編者:渡辺 直経 (1919-1999)
編者:香原 志勢 (1928-2014)
編者:山口 敏 (1931-)
【目次】
目次 [I-III]
1 人類学序説[山口 敏] 003
1 人類学とは何か
2 人類学の研究内容
3 隣接科学との関係
4 人類学の研究体制
5 人類学の教育
6 人類学の学会組織・振興機関・逐次刊行物
2 人間理解の系譜と歴史――自然人類学の観点から[江原昭善] 039
はじめに
1 人間をどう把握するか
2 ギリシャの人間観――個人としての人間観の確立
3 ユダヤ教・キリスト教が人間観に及ぼした重要な影響
4 ソクラテス,プラトンの思想――人間のアレテ
5 ルネッサンス期の社会的個人としての人間確立
6 人間観をめぐる啓蒙思想とロマン主義との対立
7 大航海時代と諸大陸の発見による人類概念の確立
8 生物分類学による人類概念――人為分類と自然分類
9 ダーウィンの進化論と人間
10 人類の近代的概念の確立
11 人種をめぐる論争
12 ダーウィニズム以後の人種論議
13 文化とパーソナリティ論 083
14 化石資料に裏付けられた人類起源論
15 霊長類学の誕 生と人間観の変化
16 哲学的人間学の新しい課題
17 人類起源についての新しい見方
18 現代の新しい人間観への移行――人類学の課題
19 人間にとって環境とは
20 人間観の新しい地平
3 人類学の歴史[山口 敏] 109
はじめに
1 自然の体系と人類――人類学前史
2 洪水以前の人類――更新生人類の発見
3 学会の設立――人類学の制度化
4 デュボワとピテカントロプス
5 国際会議と計測法の統一
6 人種の自然分類
7 血液型の発見――分子人類学への道
8 統計学の寄与
9 ピルトダウン事件
10 周口店の大発掘
11 南アフリカ猿人の発見
12 人種に関する声明
13 近年の動向
14 日本の人類学(1)――日本石器時代人論争
15 日本の人類学(2)――日本列島人の地域差
4 日本の人類学の現況[山口 敏] 175
1 化石人類の研究
2 日本列島人の時代的変化に関する研究
3 生体計測
4 指掌紋と歯の研究
5 遺伝的多型の研究
6 成長の研究
7 生理人類学の台頭
8 霊長類研究発展
9 生態人類学と人口学
日本人類学史年表[楢崎修一郎]
5 付論 人類学、その対立の構図[香原志勢] 231
人類という語の独占
ヒト・人間・人類
欧米における自然・文化両人類学
日本における自然・文化両人類学
長谷部言人とAPE会
長谷部=石田論争
形容詞のついた人類学
進化を軸とする学
「自然」と「文化」を繋ぐもの
あとがき(2001年1月 責任編集者の1人 香原志勢) [249]
【メモランダム】
・2017年に新装版が刊行された。
・シリーズ一覧。13巻+別巻2。
〈https://www.yuzankaku.co.jp/products/list.php?category_id=2872〉
・国会図書館のサイトから必要な書誌情報だけ抜き出した。
タイトル: 人類学講座
編者: 人類学講座編纂委員会
本巻編集責任: 渡辺 直経 (1919-1999)
: 香原 志勢 (1928-2014)
: 山口 敏 (1931-)
出版社:雄山閣出版
出版年月日:2001.3
大きさ:21cm
頁数:250
価格:3800円
巻次:1
別タイトル:総論