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『暴力〈思考のフロンティア〉』(上野成利 岩波書店 2006)

暴力 (思考のフロンティア)

暴力 (思考のフロンティア)

【目次】
はじめに――ヤヌスとしての暴力 [iii-viii]
目次 [ix-x]


I 暴力の政治学――戦争と政治をめぐる思考 001

第1章 生の政治と死の政治――近代国民国家と暴力 001
  1 ホロコーストと死の政治 001
  2 全体主義と近代国民国家 07
  3 近代国民国家と生の政治 012

第2章 限定戦争と絶対戦争――主権国家体系と暴力 019
  1 主権国家体系と限定戦争 019
  2 帝国主義と領域性の変容 025
  3 限定戦争から絶対戦争へ 031

第3章 脱領域化と再領域化――グローバル化と暴力 038
  1 植民地主義と異種混淆 038
  2 グローバル化と脱領域化 044
  3 再領域化と暴力の遍在化 050


II 暴力の弁証法――暴力の臨界をめぐる思考 059

第1章 法の支配と法の暴力――秩序と暴力の弁証法 059
  1 政治と暴力との絡みあい 059
  2 秩序の起源としての暴力 065
  3 回帰する暴力のアポリア 071

第2章 自己保存と自己融解――理性と暴力の弁証法 078
  1 理性と暴力との絡みあい 078
  2 ミメーシスと暴力の根源 084
  3 ミメーシスと排除の暴力 090

第3章 敵対関係と闘技関係――友愛と敵対の弁証法 097
  1 自己と他者との絡みあい 097
  2 敵対関係に内在した政治 102
  3 課題としての暴力批判論 110


III 基本文献案内 119


あとがき(2006年2月 上野成利) [137-139]