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『暗号解読事典』(Fred B. Wrixon[著] 松田和也[訳] 創元社 2013//1998)

原題:Codes, Ciphers, Secrets and Cryptic Communication: Making and Breaking Sercet Messages from Hieroglyphocs to the Internet
著者:Fred B. Wrixon 軍事史、スパイ史。
訳者:松田 和也[まつだ・かずや](1963-) 翻訳家。
装丁・組版:寺村 隆史[てらむら・たかし]
NDC:809.7 暗号


商品詳細 - 暗号解読事典 - 創元社


【目次】
目次 [i-xii]
日本語凡例 [xii]


0章 暗号学――ヒエログリフからインターネットまで 001
  古代の暗号使用 002
  聖書に見られる暗号の原型 003
暗号学の始まり 005
  古代ギリシアの暗号 005
ルネサンス 006
  キリスト教と暗号 007
  薔薇十字団の暗号 008
  フリーメーソンの暗号 009
  ルネサンス期のイタリアの暗号解読 010
修道院と革命 011
  16世紀イングランドにおける諜報活動 011
  バビントン謀殺事件の概要 012
  バビントン謀殺事件における暗号 013
  清教徒革命での暗号 014
  17世紀フランスにおける暗号解読 016
  17世紀のイギリスとフランスの暗号解読合戦 017
  17~18世紀における暗号局の創設 018
  アメリカ独立戦争における暗号 019
  アメリカ独立戦争での英国派の暗号 020
  アメリカ独立戦争での独立派の暗号 021
  アメリカ独立戦争でのクリントンの失策 022
  アメリカ独立戦争で独立派を制した暗号 023
  マリ・アントワネットと暗号 023
  フランス革命後の仏米関係 026
  XYZ事件の暗号 026
  トマス・ジェファソンの暗号 027
  アーロン・バーのスキャンダル 027
  ナポレオンの暗号 029
  ナポレオンの敗因 030
機械化の時代 032
  クリミア戦争における電信の使用 032
  アメリ南北戦争における電信の使用 034
  ウィグワグの発明 035
  ウィグワグの本格的な使用 037
  南北戦争で活躍した女性間諜 038
  南北戦争での南軍の敗因 040
  1876年の大統領選における暗号 041
  19世紀アメリカの西部開拓と電信 043
第一次世界大戦 044
  第一次世界大戦での暗号 044
  イギリス海軍における「40号室」の設置 045
  ユトランドの戦いと「40号室」 046
  「ツィンマーマン覚書」と「40号室」 047
  オーストリア=ハンガリー帝国の諜報活動 048
  マタ・ハリの諜報活動 049
  アメリカの参戦と暗号編纂局 049
  フランス暗号局「ビュロ・デュ・シフル」の活躍 050
  1920年代と1930年代 051
  アメリカにおけるM18の創設 051
  M18における日本の暗号解読 052
  米陸軍通信隊が暴いた石油利権スキャンダル 053
  聴音哨と「屋上団」の通信傍受 054
  スティムソンによる「ブラック・チェンバー」の縮小 054
  日本における「特務班」の設置 055
第二次世界大戦 057
  イギリスとドイツの暗号戦 057
  「エニグマ」解読の歴史 057
  イギリスによる「エニグマ」解読 058
  アメリカと日本の暗号戦 059
  アメリカによる「パープル」の解読 060
  真珠湾攻撃までの暗号解読 061
  アメリカ暗号局の復活 063
海戦 063
  ドイツの暗号解読部隊による戦果 063
  連合国による反撃 064
  「マル・コード」の解読 064
  JN25の解読 065
  珊瑚海海戦においける暗号 066
  ミッドウェー海戦における暗号 067
諜報と防諜 069
  「ローテ・カペレ」による暗号解読 069
  ゾルゲによる諜報活動 070
  ルーシー機関による諜報活動 071
  ドイツによるエジプトでの諜報活動 072
  イタリアの諜報活動 073
  フェラーズの失策 074
  様々な暗号解読機の開発 074
戦争終結 075
  Dデイにおける暗号 075
  フォーティテュード作戦の捏造 076
  バルジの戦いでの失敗 077
  山本五十六の撃墜と暗号解読 078
  原子爆弾第二次世界大戦終結 079
戦後の時代:スパイとセキュリティ 080
  冷戦の始まり 080
  ソヴィエトのスパイ活動 081
  FBIによるスパイ捜査 082
  防諜機関によるスパイ対策 083
  ハイハネンによるスパイ活動 085
  イギリスにおけるスパイたち 086
テクノロジー競争 087
  産業スパイの暗躍 087
  ジョン・ウォーカーによる機密漏洩事件 088
  米国内のソヴィエトへの内通者たち 089
  パワー・カーヴによる逮捕者たち 090
  合衆国の裏切者たち 092
新たな暗号――公的・私的安全性の諸問題 094
  新たな暗号学の必要性 094
  DESによる暗号化 094
  個人によるセキュリティ強化の時代へ 095


