原題:THE LANGUAGE WARS: A History of Proper English (Farrar, Straus and Giroux)
著者:Henry Hitchings(1974-) 批評家、ノンフィクション作家。
訳者:田中 京子[たなか・きょうこ](1948-) 英日翻訳。
件名:英語--歴史
NDC:830.2 英語 >> 英語史
NDLC:KS21
【目次】
目次 [i-vi]
謝辞 [vii]
1 「大胆に進もう」 英語にまつわる真実と神話 001
2 生存機械 言語の力と英語への闘い 015
3 英語の出現 チョーサー、カクストン、クランマー 026
4 エリザベス女王からジョン・ロックまで 言葉の爛熟、正統性、そして意味の不確かさ 036
5 大当たり アカデミーについての議論 050
6 英語綴りという出来損ないの魔術 「ほとんど信じられない」物語 060
7 よい英語の多くの利点 文法の改革と十八世紀的正しい用法 075
8 「ラウス主教はおバカさん」 規範主義者をいらいらさせる 057
9 おお、わたしのアメリカ、新しく見つけた土地よ! トマス・ペインから朝食のシリアルまで 103
10 リンドリー・マリーの長い影 衒学趣味……と俗語の「現実的な美しさ」 120
11 国の由来 言語、アイデンティティー、葛藤 131
12 フィッシュナイフとフィストファック ヴィクトリア朝英語の慎み深いカリスマ性 140
13 「われらが血、われらが言葉、われらが制度」 純粋主義と無知なるがゆえの快適さ 158
14 ヴィクトリア時代の宝庫を作り上げる 正しい語法の計画、大きいものから小さいものまで 166
15 英語の番人 ヘンリー・ワトソン・ファウラーと現代英語活用法 179
16 「君が見えるように話しなさい」 方言とアクセントについて 188
17 ちゃんと話す アクセントを聞けばどんな連中かがわかる 199
18 アルファベットと女神 読み書き能力、ジェンダー、性差別主義的言葉 210
19 どうしようもない今の時代 言葉の「現状」と向き合う 222
20 とんでもないくそ野郎 検閲と卑猥さ 232
21 「ここでは英語だけです」 問題ありのハイフン 246
22 コンマはパタパタと翼をはためかす 句読点の過去、現在、未来 255
23 規則をみせびらかす なんというか、現代生活の意味深長な悩みの種に無関心にならないことについて? 265
24 テクノロジー曰く「まあ何でもいいけど」 ネットに繋がったワイアード・ライフ……無線ランでワイアレス・ライフ……そして生活がなくなるライフ・レス? 287
25 「英語を征服して中国を強くしよう」 英語の国際化 296
26 流れゆく自然界とどう向き合うか 言葉と思考の形 306
27 楽しき日々 政治、ジョージ・オーウェル、そして英語 317
28 結びの言葉――言葉は「まさしく自分自身」 329
注 [333-362]
訳者あとがき(2014年3月 田中京子) [363-365]
事項索引 [xv-xxiii]
人名・作品名索引 [i-xiv]
【メモランダム】
・主題は「英語の歴史」だが、最後半は"world englishes"の話題にうつってゆく。図書館としては件名に「社会言語学」を登録しておく方が親切かもしれない。