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『逆流するグローバリズム――ギリシャ崩壊、揺らぐ世界秩序』(竹森俊平 PHP新書 2015)

著者:竹森 俊平[たけもり・しゅんぺい](1956-) 国際経済学
NDC:338.23 金融史・事情.銀行史・事情


逆流するグローバリズム | 竹森俊平著 | 書籍 | PHP研究所


【目次】
はじめに [003-008]
目次 [009-016]


第1章 「欧州統合」に欠けていた戦略的思考 017
欧州統合の「作戦の失敗」
共通通貨ユーロ創設のいい加減さ
ディアレクティックな発展
「市民」の概念が戦争を拡大した
なぜ第一次世界大戦は起きたのか
ジャン・モネの商売的な発想
加盟二八ヵ国の巨大経済圏へ
「欧州統合教の信者」たちの問題点


第2章 危機の原因は共通通貨ユーロそのもの 041
グローバル化と「ホームバイアス」
「ホームバイアス」の合理的な理由
国債の発行残高が大きいメリット
イタリア国債を買ったイタリアの銀行
銀行資産を拡大した小国の悲劇とは
コアとペリフェリーの「共犯関係」
つくる国と使う国への二極分解
ECBの会合とは債権者、債務者会議
アリがキリギリスを歌わせつづけた


第3章 ギリシャ救済はどこで間違えたのか 079
もともとおかしかった財政データ
ユーロの規定に「離脱」はない
「足の切断手術」か「危機のドミノ」か
じつに奇妙なトロイカの仕組み
自らインチキを認めたIMF
ユーロ圏が拒否した「ベイルイン」
脱出にみごと成功した独仏の銀行
もし「減免」が明言されていたら……


第4章 ドイツの過剰な「ルール至上主義」 111
立場の弱くなった国、強くなった国
なぜフランスはドイツに追随したのか
国債の買い上げをいやがるドイツ人
ドイツ人のいう「ルール」とは?
「神話」としての二つのイベント
「経済自由主義」が信奉される理由
「ネガティブ志向」で政府を縛る
大衆を嫌う「オルドリベラリズム
インターネットに対する恐怖感
「小市民的」であることの重要性
メルケルの「ひし形」が意味したもの


第5章 アメリカとドイツの知られざる戦い 155
ドイツへの対抗馬としてのアメリ
オバマ大統領の提案した「SDR案」
失敗に終わった米仏の「ドイツ包囲綱」
アメリカの新パートナーはマリオ・モンティ
夏休み中に熟考を重ねたメルケル
ドラギ総裁に与えた「暗黙の了解」とは


第6章 苦悩するIMF、揺らぐ世界秩序 177
突如、来日したダイセルブルーム議長
七年ぶりに日本にやってきたメルケル
IMFの願いはギリシャと手を切ること
日本の出資金にも損失が発生する
韓国国民はIMFを許していない
IMFクォータに潜む問題点
ウクライナ支援の大いなる疑問
ウクライナのEU接近を許さないロシア
援助資金の一部が武器購入に向かう?
現代版の「マーシャル・プラン」か
拡大する政治家と国民のギャップ
アメリカがIMFを脱退する日
「欧州の悲鳴」に応じるためには


第7章 日本がいま真剣に考えるべきこと 221
メルケル首相の心中を察すれば……
「お願いごと」はますます増える
日本の発言を無視はできない
ギリシャでいよいよ起こる「釘外し」
欧州統合を「バブル」に譬えたソロス
イギリスがAIIBに出資した理由
中国の要求はどこまで正当か
世界にも日本にもプランBが必要だ