『教育〈思考のフロンティア〉』(広田照幸 岩波書店 2004)

教育 (思考のフロンティア)

【目次】
はじめに　[iii-iv]
目次　[v-vi]

I 　現代の教育　001

1　「教育をいかに組織化するか」という言説について　001
　　「教育」という思想の危機／普遍性を持つ原理を求める理論／当面の所与性への依拠／何が望ましいかを当事者に委ねる方向／未来予測・未来社会の構想からの演繹
2　教育の変動への視角　011
　　社会化と配分／経済成長期までの教育／個人化／グローバル化／教育問題の構図

II　個人化・グローバル化の中の教育　025

第1章　教育をめぐる構造変動　025
1　制度につなぎとまらない個人　025
　　「理解不能な他者」としての青少年／「学校的なるもの」からの離脱
2　制度の改善・改革要求　036
　　均質性や包摂性への不満／学校選択と多様化の問題／選択肢を選ぶのは個人的問題か

第2章　一つの解としての新自由主義的教育改革　058
1　制度と個人の再調整　058
　　個人と制度の間のきしみをどこまで甘受すべきか／個人と制度の軋轢をどう考えるべきか／参加の可能性と問題
2　新自由主義的改革　069
　　改革の論理／批判の困難さ
3　オプションの必要性　079

第3章 一つの代案　086
何を選択すべきか／教育の未来に向けて

III　基本文献案内　101

あとがき（広田照幸）　[111-113]