第三のシフト
  註


スピヴァク  思想と「労働者」──ロウロウシャとは何だ〈西亮太〉 383
  「何をなすべきか」
  労働の「亡霊化」――マルクスの労働価値論を読み直す
  批判的介入――地方の亡霊化と第三世界の女性、そして教育
  註

ムフ  ムフのヘゲモニー論について〈佐々木隆治〉 407
  「政治的なるもの」の決定的重要性
  ヘゲモニー的な実践とは
  ヘゲモニー論の実践的意義
  註


ベック  個人化する社会〈鈴木宗徳〉 419
  原発事故と不安
  環境リスクとコスモポリタン
  個人化の進展
  個人化論の影響
  市民労働からベーシック・インカム
  註・参考文献


サッセン  グローバル・シティの出現と移民労働者〈伊豫谷登士翁〉 435
  具体的な場から理論へ
  現代の移民――「産業予備軍」のグローバル化
  世界都市からグローバル・シティへ
  註


ジジェク  二一世紀のコミュニズム──ベケット的なレーニンとともに〈清水知子〉 453
  はじめに
  転倒した「平等主義」――リベラル療法はもうごめん!?
  多文化主義とリベラル民主主義の陥穽
  私有化される公共
  〈共〉をめぐって――プロレタリアートの憂鬱
  註


ホネット  承認・物象化・労働〈大河内泰樹〉 483
  はじめに
  愛・法・理解
  承認をめぐる闘争
  道徳の根拠としての承認の棄損
  再分配か承認か
  物象化
  承認と労働
  自由と制度
  おわりに
  註


労働を可視化するために〈渋谷望〉 [506-509]
初出一覧 [510]