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『よくわかるスポーツ人類学[やわらかアカデミズム]』(寒川恒夫[編] ミネルヴァ書房 2017)

※肩書は当時のもの。
編者:寒川 恒夫[そうがわ・つねお](1947-)
著者:相原 進[あいはら・すすむ] 立命館大学ほか非常勤講師
著者:相原 健志[あいはら・やすし] 慶應義塾大学など非常勤講師
著者:一階 千絵[いっかい・ちえ] 群馬県立女子大学文学部准教授
著者:岩瀬 裕子[いわせ・ゆうこ] 首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程
著者:袁 書營[えん・しょえい] 山東大学講師(中国)
著者:大塚 紀子[おおつか・のりこ] 諏訪流第十八代宗家。諏訪流放鷹術保存会事務局長
著者:大森 重宜[おおもり・しげのり] 金沢星稜大学人間科学部教授/人間科学部長。大地主神社宮司
著者:海江田 保雄[かいえだ・やすお] 早稲田大大学院スポーツ科学研究科修士課程
著者:神戸 周[かんべ・ちかし] 東京学芸大学教育学部教授
著者:木内 明[きうち・あきら] 東洋大学ライフデザイン学部准教授
著者:北原 卓也[きたはら・たくや] 早稲田大学大学院文学研究科文化人類学コース博士後期課程
著者:幸喜 健[こうき・けん] 東京福祉大学社会福祉学部講師
著者:小木曽 航平[こぎそ・こうへい] 早稲田大学スポーツ科学学術院助教
著者:國寳 真美[こくほう・まみ] 上智大学文学部保健体育研究室嘱託講師
真田 久さなだ・ひさし] 筑波大学体育系教授
著者:庄形 篤[しょうがた・あつし] 早稲田大学スポーツ科学研究科博士後期課程
著者:杉山 千鶴[すぎやまちづる] 早稲田大学スポーツ科学学術院教授
著者:成 順恵[せい・じゅんえ] 早稲田大学スポーツ科学研究科修士課程
著者:瀬戸 邦弘[せと・くにひろ] 鳥取大学教育支援機構教育センター准教授
著者:寒川 恒夫[そうがわ・つねお] 早稲田大学スポーツ科学学術院教授。 ※編著者
著者:高野 美和子[たかの・みわこ] 日本女子体育大学准数授
著者:高橋 京子[たかはし・きょうこ] フェリス女学院大学文学部准教授
著者:田里 千代[たさと・ちよ] 天理大学体育学部教授
著者:田邊 元[たなべ・げん] 早稲田大学スポーツ科学学術院助手
著者:鄭 稼棋[てい・かき] 鹿屋体育大学特任講師
著者:中嶋 哲也[なかじま・てつや] 茨城大学教育学部准教授
著者:朴 周鳳[ぱく・じゅはん] 国際武道大学体育学助教
著者:橋本 彩[はしもと・さやか] 東京造形大学助教
著者:波照間 永子[はてるま・ながこ] 明治大学大学院情報コミュニケーション研究科准教授
著者:菱田 慶文[ひしだ・よしふみ] 四日市看護医療大学地域研究機構地域研究センター研究員
著者:細谷 洋子[ほそたに・ようこ] 四国大学生活科学部講師
著者:Maja Sori Doval[マーヤ・ソリドール] 津田塾大学国際関係学科専任講師
著者:馬 晟[ま・せい] 華南師範大学准教授(中国)
著者:松尾 俊輔[まつお・しゅんすけ] 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
著者:Mawaththalage Sanjeewa Manawarathne[マワッタラゲ・サンジーワ・マナワラタナ] 早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程
著者:孟 蒙[もう・もう] 廈門大学講師(中国)
著者:楊 長明[よう・ちょうめい] 吉林大学准教授(中国)
著者:李 承洙[り・すんす] 中央大学教授(韓国)
シリーズ:やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ 


よくわかるスポーツ人類学 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社



【目次】
はじめに(寒川恒夫) [i]
もくじ [ii-v]


第I部 スポーツ人類学への誘い 001

1 スポーツ人類学の視点 
1-1 スポーツ人類学とはなにか 002
1-2 スポーツ人類学の研究対象 004
1-3 スポーツ人類学の研究方法 006
1-4 スポーツ文化複合 008


