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『社会科学入門――知的武装のすすめ』(猪口孝 中公新書 1985)

猪口 孝[いのぐち・たかし](1944-) 政治学、国際関係論。
NDC:301 社会科学 >> 理論.方法論



【目次】
まえがき [i-v]


第1章 社会科学とは何か 003
  社会科学の三つの課題
  資本主義の起原についてのマックス・ウェーバーの分析
  ウェーバーの議論の進め方
  社会科学における説明と解釈
  

第2章 古典に親しむ 015
  十冊の古典
  ディビッド・リカードーの場合
  フリードリッヒ・リストの場合
  第二次大戦後の展開
  アメリカの部分的な保護主義化傾向


第3章 歴史を知る 028
  歴史は繰り返されるか?
  ハノイからの手紙
  一七八九年の中国のベトナム介入の起原
  介入の論理
  中国の進攻
  和解の論理
  一九七九年の中国のベトナム介入の起原
  アメリカの介入
  解放後
  ベトナムカンボジア介入と中国のベトナム介入
  一七八九年と一九七九年の比較分析
  中国の論理
  ベトナムの論理
  ヴァン・タンへのコメント
  歴史は繰り返したか?


第4章 科学的思考を身につける 061
  科学的思考とは何か?
  実際の例を使う
  統計的な分析を行う
  虚構設定にもとづく分析
  政治体制変更の説明


第5章 批判精神を養う 074
  批判精神とは?
  農産物輸入摩擦
  日本政府の政策の検討
  農産物の自立的供給


第6章 好奇心をもつ 082
  好奇心は知識の母
  バスの窓からみたスローガン
  アジアの中の大ロシア人
  ウリ・キスル、ウリ・チャボン、ウリ、チョハル


第7章 発想を豊かにする 092
  発想がすぜてを規定する
  限界主義革命
  発送の転換


第8章 自分の眼でみる 101
  現場観察の重要性
  驚異的な記録の大胆な推論
  解剖の原則
  濃い記述
  北京大学の選挙フィーバー
  堂々と演説する浮浪者
  スンヂャとの会話


第9章 議論を好む 120
  日本人の高い貯蓄率
  支出パターン
  ボーナスとへそくり
  税制
  人口構造
  今までの習慣の温存
  定義の違い


第10章 作文を習慣づける 130
  作文はデカルト的明晰性を要求する
  日本の作文教育の欠陥
  コピーエディターの役割
  議論は三つの部分から成る
  明確な論理の展開と多くの証拠の提出


第11章 情報処理のシステムを作る 142
  システム作り
  口コミを情報源とする場合
  電算機端末を情報源とする場合
  活字を情報源とする場合


第12章 数字に強くなる 151
  数字の効果的利用法
  国際機関の統計
  日本政府の統計
  その他の情報源


第13章 外国語をものにする 157
  なぜ外国語は必要か
  外国語の習得は意欲の問題である
  脳みそを外国語漬けにしよう


第14章 政治学案内 164
1 政治哲学 
  1-1 古代政治哲学 
  1-2 近代政治哲学 
  1-3 現代政治哲学 
2 政治史 
  2-1 古典的政治史 
  2-2 現代本格派政治史 
  2-3 巨視構造派政治史 
3 現代政治学理論 
  3-1 理論的枠組み 
  3-2 実証分析 
  3-3 方法 


第15章 経済学案内 186
1 経済思想 
  1-1 古典的経済思想 
  1-2 本格派経済思想 
  1-3 異端派経済思想 
2 経済史 
  2-1 古典的経済史 
  2-2 本格派経済史 
  2-3 現代的経済史 
3 経済学理論 
  3-1 理論的枠組み 
  3-2 異端的理論 
  3-3 方法 


第16章 社会学案内 205
1 社会哲学 
  1-1 初期 
  1-2 中期 
  1-3 後期 
2 社会史 
  2-1 古典派社会史 
  2-2 新機軸派社会史 
  2-3 構造派社会史 
3 社会学理論 
  3-1 理論的枠組み 
  3-2 異端的理論 
  3-3 方法 


結語 225