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『仕事と家族――日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(筒井淳也 中公新書 2015)

著者:筒井 淳也[つつい・じゅんや] (1970-) 計量社会学、家族社会学

【目次】
まえがき  [i-v]
目次 [vi-x]


第1章 日本は今どこにいるか 001
1 工業化と「国のかたち」 001
  変わらない特徴と変わる特徴
  工業化と経済格差
  工場やオフィスで働く
  家族生活の変化
2 各国の多様性 009
  女性の労働力参加率の差
  就労の中身
  アメリカとスウェーデンの比較
  出生率の違い
  結婚の減少と同棲の増加
3 現在の仕事と家族を見る視点 021
  一九七〇年代、道は分かれた
  欧米三ヶ国の選択
  日本が経験した変化


第2章 なぜ出生率は低下したのか? 031
1 少子化・未婚化の要因を探る 031
  共通了解があるところ
  日本における少子化と未婚化
  価値観か、経済要因か
  既存の枠組みの限界
  未婚化要因な整理する 
2 日本で未婚化が進んだのはなぜか 045
  男女別の未婚化動向
  「両立困難・機会費用」説は考えにくい
  女性の高学歴化の影響 低成長の影響
  一九九五年の「転換」
3 女性労働力参加率と出生率の関係 057
  マイナス効果の強い国、弱い国
  スウェーデンの「転換」
  家族支援と両立支援の影響
  チャンスを逃した日本
  有効な少子化対策とは
  日本で同棲を保護しても効果が薄い理由


第3章 女性の社会進出と「日本的な働き方」 077
1 なぜ女性の労働力参加は進んだか 077
  二〇世紀後半の最も革命的な変化
  U字型仮説
  人口変動の影響
  社会構造と社会制度
  産業構造の影響
2 日本の女性労働の変化 088
  増えたのはパート、アルバイト
  環境ではなく構造
  女性の就労を抑制する制度
  壁をなくすメリットと限界
3 「日本的な働き方」と均等法 098
  欧米を特徴づける職務給制度
  日本独自の職能資格制度
  正社員の働き方の「無限定性」
  職能資格制度と女性排除
  総合職、一般職における間接差別
  均等法のパラドックス
  EUアメリカと日本の違い
  長所と短所を理解すること
  残された課題


第4章 お手本になる国はあるのか? 121
1 自由主義社会民主主義保守主義 121
  クォーター制
  北欧を悩ませる「性別職域分離」
  「大きな政府vs. 小さな政府」を超えて
  一九七〇年代という分岐点
  アメリカの自由主義路線
  北欧の社会民主主義路線
  ドイツの保守主義路線
  日本はどの路線なのか
  日本型福祉社会
  非正規雇用の拡大という帰結
  日本が目指すべき路線とは
2 サービス職の特徴とグローバル化 146
  モノとサービスの違い
  ケアサービスの効率化はなぜ難しいのか
  同時性と同場所性が要求される仕事
  移民と日本的働き方
  これからの合意形成に向けて


第5章 家族と格差のやっかいな関係 161
1 家族にどこまで負担を負わせるか 161
  家族に残る二つの機能
  外部化の限界
  ケアワークをいかに分担するか
   「家族主義」が家族をつぶす
2 家事負担の平等化はなぜ進まないか 171
  家事分担の理論と現状
  なぜ「家事は妻がやるもの」となるか
  女性的家事と男性的家事
  男女のスキル格差
  希望水準の不一致
  公平な分担のために
3 家族と格差のこれから 186
  子どもに引き継がれる格差
  結婚が広げる格差
  パワフル・カップルを生むもの
  同類婚が衰えない理由


終章 社会的分断を超えて 197
  本書の分析

  「働くこと」を基軸に
  お金を稼ぐことは利他的である 


参考文献 [209-207]