contents memorandum はてな

目次とメモを置いとく場

『大江戸商い白書――数量分析が解き明かす商人の真実』(山室恭子 講談社選書メチエ 2015)

【目次】
はじめに 熊吉についてわかるすべてのこと [003-006]
目次 [007-009]


第一章 五坪に四人 江戸の人口密度を推計する 011
  緻密な悉皆〔しっかい〕調査
  髪結沽券金高〔きんだか〕
  江戸の人口分布
  日本橋地区に四五パーセント
  小間高〔こまだか〕から町人地面積へ
  人口密度の算出
  家の大きさを推定
  時間差推定
  数値解析の効用


第二章 江戸商人データ解析 029
1 江戸商人データベースの作成 030
  三井史観の呪縛
  情報源
  データベースの作成
2 平均存続わずか一五・七年 036
  年代分布の偏り
  オドロキの存続年数
  度数分布
3 株の五割は非血縁譲渡 045
  相続か譲渡
  既存か新規か
  存続年数と移動事由の関係
  選択のドラマ
4 店の五割は米屋か炭屋 055
  米屋と炭屋が二大業種
  嘉永四年の一斉店舗調査
  長寿な札差〔ふださし〕 短命な舂米〔つきごめ〕屋
  流動性係数
5 番組編成の三類型 064
  舂米屋の番組編成事情
  炭薪〔すみたきぎ〕仲買の番組編成事情
  札差たちの場合
  全域型・特化型・都心型
  流動性との関係


第三章 競争と共生 077
1 地区別店舗分布 078
  類型別店舗数
  築別店舗数
  地区別×業種別店舗数
2 大江戸ショッピングガイド 089
  菓子に呉服に袋物
  薬屋さんの全面広告
  高付加価値商品
  ニーズの多様性
  よそゆきの江戸
3 本所・深川の米流通網 098
  グリッド単位の分析
  町・丁目単位の分析
  暮らしに寄り添う商い
4 御用金をいくら出す? 107
  競争と共生
  御用金の醵出〔きょしゅつ〕金
  札差の千両箱
  四〇両多い都心型
  三〇両多い日本橋


第四章 江戸の完全競争市場 115
1 薄利寡売の茨道 116
  どちらが先?
  全域型が先行
  ベーシック比率
  二〇〇人に一軒のお米屋さん
  米屋と炭屋の売上試算
  兼業という選択
  薄利寡売の茨道
2 江戸の完全競争市場 131
  オドロキからの出発
  三類型の検出
  消費者視点と店舗視点
  なぜ店舗数が多いのか
  全域型店舗の特性
  完全競争市場の成立条件
  自由な買い手と身軽な売り手
  ヤドカリ・スタイル
  消える利潤
  全員がプライス・テイカ
  小商い栄える街
3 リサイクルショップとファストフード 152
  一二六人に一軒の古道具屋さん
  一一七人に一軒の飲食店
  四人に一人が他所者〔よそもの〕


第五章 大江戸商い模様 161
1 桜吹雪の町奉行 162
  ただいま噴火中
  問屋再興へ
  株の担保機能
  計画始動
  ミスター正論登場
  戦術的撤退
  個別撃破作戦
  集団の叡智
  緊張感が育てたシステム
2 豆腐屋甚吉の町売り攻勢 180
  罠
  店売りか町売りか
  第二の事件
  自法禁止
  ラッパの系譜
3 肴屋松五郎の鰤一〇〇本 190
  築地〔つきじ〕河岸の攻防
  押し込まれる老舗問屋
  訴状撤回
  三度目の正直
  消えたリーダー
  水の利
4 三人の両替商 198
  チクデン瀧之助
  カゼヨミ栄助
  ジミチ吉之助
5 髪結常吉と三〇〇人の仲間 205
  小川屋での蹶起〔けっき〕集会
  髪結床〔どこ〕の算盤勘定
  暴発寸前
  常吉、勝利す
6 湯屋のぬくもり 212
  町奉行の決意
  混浴禁止令
  ライバルは薬湯
  二文値引きの慣行
  「軽キものども」の難儀
  反対派の理由
  湯屋の公共性


おわりに(二〇一五年六月 著者) [226-227]