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『保育園義務教育化』(古市憲寿 小学館 2015)

著者:古市 憲寿ふるいち・のりとし] (1985-) 社会学。小説、評論。
装丁:新上 ヒロシ グラフィックデザインナルティス代表。
撮影:加藤 アラタ(1975-) フォトグラファー
イラスト:古市 憲寿
NDC:369.42  保育所.託児所.学童保育
NDC:376.1 幼児教育.保育.就学前教育.幼稚園.保育園


保育園義務教育化 | 書籍 | 小学館


【目次】
この本の読み方 [003]
目次 [004-007]


はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか? 008
親が人間だって何歳のとき気づいた?
保育園に入れるための「一時離婚」
日本も実は「一人っ子政策」をしている 
ピケティも心配する日本の少子化 
子どもより猫が欲しい? 
「義務」と言われれば後ろめたさはなくなる 
世界で始まっている保育園義務教育化 
おうち保育園の誕生
日本全体の「レベル」を上げる 
子どもを安心して育てられる国へ 


第1章 「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない 026
「最高のお母さん」が「毒親」になるとき 
「ベビーシッター」を使ったらダメですか 
本当は「お母さん」を心配していない日本 
産後ケアはとっても大事 
赤ちゃんを持つことの不安と重さ 
日本で親になる条件 
スパルタすぎる「母乳教」 
「お母さん」は寝なくていいの? 
育児の世界も両論併記をすればいいのに 
頼りにならない男たち 
哀しい叫び「子どもがかわいいと思えない」 
ひとりぼっちの子育ては辛すぎる 
お母さんの育児不安 
虐待死の44%が0歳児 
「三歳児神話」の嘘 


第2章 人生の成功は6歳までにかかっている 056
「哺乳類としての自然な子育て」という珍説 
「教育」がきちんと研究されてこなかった日本 
根拠なし! おじさんたちの「私の経験」披露合戦 
「50億円調査」が有効に活用されていない! 
教育費は、何歳で使うべき? 
小就学前教育が子どもの人生を決める
「非認知能力」が子どもたちを成功に導く 
ノーベル賞受賞者が断言「5歳までの環境が人生を決める」 
マシュマロを我慢できた子どもは成功する 
「生まれ」は「育ち」で変わる 
夏休みの宿題ができなかった子どもは大人になっても太っている 
家庭環境で決まる「努力」できる才能 
「学力」だけでは生きていけない時代 
そもそも、学校で習ったこと、覚えてますか? 
人狼が弱くても生きていける社会 
「非認知能力」は集団の中でこそ磨かれる 
社会がトクをする就学前教育 
格差が広がっていく社会の中で 


第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも学術用語でもなければ根拠もない 089
捨て子が当たり前だった時代 
父親が子どもを育てた時代 
小子どもが里子に出された時代 
7歳から「小さい大人」と思われていた時代 
「親」がたくさんいた時代 
「専業主婦」は日本の伝統ではなく、戦後生まれ
根拠なき三歳児神話誕生の起源 
「母性」にすべてを押しつけるな 


第4章 少子化が日本を滅ばす 105
「移民」好きのおじさん
少子化の何がダメなの?
悪いのは「生まない女性」? 
人口減少を望んでいた日本 
政治家が少子化に本気になれない理由 
フランスから40年遅れの日本 
なぜ若者は結婚しないのか? 
子育て支援は経済成長につながる! 


第5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ 125
少子化の原因を、草食男子のせいにしたいおじさんたち 
独身の30代前半は、4人に1人は童貞、処女 
本当に昔の若者はセックスをしていたのか? 
セックスにどぎまぎしていた昔の若者 
純情すぎる昔の若者たち 
クリスマスが恋人たちのものになった年 
バブルと若者たちの性 
なぜおじさんたちは、性に対して勘違いしているのか 
性欲と少子化は関係ない 


第6章 女性が今、社会から待望されている 145
「男」であることの有利さの減少 
「男性」の職業が減少し、「女性」の職業が増加した2000年代
「男らしく」いたら適応できない社会 
日本と韓国だけ! 女性が育児に追われて働けない社会 
心共働きは家庭を営んでいく上でのリスクヘッジ 
男性が強がる時代の終わり 


第7章 0歳からの義務教育 158
保育園義務教育化のメリット 
「義務教育」にはみんなが従う 
保育園義務教育化は人生の成功者を増やす 
保育園義務教育化はコスパがいい 
日本も認める乳幼児教育の大切さ 
少子化なのに待機児童問題が解決しない理由 
保育園をどうやって増やすか? 
もちろん! 保育園の質も大事
保育士さんの待遇問題 
若者にお金を使わない国 
増税に見合うだけの安心を与えて欲しい 
僕たちは優しい社会に生きている 
社会は変わってきたし、変わっていく 


あとがき [183-187]
おすすめしたい本と、参考文献 [189-191]