著者:佐藤 信夫[さとう・のぶお](1932-1993)
監修:佐々木 健一[ささき・けんいち](1943-)
件名:修辞学
NDC:816.2
『レトリック感覚』(佐藤 信夫):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部
【目次】
目次 [003-005]
序章1 レトリックが受けもっていた二重の役わり 009
序章2 レトリック、修辞、ことばのあや 027
第1章 直喩 062
直喩の構造 062
直喩の多様な姿 084
どこから直喩ははじまるか 095
第2章 隠喩 100
隠喩の構造 100
隠喩と直喩と 108
類似関係に依存する 117
言語体制に組み込まれる隠喩 125
隠喩の弾力性 132
第3章 換喩 140
換喩の構造 140
古典レトリックにおける換喩 147
隣接性による表現の流動 155
換喩の多様な姿 165
第4章 提喩 172
提喩の曖昧な伝統的概念 172
全体と部分……の分析 181
認められなければならない提喩 189
類による提喩とその構造 194
認識の中の提喩性 205
種による提喩 210
比喩あるいは転義について 213
第5章 誇張法 218
誇張法の評判 218
嘘と誇張法 225
表現自身への批判であるような表現 233
心情的な誇張法 238
論理的な誇張法 245
誇張法と緩叙法など 249
第6章 列叙法 252
つみかさねる表現 252
ことばを羅列する列挙法 259
段階的にのぼってゆく漸層法 268
連鎖漸層法その他 278
第7章 緩叙法 285
反義表現を否定する 285
二重の否定 294
否定について 303
対義語の発見 308
本書のなかのおもなレトリック用語――日本語・ヨーロッパ語 対照表 [317-319]
おもな引用文献 [320-323]
あとがき(昭和五十三年八月 佐藤信夫) [324-325]
佐藤信夫 または言葉への信頼――佐々木健一 [326-332]