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目次とメモを置いとく場

『5日間でタバコをやめる本――禁煙指導の専門医が教える』(佐々木温子 日東書院 2003)

著者:佐々木 温子[ささき・あつこ] 予防医学
イラスト:関根康信 アニメーター。『赤き血のイレブン』等。
イラスト:中林康弘 イラストレーター。
イラスト:松澤利絵 グラフィックデザイナー。
NDC:498.32 禁煙、禁酒。




【目次】
は・じ・め・に(著者) [093]
目次 [004-008]


第1章 タバコについて知る 009
【なぜタバコはやめられないのか】
タバコに含まれるニコチンが主犯 010
意志ではなく一種の薬物依存 012
ニコチン依存への道 014
ニコチン依存のメカニズム 016
ニコチンの代謝とタバコの吸い方 021
ニコチン依存度チェック 023
タバコを吸い続けるための言い訳と真実 028


第2章 タバコの害について知る 039
【あなたはこれでもタバコを吸い続けますか】
喫煙は「緩慢なる自殺」と言われている 040
  ①ガン 
  ②虚血性心疾患 
  ③脳卒中 
  ④慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫) 
  ⑤その他 

【タバコの害は、自分だけではない】 
身近な人を巻き込む「受動喫煙」 069
子供に与える影響 075


第3章 禁煙の準備をする 087
 【実際に禁煙する前に、まず準備から】
あなたがタバコを吸う理由……喫煙タイプを知る 088
喫煙日記をつける 093
なぜタバコをやめるのか?……禁煙の動機を確認する 095
禁煙によるメリットを再確認する 097
断煙法か節煙法か?……短期間の節煙後に断煙するのが効果的 099
励まし合える禁煙仲間を作る 100
ニコチンの離脱症状を知っておく 102
今すべきこと……禁煙開始日を決める 104
禁煙カウントダウン開始 106
禁煙前日 108


第4章 禁煙を始める 111
【生活を実践する】
5日でタバコをやめるプログラム 112

◆第1日目 
 禁煙を宣言することから始める! 114
 禁煙開始当日のポイントは次の3つ 116
 この5日間、毎日にわたって注意すべきこと 117
 第1日目のテーマ 122
 それでもタバコが吸いたくなったら……タバコ撃退14か条を活用する 126

◆第2日目 
 ニコチンの離脱症状は出ましたか? 129
 第2日目のテーマ 130

◆第3日目
 禁煙し続けるための気持ちの持ち方 136

◆第4日目
 禁煙の継続にも役立つテーマ……ストレスにうまく対応する 141

◆第5日目
 食事とこれからの心構え 154
 賢く食べよう 155
 非喫煙者として生活する 165


第5章 禁煙を継続する 169
【これからもずっと禁煙生活を継続するために】
タバコを吸わないという生活 170
再喫煙のきっかけ 174
タバコと情動で 178
禁煙継続に失敗する理由 182


第6章 禁煙を超えて 185 
【人間が健康に生きていくということ】
精神的にも、肉体的にも健康であるには 186
バランスのとれた食事をする 191
運動習慣を身につける 195
アルコールとのつきあい方 199
ストレス管理 202
体重管理 222
もし、万が一、タバコを吸ってしまったら? 229
軽いタバコに関する真実 230
禁煙補助剤を使いながらの禁煙 233


禁煙体験談 [241-251]



【コラム】
問題となる未成年の喫煙 
タバコは呼吸機能の老化を早める 
喫煙と健康診断の検査結果 
喫煙と病気の時間的関係 
動脈硬化とは? 
タバコと肺ガンの研究 
タバコの害に関する報告の見方 
喫煙大国だったイギリスで、なぜ人々はタバコを吸わないようになったのか①
「脂肪のとりすぎに注意しましょう」 
喫煙大国だったイギリスで、なぜ人々はタバコを吸わないようになったのか② 




【メモランダム】
・軽いタイトルに反して、中身は情報が詰まっている。おススメ。


・新刊の情報を追記。
 『禁煙治療のエキスパートドクター佐々木のいっそタバコをやめちゃいませんか?』(佐々木温子 日東書院本社 2010)


・2014年の情報を追記。第55回日本人間ドック学会学術大会。
 https://www.jikei-doso.jp/news.php?_w=News&_x=detail&news_id=610


・本書の折返しにはURLhttp://www.TG-NET.co.jpが記載されている。しかし、本書の情報も著者の情報も削除されていて何も見つからない。


・私の手元にある本の奥付には発行日がなく、カバー折返しにのみ発行日が示されている。
 初版第一刷の発行日(2003.02.01)ではなく、第x刷の発行された日付(2008.06.20)のみが書かれてある。
 これ(敢えて書籍本体の奥付には日付を記していないこと)はよくある。私の場合は、日東書院・誠文堂新光社の出版物でよく見かける。書店で本を手に取った人に対して(それが逐一公共図書館の書誌データを調べるような変人でないかぎり)、「新しい本だ」と印象付けることができる手法だと邪推している。たとえ時間がたっても、カバーを付け替えれば数年前の既刊でも、(新刊に擬態させるとはいわないまでも)古さを感じさせることを防ぐことができる。
 さらに意地悪く考えると、ひょっとしたらカバーだけ新しく第x刷と記載して、本体は第1刷のままにしたという可能性すらあるが……。
 どちらにせよ、この不親切な書誌情報の提示方法は、日東書院・誠文堂新光社的な努力だ。