第1章 サイファ 099
▶転置式サイファ 103
逆転置 104
  逆転置のヴァリエーション 105

幾何学サイファ 105
  ルート転置法 106
    柵型 108
    柵型のヴァリエーション 109
    水平ルート 110
    牛耕式水平ルート 111
    垂直ルート 112
    牛耕式垂直ルート 113
    斜線ルート 114
    牛耕式斜線ルート 116
    時計回りルート 118
    反時計回りルート 119

縦列型転置法 120
  空白セルのある縦列型 121
  斜線式縦列型 123
  二重縦列型 125

4端転置法 127
三角形および台形転置法 128
単語転置法 132


▶換字式サイファ 136
単一字換字法 136
  シフト・サイファ 137
   キーワード付シフト・サイファ 138
  キーフレーズ付サイファ 138
  ランダム換字式サイファ 140
    シャルルマーニュサイファ 140
    黄道サイファ 141
    スコットランド女王メアリのサイファ 142
    シュヴァリエ・ド・ロアンのサイファ 142
    ローズ・グリーンハウのサイファ 143
    エドガー・アラン・ポオの『黄金虫』のサイファ 143
    シャーロック・ホームズの『踊る人形』のサイファ 145
    〈ザ・シャドウ〉のサイファ 146
  幾何学サイファ 147
    薔薇十字団のサイフア 149
    フリーメイソンサイファ 150
  文字数字式サイファ 151
    フランクリン-デュマスのサイファ 152
    『スコットランド・ヤードの男』のサイファ 153
  複字式 156
    ポリュビオスのチェッカー盤 156
    エリザベス・ヴァン・ルーのサイファ 157
  ノック式サイファ 158
  複字式のヴァリエーション 159
    複数対応式 160
    ヴァリアント 161
    キーワード付複字式サイファ 163
    複字表 163
    ロシア無政府主義者サイファ 164
  不規則型チェッカー盤 166

多表換字法 167
  円盤 167
    アルベルティの円盤 168
    ポルタの円盤 169
  表〔タブロー〕 170
    トリテミウスのタブラ・レクタ 170
    ヴィジュネル表 172
  鍵連鎖 174
    マリ・アントワネットのサイファ 177
  ヴィジュネル表のヴァリエーション 178
    グロンスフェルト・サイファ 178
    ビューフォート・サイファ 179
  多文字式サイファ 180
    ポルタの2連字サイファ 180
    プレイフェア・サイファ 181
    2方陣サイファ 183
    4方陣サイファ 184
    3連字サイファ 185
  代数サイファ 185
  分割式サイファ 189
    非周期的分割式サイファ 190
    規則的サイファ化 192
    三数組式分割式サイファ 193
    二分サイファ 195
    ADFGX 196
    ADFGVX 198

サイファ装置と機械 201
サイファ装置 201
  トマス・ジェファソンの車輪サイファ 201
  ウォッズワースの装置 202
  ホイートストンのクリプトグラフ 203
  サン=シールのスライド 204
  円筒式クリプトグラフ 205
  プレッツ装置 206
  M-138とM-138A 207
  M-94 208
サイファ機械の進歩 209
  M-209 209
電気式有線ロータ 212
  エドワード・ヘバーンの電気暗号機 213
  電気式サイファ機械(ECM)とECMマークII 215
  SIGABA 217
  エニグマ 218
  タイペックス 220
  コロッサス 222
  レッド 223
  九七式欧文印字機とパープル模造機 223
解読不能サイファ 225
  ボドー・コード/ヴァーナム・サイファ 225
  モーボーンのワンタイム・システム 228
  ワンタイム・パッド 229
  VICサイファ 234
コンピュータ暗号 235
  データ暗号化規格(DES) 235
  2鍵暗号 237
  RSAアルゴリズム 238
  認証 239
  鍵生成 243
  量子暗号 245
    量子コンピュータの基礎 246
    量子暗号 248