2 スポーツの起源 
2-1 起源の探り方 010
2-2 タイラーの残存起源説 012
2-3 ベイトソンのメタコミュニケーション説 014


3 スポーツの伝播と変容
3-1 なぜ同じ遊びが存在するのか:鬼ごっこ“子とろ子とろ” 016
3-2 サッカーのグローカリゼーション 018
3-3 世界を駆ける柔術 020
3-4 YOSAKOIソーランの国内伝播 022


4 スポーツと宗教
4-1 スポーツは宗教か 024
4-2 儀礼的スポーツ 026
4-3 宇宙論とスポーツ 028
4-4 サッカー・マラドーナ教 030


5 遊びの人類学
5-1 『ホモ・ルーデンス』の読み方 032
5-2 遊びの社会化・文化化機能 034
5-3 人類の遊び時間と労働時間 036
5-4 フッタライトの生活と遊び 038
5-5 遊びの季節:狩猟採集民・農耕民・遊牧民と遊び 040


第II部 スポーツ人類学の諸相 043

[A からだと技のスポーツ人類学] 
6 健康のスポーツ人類学 
6-1 健康の語り:死の起源神話から 044
6-2 アルマ・アタ宣言と伝統的健康法 046
6-3 心身癒しスポーツの創られ方 048
6-4 タイ・マッサージのヘルス・ツーリズム 050


7 動きのスポーツ人類学
7-1 身体技法としてのスポーツ技術 052
7-2 評価される動き 054
7-3 歩き方の文化:日本人はナンバで歩いたか 056
7-4 “ふり”を創る 058


8 からだのスポーツ人類学
8-1 タラウマラの涙:走る力と人種差別 060
8-2 アルゼンチンの「スポーツによる人種改良」?:20世紀初頭の身体-神経-精神と優生学 062
8-3 台湾原住民族のスポーツ身体言説:生まれつき優れているのか 064
8-4 呪術が創るからだ:チェロキーのラクロス・トレーニング 066
8-5 混血のからだ、純血のからだ、ナチスのからだ 068


9 エスノサイエンス身体論
9-1 サイエンスの身体とエスノサイエンスの身体 070
9-2 太極拳の身体 072
9-3 タイ・ルーシーダットンの身体 074
9-4 インド武術カラリパヤットの身体 076


[B サブカルのスポーツ人類学]
10 おどりの人類学 
10-1 ポストモダンの舞踊文化 078
10-2 バリ伝統舞踊の開放性と閉鎖性 080
10-3 踊りの真正性 082
10-4 「芸能武術」は踊りか 084


11 サッカーの人類学
11-1 レアルとバルサ:スペインの代理民族戦争 086
11-2 サポーターの文化 088
11-3 サッカーの中のジェンダー問題 090
11-4 通過儀礼の場としてのスタジアム 092


12 マンガのスポーツ人類学
12-1 『キャプテン翼』とグローバル文化 094
12-2 日中韓にみるスポーツマンガ事情 096
12-3 『ちはやふる』の翻訳文化 098
12-4 武術マンガ:『グラップラー刃牙』にみる「止め」の美の世界 100


13 部活のスポーツ人類学
13-1 部活という日本文化 102
13-2 生徒が創る“体罰を正当化する文化”  104
13-3 駅伝・六大学野球ラグビー対抗戦の儀礼性 106
13-4 応援団の文化:近代日本を創ったバンカラ身体文化 108


14 動物スポーツの人類学
14-1 スポーツ動物をめぐる文化と倫理 110
14-2 鷹狩:生き残る「人類の文化遺産」 112


[C アイデンティティーとスポーツ]
15 エスニシティー,ナショナリティーとスポーツ
15-1 中国の全国少数民族伝統体育運動会 114
15-2 テコンドーと花郎道 116
15-3 トンガ王国ラグビー選手:ディアスポラとスポーツ 118
15-4 メキシコのぺロタ・ミシュテカ 120
15-5 スリランカクリケット:国民統合のシンボル?  122
15-6 ヘレネス国家の創造:近代ギリシャのオリンピック 124
15-7 スペイン・カタルーニャ州における「人間の塔」 126


[D シンボリズムとスポーツ人類学]
16 スポーツ空間の人類学 
16-1 土俵と鞠場:道教コスモロジー 128
16-2 ラオスルアンパバーンボートレース場 130
16-3 北京オリンピック建築の象徴性 132
16-4 文化としての駅伝空間:バーチャルな伝統空間で創られるスポーツ文化 134


