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『経済大陸アフリカ』(平野克己 中公新書 2013)

著者:平野 克己[ひらの・かつみ] アフリカ地域研究、開発経済学
NDC:332.4 経済史・事情.経済体制 >> アフリカ経済 

 

経済大陸アフリカ -平野克己 著|新書|中央公論新社

経済大陸アフリカ (中公新書)

経済大陸アフリカ (中公新書)

 

 

 

【目次】
はじめに(著者) [i-iv]
目次 [v-ix]
アフリカ全図 [x]

 

第1章 中国のアフリカ攻勢 001
  開発途上国にして経済大国
  資源需要の拡大
  資源暴食
  中国の戦略
  アフリカ走出去、始動
  中国の「先見の明」
  元首のアフリカ歴訪
  対アフリカ政策文書
  破竹の資金投入――北京宣言
  援助と投資
  アフリカの対中投資
  外資との提携
  中国版マーシャルプラン
  シャルムエルシャイク行動計画
  中国がアフリカをかえる
  対アフリカ輸出
  中国が問題をひきおこす
  中国進出をめぐる事件
  中国に対する警戒
  中国のアフリカ政策は新植民地主義
  的外れな中国批判
  中国との協調
  ビジネス=援助ミックス
  欧米諸国とは異なる道
  自立にむかうアンゴラ

 

第2章 資源開発がアフリカをかえる 059
  資源高時代の到来
  レアアースショック
  日本もアフリカに活路を
  対アフリカ投資の拡大――メガプロジェクト時代
  世界の投資はどのように展開してきたか
  開発なき成長――赤道ギニア
  アフリカ経済と原油価格の相関性
  消費爆発が示すアフリカの姿
  資源の呪い、資源の罠
  アフリカは呪われているのか
  ガバナンスの改善と経済の成長
  アフリカのイスラーム武装勢力

 

第3章 食料安全保障をおびやかす震源地 099
  世界の農産物貿易
  穀物の特殊性
  穀物輸入大国の日本
  日本をこえたアフリカの穀物輸入
  増えつづける負担、貧しいままの農民
  停滞するアフリカの食糧生産
  土地生産性は世界平均の三分の一以下
  なぜアフリカでは生産性が停滞したか
  低投入低収量農業
  肥料という資源
  農業の低開発は工業化を阻止する
  唯一の例外モーリシャス
  ランドグラブ
  食糧自給への道
  アフリカに農業開発は根づくか

 

第4章 試行錯誤をくりかえしてきた国際開発 147
  国際開発という理念
  ODAは国際開発の手段たりえているか
  ポスト植民地政策としてのスタート
  アメリカの“本音と建前”
  日本の経済協力とその変質
  アメリカの援助政策論理とはなにか
  経済開発からBHNへ
  ケネディ政権からニクソン政権へ 南北問題における援助論
  ロメ協定の誕生
  NIES研究がかえた開発論
  構造調整
  ネオリベラリズムとの相克
  南北問題からアフリカ問題へ
  開発の理念は「人間の安全保障」へ
  ODAはなぜふたたび増えたのか
  援助政策の“理想と現実”
  ODAによって経済成長を始動できるか
  ODAは国際福祉政策たりうるか
  社会政策とODAの矛盾
  評価されない日本の巨額のODA
  新世紀のODA
  南北問題テーゼの挫折

 

第5章 グローバル企業は国家をこえて 217
  南アフリカの先行、牽引
  サソラム・グループの挑戦
  ギルバートソンの辣腕
  南アフリカ白人の起業家精神
  資源分野以外のアフリカビジネス
  アフリカの潜在需要にのって急成長する企業
  南アフリカ以外の企業はどうか
  母国で起業するということ
  先進国企業の投資
  BOPビジネス
  “消費”を開発する
  貧困ビジネスCSR
  「拡大CSR」という防衛策
  グローバル化するなかでいかに働くか
  企業が国境をこえるということ

 

第6章 日本とアフリカ 261
  人口ボーナスの喪失
  東アジアの問題
  内向経済
  アフリカは日本を救うか
  官民連携はなぜ必要か
  二一世紀をいきのこる企業
  相互利益の実現にむけて

 

あとがき(二〇一二年末 著者) [281-282]
主要参考文献 [284-286]