▶暗号解析 250
暗号解析技術 250
多表換字法解読のヒント 254


第2章 コード 261
ノーメンクレイタ 266
  ノーメンクレイタの作り方 267
    ベンジャミン・タルメッジのノーメンクレイタ 268
    XYZノーメンクレイタ 269
    ジェームズ・マディソンのノーメンクレイタ 270

書物コード 272
  書物コードの作り方 273
    ベネディクト・アーノルドの書物コード 274
    ニコラス・トリストの書物コード 274
    1876年の大統領選挙 275

コードブック 276
  単式コードの作り方 279
  複式コードの作り方 279
  初期国務省のコード 280
    1867年の国務省のコード 280
    一等通信士コード(1871年頃) 283
    国務省サイファ(1876年版) 285
    国務省サイファ(1899年版) 288
    グリーン・サイファ 289
  第一次世界大戦におけるコード 291
    ツィンマーマン覚書 291
    アメリカン・トレンチコード 292
    河川名シリーズ:ポトマック 296
    河川名シリーズ:モホーク 297
    電話コード 298
    湖沼名シリーズ:シャンプレーン 299
    湖沼名シリーズ:ヒューロン 299
    アメリカ無線サービス・コードNo. 1 301
    チョクトー族「コードトーカーズ」 302

商用コード 302
    スレイター・コード 303
    アクメ・コード 305
    マリ・テレプリンター 306
    Q符号 307
  第二次世界大戦前のコード 308
    グレイ・コード 308
    国務省コードA-1 309
    ブラウン・コード 310
  第二次世界大戦のコード 310
    ブラック・コード 310
    商船コード 311
    Jシリーズ 312
  JN25 313
    アメリカ先住民の「コードトーカーズ」 313
    方形コード 314
  日常生活のコード 315
    統一商品コード(UPC) 315
    ジップ・コード 316
    ASCII 317
    銀行セキュリティコード 318
    遺伝コード 319
  コード解読 320
    高度暗号化コードの解読 322


第3章 信号 325
手と腕による信号 328
船舶旗リュウ信号 330
手持式シグナル用具-旗、円盤、松明 337
光信号 349
  常置灯信号 349
  火工品とクロノセミック・システム 359
  反射光と閃光 365
機械的信号システム 371
携帯式腕木信号 382
技術の発達 384
電子の戦場――信号の安全性と信号諜報戦 392


第4章 ステガノグラフィ 397
隠匿の技術 400
  不可視インク 401
    不可視インクの製法 404
  クリプトフォトグラフィ 405
    マイクロドット 406

言語的隠匿 408
  セマグラム 408
    筆記におけるセマグラム 409
  グリル 414
  冗字サイフファ 417
  隠語コード 422

現代の通信セキュリティ 426
  レーザーと赤外線技術 428
  パルス符号変調 429
  バースト/スパート転送 429
  スペクトル拡散 430


第5章 文字と言語 433
原始筆記 434
  絶滅した文字 440
  絶滅した文字の解読 441
  楔形文字 443
    解読 446
  エジプトのヒエログリフ 450
    解読 451
  ヒッタイト楔形文字ヒエログリフ 454
    解読 455
  線文字B 455
    解読 457
  マヤの絵文字 462
    解読 463

未解読文字 465
  原始エラム文書 465
  インダスの印章 466 
  線文字A 467
  ファイストスの円盤 468
  エトルリア語 470
  ロンゴロンゴ 472
  ヴォイニッチ写本 473

暗号的文字 475
  ルーン文字 475
  オガム文字 477

現代の絵文字 479
  日本語 481

特殊集団の文字と記号 483
  速記 485
  視覚障害者用の文字 488
    ブライユ点字法 488
    ムーン・タイプ 490 
  手話 491

人工言語と国際語 492
  ソルレソル 496
  ヴォラピュク 497
  エスペラント 497


第6章 人名辞典 501


第7章 問題と解答 535


第8章 付論 579


第9章 用語集 583


参考文献 [593-604]
索引 [605-613]
訳者あとがき(2013年秋 翻訳者識) [614-616]