[E 学びとスポーツ人類学]
17 学習のスポーツ人類学
17-1 わざ言語 136
17-2 技の修行論:武術伝書の語り方 138
17-3 民族スポーツによる異文化教育 140
17-4 異端の練習文化:戦術的ピリオダイゼーションという思想 142


[F 文化政策とスポーツ人類学]
18 民族スポーツの観光化 
18-1 ユネスコ人類無形文化遺産と民族スポーツ観光 144
18-2 ラオスの伝統ボートレース 146
18-3 創られた伝統舞踊「ケチャ」 148
18-4 ギネス認定那覇大綱挽まつり 150
18-5 中国朝鮮族のシルム観光 152
18-6 国指定無形文化遺産“清水江ミャオ族の龍舟競漕”  154
18-7 観光資源「ミャオ族伝統武術」 156
18-8 タンザニアの伝統舞踊:舞踊とツーリズム 158
18-9 韓国の闘牛観光 160
18-10 ご当地スポーツ 162


第III部 スポーツ人類学のエスノグラフィー 165

19 日本の民族スポーツ・エスノグラフィー
19-1 秋田竿燈:日本の伝統的ウエイトリフティング 166
19-2 博多祇園山笠:巨大神輿マッチレース 168
19-3 西大寺観音院会陽の宝木争奪戦:日本の伝統的ボールゲーム 170
19-4 古武道 172
19-5 キリコ祭り:創られつつある民族スポーツ 174 


20 アジアとオセアニアの民族スポーツ・エスノグラフィー
20-1 タイのムエタイ:ギャンブル戦士 176
20-2 ハワイのマカヒキゲーム:ハワイアン・アイデンティティーと伝統スポーツ文化 178
20-3 ペンテ・コスト島のバンジージャンプ 180
20-4 韓国のブランコ 182
20-5 台湾原住民族スポーツ大会 184


21 ヨーロッパとアフリカの民族スポーツ・エスノグラフィー
21-1 スコットランドのハイランドゲーム 186
21-2 スウェーデン・ゴトランド島のストンガスペレン 188
21-3 イタリアのカルチョ 190
21-4 エジプトのナッブート:ナイルのほとりの民族スポーツ 192
21-5 ナイジェリアのバチャマ族相撲 194


22 南北アメリカの民族スポーツ・エスノグラフィー
22-1 ワールド・エスキモー・インディアン・オリンピック:WEIO 196
22-2 ブラジルのカポエイラ 198
22-3 メキシコのウラマ 200
22-4 ブラジルのフレーヴォ 202
22-5 カリビアン・ダンス 204


さくいん [206-211]
執筆者紹介 [213-214]




【メモランダム】
・アマゾンで書名検索したところ、日本語文献が予想以上にあったのでメモを残しておく。大修館がこの分野に非常に力を入れているようだ。


『アフロ・ブラジル文化――カポエイラの世界[スポーツ人類学ドクター論文集]』細谷洋子 明和出版

『スポーツ人類学入門』ブランチャード,K、チェスカ,A. 大修館書店

『相撲の人類学[スポーツ人類学叢書]』寒川恒夫、店田広文、井浦吉彦、宇佐美隆憲、足立昭也、ペトロ・クネヒト 大修館書店

『教養としてのスポーツ人類学』大修館書店

『21世紀の伝統スポーツ[スポーツ人類学叢書]』大修館書店

『スポーツ人類学――グローバリゼーションと身体』Niko Besnier、Susan Brownell、Thomas F. Carter[著] 川島浩平ほか[訳] 共和国
The Anthropology of Sport: Bodies, Borders, Biopolitics

『スポーツ人類学』宇佐美 隆憲 明和出版

『日本の体罰――学校とスポーツの人類学』アーロン・L・ミラー 共和国

『応援の人類学』丹羽 典生 青弓社

『虎とバット――阪神タイガース社会人類学』ウィリアム・W・ケリー ダイヤモンド社

『つよいのなんの!――格闘技文化人類学』風柳祐生子 青弓社

『殴り合いの文化史』樫永真佐夫 左右社

『アジア舞踊の人類学――ダンス・フィールド・ノート』宮尾慈良 PARCO出版局(Parco picture backs)

『回るアレヴィー トルコの都市における場とパフォーマンスの人類学』米山知子 スタイルノー