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『変えてゆく勇気――「性同一性障害」の私から』(上川あや 岩波新書 2007)

著者:上川 あや[かみかわ・あや] 政治家。区議会議員。
監修:針間 克己[はりま・かつき] 精神科医
NDC:367.9 性問題.性教育



【目次】
はじめに――いくつものボーダーを越えて [i-iv]
目次 [v-viii]


第1章 「私の戸籍は男性です」――政治家になった 001
1 顔を見せて訴えなければ 002
  第一声
  絶望からの出馬
  自問自答
  家族の言葉
  やっぱり、出る!
2 手探りの選挙活動 013
  事務所開設
  「女性」としての立候補
  さいさな声、社会にとどけ!
  私らしい選挙を
3 変わってゆく街の空気 022
  偏見から励ましへ
  新宿二丁目
  投票日
  「上川さん、当確です!」


第2章 私は誰?――性を見つめて 033
1 仲良しは女の子 034
  誕生
  人形が欲しかった
2 第二次性徴 038
  自分の身体が受け入れられない
  初恋
3 孤独感と罪悪感の中で 043
  「私は嘘つき」
  男子校へ
  「まじでかわいい」?
  初めての交際
  告白
4 サラリーマン時代 054
  小規模な公益法人
  「男同士のつきあい」
  身体の不調
  自分に許した「最後の恋」
5 もうごまかせない 062


第3章 性を移行する――居場所を探して 065
1 初めて仲間に出会う 066
2 性を移行する 068
  自分に正直に生きたい
  変わっていく身体
  サポートグループに参加する
  埼玉医科大学の答申
  ひきこもりからの出発
  「女性」としての自我
  喉仏と声と
  手術のこと
3 「女性」としての暮らし 086
  OL生活をはじめる
  ブランクへの評価
  「男も女も楽じゃない」
4 社会保障制度が使えない 092
  名前を変える
  税金は納めているのに
  ハローワークに相談
  社会保険事務所
5 司法への絶望 100
  結論は「却下」
  人を幸せにしない国


第4章 性別変更に道を拓く――「性同一性障害者特例法」の成立をめぐって 103
1 議員立法の知らせ 104
  「子なし要件」の衝撃
  「ご当選おめでとうございます!」
  足もとに広がる無知
2 国会のルール 111
  党内審査
  各党の動き
3 特例法の成立 116
  苦渋の決断
  キーパーソン
  理解の鍵は――出会った議員のいろいろ
4 なお残る課題 128
  望まれる改善点
  弾力的な運用


第5章 ちいさな声、声にならない声――当事者のニーズを掘り起こす 135
1 「常識」を疑うことから 136
  八四万人の「地域」
  小さな声を探す
  初質問
2 一万五六〇〇人の「外国人」 142
3 七〇〇人の「オストメイト」 146
4 ひとり親家庭の実態 150
  世田谷区では
5 要約筆記と手話 155
  手話ができる人は一〇%台
  補聴器の問題
6 失語症会話パートナーの養成 161
  気づきのきっかけ
  社会とつなぐ
7 バラバラの「点字ブロック」 166
8 政策決定の現場で 169


第6章 沈黙から発言へ――「変える」方法 173
1 沈黙は「存在しない」こと 174
2 自己肯定感をもつ 176
3 確実に声をとどけるために 180
  「体温」を伝える
  請願権はみんなの権利
  直接請求
  ロビイング
4 権利意識の危うさ 190
5 嫌がらせに負けない方法 193


第7章 「フツウ」って何だろう――寛容な社会とは 197
1 ボーダーライン、この恣意的なもの 198
  ボーダーラインについて
  時代と場所が変われば
2 性的少数者のいま 204
  学校が教えてくれないこと
  同性に惹かれるということ
  隣にいるのに気がつかない
  平等な選択の幅を
3 「フツウ」って何だろう 214


あとがき [221-224]
もっと詳しく知りたい人のために(監修・針間克己) [1-4]




【関連記事】

『クイア・スタディーズ〈思考のフロンティア〉』(河口和也 岩波書店 2003)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20080221/1542992971


『同性愛は「病気」なの?――僕たちを振り分けた世界の「同性愛診断法」クロニクル』(牧村朝子 星海社新書 2016)
https://contents-memo.hatenablog.com/entry/20170325/1489630687