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『医と人間』(井村裕夫[編] 岩波新書 2015)

編者:井村裕夫[いむら・ひろお](1931-) 内分泌代謝病学、糖尿病学。元・京大総長。

医と人間 (岩波新書)

医と人間 (岩波新書)

  • 発売日: 2015/02/21
  • メディア: 新書
医と人間 (岩波新書)

医と人間 (岩波新書)

【目次】
はじめに(二〇一五年一月 井村裕夫) [i-iv]
目次 [v-vii]


I 医学の最前線 001
再生医療創薬山中伸弥] 003
  iPS細胞による医療  移植の可能性  加齢黄版変性  iPS細胞を作る  研究所の目標  薬の開発


21世紀のがん医療[間野博行] 021
  ねらいを定めた分子標的薬  ALK阻害薬  劇的な効果  臨床試験が変わる  がんが治るということ  医者から始めて 


革新的ロボット治療を創る[山海嘉之] 039
  革新的ロボット治療  HALによる機能改善治療への挑戦  サイバーダイン社の設立  脳・神経系失陥への適用例  サイバニクスから生まれる革新的デバイス/サービス  先端技術創出の新たな流れ  家庭に溶け込むサイバニクス


脳の発達と幼児教育[小泉英明] 067
  脳を測る  脳の働きと領域  脳の構造  文字は早く教えない  視覚  幼児の教育  自然で育つのがいい 


先制医療[井村裕夫] 091
  増えている慢性疾患(NCD)  予防  先制医療の現状  胎生期の問題  ライフコース・ヘルスケア  より能動的な医療を  注 


トランスレーション医学とは何か[成宮 周] 111
  医学の現状  薬というもの――その歴史と現状  製薬会社の課題とオープンイノベーション  トランスレーション医学――創薬で大学の果たす役割 


II 医療の現場から――きずなの構築のために 139

医療と情報技術[吉原博幸] 141
  インターネット黎明期と医療  電子カルテ  医療情報の共通規格  実際に動きだす  日本でのむずかしさ  医療情報の二次利用  EHR  今後の課題  IT化がもたらす未来


チーム医療における、看護師の新しい役割[日野原 重明] 161
  チーム医療  看護の主体は看護師  看護師から教わったこと  患者さんもチームの一員  聖路加をモデルにしようと思った 


ホスピス・緩和ケア――ビハーラ病棟から[大嶋健三郎] 173
  死に逝く人に何ができるか  最後の野球  宗教者が寄り添うこと  こころを開く  今を作る  なぜ医者に 


被災地に学ぶ[川島 実] 195
  なぜ被災地に  本吉病院の復興  本吉の在宅診療  教育の場としての本吉病院  緩やかな循環  田舎で働くということ  注 


胃ろう問題と死生学[会田薫子] 215
  死生学の問いへの発展  胃ろう栄養法の汎用の背景  胃ろう栄養法の医学的適応  認知症の摂食嚥下困難の場合に、まず考えるべきこと  アルツハイマー病の場合  脳血管障害の場合  遷延性意識障害の場合の考え方  生物学的生命よりも人生の物語りを大切に  コミュニケーションの重要性  臨床倫理と法 




【メモランダム】
『医の現在』(高久史麿[編] 岩波新書 1999)
『医の未来』(矢崎義雄[編] 岩波新書 2011)
『医と人間』(井村裕夫[編] 岩波新書 2015)
『医の希望』(齋藤英彦[編] 岩波新書 2019)