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『スポーツの経済学―― 2020年に向けてのビジネス戦略を考える』(小林至 PHP研究所 2015)

著者:小林 至[こばやし・いたる](1968-) スポーツ経営学。元・プロ野球選手。
装丁:葦澤 泰偉[あしざわ・たいい](1948-) 装幀家、アートディレクター。
装画:シャッターストック
内容:欧米のスポーツ産業の紹介と解説。


スポーツの経済学 | 小林至著 | 書籍 | PHP研究所


【目次】
目次 [001-005]


序章 現代社会におけるスポーツの経済的役割 007
ポストモダン産業としての「みるスポーツ」


第1章 スポーツが経済活動の一環に組み込まれていく過程 019
スポーツビジネスは日本ではじまった?
欧州は産業革命以降
欧州におけるプロスポーツの誕生
スポーツの経済的発展を阻害したアマチュアリズム
マチュアリズムの崩壊は冷戦の副産物?
マチュアリズムの理解に失敗した日本


第2章 1984 スポーツ・ビジネス元年 033
スポーツの商業化、ソフト化
スポーツのメディア価値
スポーツビジネス元年〜1984年ロサンゼルス五輪
マーケティングの古典的事例、ペプシコーラvsコカ・コーラ 
■Column 時代の最先端、ペプシコーラのキャンペーン
コダックvsフジ


第3章 オリンピックとFIFAワールドカップの経済学 052
オリンピックビジネスの成長
ISLとホルスト・ダスラー
FIFAワールドカップの成長
IOC VS FIFA


第4章 北米プロスポーツリーグとNPBの経済学 068
対極的な経営スタイル
アメリカの新規参入金
再訪~2004年の球界再編問題
地域密着は進み、体力は強化された
拡がる格差
スポーツ団体にとって、ビジネス環境が厳しい日本
■Column 日米の格差穴埋めへ「侍ジャパンブランド化」国際市場の開拓に期待
北米4大プロスポーツ
アメリカのリーグの特徴
歴史
リーグ運営の特徴
NFLのテレビ放送権
最大の支出は選手年俸
サラリーキャップ
サラリーキャップ労働争議
アメリカの放送権はなぜ高い
最強ケーブル局は、スポーツ専門のESPN
課金視聴スタイルでサッカーが崩壊を免れた英国
■Columna アメリカにおけるアメフト人気の考察〜オンリー・イン・アメリカ
■Columna 小林至のスポーツ経営学講義
ウィスコンシン州グリーンベイ市、奇跡の球団パッカーズ
■Column 奇跡の現場を訪ねて
価値向上のためのさまざまな特殊なルール
フランチャイズ制度
ドラフト会議と保留制度
税金ビジネス
日本ではこうはいかない
アメリカの自治体が税金を投入する背景
Build it and they will come.
税金で球場を作る契機になった都市その1 〜ボルティモア
税金で球場を作る契機になった都市その2 〜クリーブランド
スポーツ球団と地域経済との関わり方諸例
球場は社交場、遊戯場である
レディング市長トム・マクモーン氏へのインタビュー
インディアナ州サウスベンド市
町の活性化の切り札に
経済的な採算は合わないけれども
NCAA
■ Column 日本と世界でスポーツ興行市場に大きな格差。大きく違う球団と球場の関係


第5章 欧州サッカーの経済学 175
欧州サッカー
チャンピオンズ・リーグ
イングランド・サッカーの劇的! V字回復
悲劇を繰り返さないために
ボスマン判決
2極化
国際展開で新たな成長ステージへ
テレビ放送権などの権利処理の方法からみえる、欧州各リーグの差異
欧州における球団と地域の関係
バイエル社が作った町レバークーゼン
クラブ経営はカネがかかる


あとがき [213-217]
参考文献 [218-219]





【関連記事】

『スポーツの資金と財務』(武藤泰明 大修館書店 2014)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20161129/1479979123


『よくわかるスポーツ人類学』(寒川恒夫[編] ミネルヴァ書房 2017)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20210429/1619625600